昨日は、大分県において唯一発見しているキエビネの花を撮影に行きました
キバナチゴユリの自生地をのぞいてみたが、10株ほどあったものがすべてなくなっていた
近くのヒメナベワリもなくなっていて茫然とする
しかたがないので別の自生地へ向かうが、藪が深いのであまり気乗りしない場所なのだ
毎度の事ながら、あまり花が開いていない
大分県絶滅危惧Ⅱ類
ヒメミヤマスミレ
フイリコミヤマスミレ
エビネ
緑系の花を選んで少し撮影してみた
さて、人知れず花を咲かせているキエビネ
大分県レッドリストのカテゴリーは、最高ランクのⅠA類
探し出すのに4年かかってしまった
長崎県では、毎年多くのキエビネを撮影していたのに、大分県では縁がなく悲しい思いをしていた
暗い森の中に、たった1株だけ
ネット上のキエビネの中には、疑わしいものも見られるので、おせっかいながら識別のポイントを示してみた
下図のごとく、偽キエビネの唇弁(中裂片)は2裂するのに対して・・・
(長崎県で撮影したタカネ)
本物は2裂しない
※キエビネの唇弁中裂片の先は尖って垂れ下がるとの記述もあるが、必ずしもそうではないと思っている
偽キエビネの距は下図のような長さだが・・・
(大分県で撮影したタカネ)
本物のキエビネの距は、より短い
余計なお世話だ! 自分がキエビネだと思っていればそれでいいんだよ
と言われそうですね((+_+))
3弁花のコマユミ発見!
サイハイランが咲き始めていた
ツルカノコソウ
元長崎県民は、こんなものも撮影する
長崎県では絶滅危惧ⅠB類と大変希少だったのだ
ツボスミレ
アギスミレかもしれないが、花期のアギスミレの葉はツボスミレと区別が難しいものもあるようだ
まだサバノオの花が見られた
草丈10cmほどのヒメホウチャクソウ
草の大きさと花の大きさがアンバランス
通常のツクバネソウの花
APG分類ではシュロソウ科で、4数性を示す植物
葉と萼片(外花被片)は、ともに4枚
こちらは、私が勝手に命名したミツバツクバネソウ
葉と萼片(外花被片)は、ともに3枚
通常、数性と葉の数は関係ないはずだが、ツクバネソウに関しては、萼片(外花被片)が3枚だと、葉も3枚となる
おっ! これは(*´▽`*)
普通の4枚葉だが、萼片(外花被片)は3枚しかない
雌蕊3本、雄蕊6本で、3数性を示している
旧ユリ科(エングラー)は3数性と言われているので、先祖返りしたのかもね
なんと命名しようか・・・
ガクオチツクバネソウ(コウ命名)
ヤブデマリ
ヒメウラシマソウ
小さくてかわいらしい
私は祖母山系で見かける事が多い
肌寒い一日でした('ω')ノ