久しぶりにカワヂシャを見たいと思い、あちこちの川へ探索へ行ってみました
先日見つけたミゾコウジュをもう一度訪問
まだ花が咲いていた
環境省準絶滅危惧種
マメグンバイナズナやハマエンドウを撮影
ハマエンドウの花の上にテントウムシがいた
コナミキにも挨拶
環境省絶滅危惧Ⅱ類
まわりの雑草に負けじと草丈を伸ばしていた
ケカタバミ
現在はカタバミに含まれてしまったが、かつてカタバミの海岸型変種とされていた
葉表に毛が多い
イヨカズラ
大分県準絶滅危惧種
お~~ これはアリマウマノスズクサではないか?
海岸の樹林帯内に群生していた
大分県では、御前岳に記録があるが、これに関しては葉っぱだけの記録で、花は確認されていない
このタイプの葉は、オオバウマノスズクサにもみられるので、葉っぱだけでの同定では信ぴょう性に欠ける
この葉もオオバウマノスズクサの可能性があり、花の確認が必要
西宮の湿生・水生植物 というホームページに掲載されているアリマウマノスズクサの葉(画像上)と、今回発見した葉(画像下)を比較してみた
※画像の無断掲載をご容赦ください
葉の形態はもちろん、葉脈のパターンも酷似している
なお、私が過去撮影したアリマウマノスズクサの葉はこのような細葉タイプではないので、比較できなかった
花を確認した結果、これがアリマウマノスズクサであったなら、大分県新産植物とされる可能性があるのではないか?
クロバナイヨカズラ
大分県では絶滅危惧ⅠB類と大変珍しいものだ
長崎県で観察したクロバナイヨカズラに比べると、花色がやや薄い
ヒメアリドオシ
かなり薄暗い樹林帯内に自生していた
葉は小さく、枝はよく分枝する
林縁では、サカキカズラの花がほぼ満開となっていた
ホウロクイチゴも花盛り
沢をうろついてカワヂシャを探す
沢岸の岩上にコバノタツナミが多く着生していた
草丈は、5cm~10cmほどと小さく、鋸歯は3~4対しかない
種子島の太田川では、渓流型コバノタツナミが発見されている
特徴は、矮小で葉も小さく、葉身は基部がくさび形で菱形に近い形になり、鋸歯数も少なくなる
水流を受け流すような葉形を獲得したものだ
そういわれれば、ここのものも渓流型と言えるのかもしれない
渓流の岩上に着生するニガナの仲間
舌状花が8枚なので、ハナニガナと思いきや、さにあらず
茎葉は非常に細く、基部は茎を抱かない
また、根出葉も細く、ハナニガナとは思えない
このタイプは時々みかけるので、調べてみるのだが、ニガナの亜種、変種類に適合する種がないのである
私としては、ホソバニガナであってほしいと思うのだが、葉に棘状の鋸歯があるので違っている
やや! これはなんだ(@_@)
大変自然度の高い渓流に生えているので、私がまだ見たことがない希少な野草かと思ったら・・・
カッコウセンノウという園芸種じゃないか
なぜこんなところに生えているのか理解できない
岩に染み出る水を吸うチョウチョ
結局カワヂシャは見つからず(T_T)