11月に入り、地元の野草の花も終盤に近づいてきました。
市街地から少しだけ山手に登って行くと、キチジョウソウの大群生地があります。
林床を埋め尽くすという言葉がぴったりの場所なんです。
キチジョウソウ自体特に珍しい植物ではありませんが、とにかく花が咲かない。
地元にはあちらこちらで群生していますが、花を見る事は滅多にないのです。
そんな中で、ここは結構沢山の花を見る事ができるんですよ。
花言葉は「吉事」「よろこび」だそうで、この花を見る事ができると縁起がよさそうじゃないですか
(*^^)v
蕾もいい色ですね
林縁ではキッコウハグマが咲いてます。
地元の山々には大量に生息しており、まったく珍しい植物ではないのですが、開放花をつける事が少ない。
日当たりの悪い場所では、このような閉鎖花が主流です。
小さくて、カールしている花弁がチャーミング
女子に大人気な花のようです。
ヤブコウジの実が綺麗だなぁ~
これも地元には大量に生息している植物。
シュスランも果実をつけている。
目立たない植物ですが、これも多く見られます。
サザンカの原種です。
長崎県には多く自生しており、この時季山地に行くとどこにでも見られます。
山口、四国、九州、沖縄に自生しているようです。
草地ではリンドウが沢山咲いていました。
昨年は盗掘があったそうです。
地元ではほとんど見られない植物なので盗らないでもらいたい。
ここのリンドウは天山のように矮性のものが多く、ハルリンドウのように見えてしまいます。
森の中へ
まだアオカモメヅルの花が見られました。
カモメヅルの仲間は好きなのですが、この花は色が地味すぎる。
チャームポイントは蕚片のカール
水辺を散策します。
タニガワコンギクです。
ノコンギクの渓流型変種。
ノコンギクよりキャシャで、花弁が不揃いのものが多い。
以上地元の秋の野草でした(=゚ω゚)ノ