花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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近場の野草

2017-11-04 | 花散策

11月に入り、地元の野草の花も終盤に近づいてきました。

市街地から少しだけ山手に登って行くと、キチジョウソウの大群生地があります。
林床を埋め尽くすという言葉がぴったりの場所なんです。


キチジョウソウ自体特に珍しい植物ではありませんが、とにかく花が咲かない。
地元にはあちらこちらで群生していますが、花を見る事は滅多にないのです。


そんな中で、ここは結構沢山の花を見る事ができるんですよ。


花言葉は「吉事」「よろこび」だそうで、この花を見る事ができると縁起がよさそうじゃないですか
(*^^)v


蕾もいい色ですね


林縁ではキッコウハグマが咲いてます。




地元の山々には大量に生息しており、まったく珍しい植物ではないのですが、開放花をつける事が少ない。
日当たりの悪い場所では、このような閉鎖花が主流です。


小さくて、カールしている花弁がチャーミング






女子に大人気な花のようです。


ヤブコウジの実が綺麗だなぁ~
これも地元には大量に生息している植物。


シュスランも果実をつけている。
目立たない植物ですが、これも多く見られます。




サザンカの原種です。


長崎県には多く自生しており、この時季山地に行くとどこにでも見られます。
山口、四国、九州、沖縄に自生しているようです。




草地ではリンドウが沢山咲いていました。


昨年は盗掘があったそうです。


地元ではほとんど見られない植物なので盗らないでもらいたい。


ここのリンドウは天山のように矮性のものが多く、ハルリンドウのように見えてしまいます。




森の中へ


まだアオカモメヅルの花が見られました。


カモメヅルの仲間は好きなのですが、この花は色が地味すぎる。


チャームポイントは蕚片のカール




水辺を散策します。


タニガワコンギクです。


ノコンギクの渓流型変種。
ノコンギクよりキャシャで、花弁が不揃いのものが多い。




以上地元の秋の野草でした(=゚ω゚)ノ