6月に見つけた野草の花
コケイランモドキ(小蕙蘭擬)
Oreorchis coreana Finet
ラン科 コケイラン属
花 期 : 6~7月
生育地 : 山地の林内、林縁
分 布 : 本州、四国、九州に点在
RL指定 : 大分県絶滅危惧ⅠB類
撮影 6月 大分県
韓国済州島の固有種と考えられていたが、2008年6月栃木県那須塩原市で発見され、2016年に日本新産で、特異な隔離分布を示す種として報告された
しかし、その後四国や九州でも発見され、今後も新産地が発見される可能性が高い
花は、コケイランより小さく、側萼片の長さは、コケイランが8.0 ~ 10.5 mm、コケイランモドキが 5.7 ~ 6.2 mm
コケイランの側萼片が鋭頂でハの字に下がるのに対して、コケイランモドキは鈍頂で水平に広がる
花期はコケイランより遅い
長楕円形の葉は、花期まで残る事は少なく、観察個体においても葉は見られなかった
初版 2023年6月29日
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