花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
学術研究・調査のカテゴリーはパスワードを入力の上閲覧してください

平尾台など

2022-07-30 | 花散策

7月29日 金曜日 晴れ

キレンゲショウマを観賞に行こうと思ったが、お天気が悪いようだ

各地の天気を調べると、福岡方面は晴れるらしい

 

という事で、平尾台にノヒメユリやキキョウを見に行こう

 

平尾台の前に、まだ見たことのないランを探しに行く

見つけられるかわからないが、とりあえず山に登ってみた

 

藪漕ぎしながら、山頂を目指す

木登りするカニやセミを観察

 

エリマキツチグリに似ているが、フクロツチガキかな?

 

藪漕ぎ中、いくつかのナツエビネを見つけた

花茎を立てて、もうすぐ花を咲かせそうだった

 

なんとか見つける事ができたが、まだ開花が始まったばかりのようだった

環境省絶滅危惧ⅠA類

 

根茎により栄養繁殖を行い、コロニーを形成するとの事だが、私が見た場所では、集団ではなく散在といった感じ

かなり薄暗い場所に自生し、普通葉を持つが、菌への依存が非常に強いのではないのか?

自生地の菌が、ランを育成するのに十分とは言えず、栄養繁殖も難しいのかもね

また、花茎が発生している個体はわずかで、種子による繁殖もあまり期待できないようだ

このような環境の自生地なので、更新が円滑でない場合、消滅する危険性が高いと思われた

とりあえず山頂を踏んで、駆け足で下山

藪漕ぎの際、ハチに刺され腕が痛い

以前、スズメバチに刺された事があったので、アナフィラキシーショックが心配されたが、無事であった

 

気温が高く、かなりダメージを受けたが、頑張って平尾台へ

炎天下の平尾台はかなり辛いが、強風が吹いているので、やや体温を下げるのに貢献してくれる

 

ヒオウギの咲く風景

強風で花が揺れ動き、撮影もままならない

台風の影響だろうか?

 

ノヒメユリの咲く風景

環境省絶滅危惧ⅠB類

この花を見ると、故郷を思い出す

黄色いのはないけどね

 

ミシマサイコも多く自生している

環境省絶滅危惧Ⅱ類

どちらかというとホタルサイコの方が見たい

 

ホタルサイコに比べて葉が細く、茎を抱かない

 

キキョウも沢山咲いている

環境省絶滅危惧Ⅱ類

長崎には多くの草原があるが、そんなところにキキョウは自生していない

荒々しい海岸の岩場でたくましく生きているのだ

 

ヒキヨモギも少し見られた

 

熱中症なのか、立ち眩みがしてきたので散策を中止し帰宅する事にした

楽しみにしていた、ヒナノキンチャクはまた後日

 

低速車が行く手を塞ぎ、嫌気がさしたので速見で高速を降りた

それにしても、高速道路を60Kmで低速走行する人は何を考えているのだろうか?

後ろから次々に車が追い付いて、大行列となっていた

 

寄り道で撮影した花

野生化したヒメイワダレソウ

 

田の畔で良く見られるシロバナサクラタデ

 

季節外れのヤエヤマブキとクサノオウ

 

ムクロジの赤ちゃん

県外に出てみると、大分県のガソリンの高さをあらためて認識する

出発前に大分市で給油した際、1リットル182円だったが、福岡県では158円

30リットルも給油すると600円以上の違いがある

大分県を訪れる方は、大分に入る前に他県でガソリンを満タンにしておく事をお勧めします

それではさようなら('ω')ノ