花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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シロバナオニルリソウ見つけた\(^o^)/

2023-06-04 | 花散策

以前から一度観察したいと思っていた植物のありかをご教示いただき、遠方へ向かっていたのですが、途中で気が変わり、方針変換

その植物は、急峻な深山を何時間も登らなければ観察できないうえ、今現在確実に花が咲いていると断言できないようなのです

ほとんどネットに掲載されていない植物なので、情報がつかめないんですよね

最近、何事も面倒で、疲れる事はしたくなくなってきています

という事で、あまり疲れない低山や海岸での植物観察を行う事にしました('◇')ゞ

 

低山のマルミノヤマゴボウは、もう花が終わり果実になりかけていた

 

シタキソウは蕾ばかりで、開花は一輪だけ

大分県準絶滅危惧種

 

長崎時代から毎年観察していたヒナちゃん

環境省絶滅危惧ⅠB類

小さくてかわいらしい花を咲かせる

 

低山では、クマノミズキが咲き乱れる

 

ムラサキオオハンゲ

カラスビシャクと間違いそうだが、オオハンゲの小葉は基部がつながっているよね

それに、カラスビシャクは、仏炎苞上部が付属体に巻き付く場合がある

あと、カラスビシャクは小葉の付け根等にムカゴをつけるが、オオハンゲにはない

 

ギンレイカは、小さくて質素な花を咲かせる植物

タゴボウに似ているので、別名ミヤマタゴボウ

湿った場所を好み、ツキヌキオトギリと一緒に生えているところもあった

 

私が好きなオニルリソウが沢山花を咲かせていた

長崎県では絶滅危惧Ⅱ類

佐賀県では絶滅危惧Ⅰ類

長崎県では、オオルリソウしか見たことがないが、それも絶滅危惧Ⅱ類だったのだ

 

やや! シロバナだ

初めて見る、シロバナオニルリソウに大興奮\(^o^)/

オニルリソウとオオルリソウの区別は、果柄をみると簡単

下図のごとく、果柄が長いのがオニルリソウでほとんどないのがオオルリソウ

ネットを検索しても、白花のオニルリソウはみあたらず、相当珍しいものではないのか(*´▽`*)

 

岩上のヤマツツジの花は、もう傷んでいた

 

ようやく咲き始めたルリミノキ

大分県準絶滅危惧種

ルリミノキとサツマルリミノキは見たことがあるが、まだマルバルリミノキを拝見できていない

 

フナバラソウがまだ咲いていた

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

ロクオンソウは咲き始め

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

帰りに海岸を訪れてみると、ホウヨカモメヅルの花が満開となっていた

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

土から出て、ツルを巻き始めるホウヨカモメヅル

 

ハマネナシカズラかと期待したが、またしてもアメリカネナシカズラ

揮発成分等により宿主を認識し、吸器と呼ばれる寄生根(探索糸)を宿主に侵入させ、維管束を接続し、水分や養分を横取りする

梅雨入りして花散策の頻度も減りそうです('ω')ノ