花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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黒髪山系 衝立岩に登る

2018-12-16 | 藪漕ぎ クライミング

昨日は久しぶりに晴天の空が見られ、寒さも少し緩んで穏やかな日和の中、黒髪山系に出かけてみました。

近頃牧山方面に登っていなかったので、衝立岩を経由して、牧山~青螺山を縦走する事にしました。

衝立岩には登山道はありませんが、登っている方も多いのではないでしょうか?

ちょっと危険な場所もあり、誰にでもお勧めできるというルートではありませんので、ルート図は掲載いたしません。


今日のカメラは先般久しぶりに防湿庫から引っ張り出したXZ-2です。

カメラの性能が最も問われる山岳写真で、XZ-2がどの程度の実力を有しているのか確かめてみましょう。


雲一つない晴天の竜門駐車場に到着

誰もがここで撮影したくなる青牧山(牧Ⅱ峰)の風景


竜門ダムの周回道路を歩いて、牧山新道へ向かう

眼前にはこれから登る衝立岩が!


牧山新道をしばらく登る


早くもヤマアイの花が咲いている

普通のコンデジやスマホよりも大きいとは言え、1/1.7型の小さなXZ-2のセンサーでは、林内の野草を撮影する際フラッシュを使用せざるを得ない


衝立岩へと続く尾根に到着し、ここから藪漕ぎ開始

木の根につかまりながら崖を登る


崖の途中でマンリョウの実が見えた


ちょっと怖い状況の中撮影


尾根の途中の岩場で休憩


青牧山(牧Ⅱ峰)が見える


後ほど登る蛙岩も見えます


蛙岩をズーム


ダイナミックレンジの狭いコンデジは逆光に滅法弱い


岩場特有の灌木が蜜に茂る斜面を登っていくと、徐々に歩きやすい樹相にかわってきた


暗い樹林帯を抜け衝立岩に到着した




これはニシノハマカンゾウだと思っているのですが、花の時期に来た事がないので確証はない


ブゼンノギクのロゼットも見られる




衝立岩からの展望をご覧ください




下に見える岩は蟹岩


蟹岩にも登れるという話を聞いたが、まだ行った事がない






己の影を撮影してみる


ピョンと突き出たあの岩は、私が勝手に乳頭岩と名付けました




ウンゼンマンネングサや


ツクシトウキといった珍しい植物が見られます


前方に見えるナメクジのような岩


この岩に登るルートもなかなか面白いのです


さて、これから画像の中央に見える岩を経由して、蛙岩に登りましょう


岩の基部に到着


灌木を頼りに岩を登る


名もなき岩場に到着


良い展望


名もなき岩からさらに登ると蛙岩


あれが蛙の目ん玉だ!




下に見える、もう一つの目ん玉にも行けるが、今回はパス


ここからは、牧山新道に戻り、乳頭岩を目指す


牧山の少し下にある乳頭岩に到着(*^^)v




乳頭岩から牧山へはもう一息


このルートにはミヤマウズラが多く見られる


ミヤマシキミ(スキミア)の鮮やかな実が美しい


牧山到着\(^o^)/


気持ちの良い自然林を満喫しながら、青牧山(牧Ⅱ峰)まで歩く


このルートに沢山生えているフデリンドウは、遠い春を待ちかねている


そうこうしているうちに青牧峠


青螺山への尾根の途中には、風の道がある

ここにはいつも風がそよいでいて、夏の暑い時期にはオアシスのような場所


難所を登っていくぞ~




撮影スポットの崖


崖のやせ尾根を登っていく


誰もいない青螺山山頂


伊万里湾方面が良く見える


こちらは逆光の黒髪山方面


ついに山ン城ルートが封鎖された

阿弥陀山の植林帯で間伐材が放置され、非常に歩きにくくなって以来、山ン城には行っていない


山頂から見返り峠方面へ下山

少し登り返して、青螺御前の山頂を通過


これはベニドウダンの果実かな?


途中の岩場では、いまだにブゼンノギクの花が咲いていた


見返り峠から龍門へ下山


小さなケルンが沢山造られている


龍門の暗い森をコンデジで撮影するのは無理がある


ISO1600ぐらいまで上げると、完全にディテールが失われ冴えない絵となってしまう


お馴染みの滝でマイナスイオンを浴びて、本日の任務終了

やっぱり黒髪山系の岩場は最高ですね!

こんな素敵な山系が比較的近くにある事は幸せな事です


ところで、カメラの話ですが、今回久しぶりにXZ-2を携えての登山だったのですが、やはりこのカメラでは私の許容範囲を超えて、物足りなさをひしひしと感じる結果となってしましました。

具体的に何が問題なのかと言われれば、明確には答えられませんが、ひとえにダイナミックレンジの狭さと高感度耐性の低さに尽きるのかもしれません。

カメラの実力が明確に表れる山岳写真や暗い林内での風景や野草の撮影では、やはりフルサイズ一択というのが私の結論です。

このへんは携帯性とのトレードオフという事になるのでしょうが、近ごろ注目の的となっているフルサイズミラーレスが打開策となるのかもしれません。

フルサイズミラーレスの中では、やはり堅牢性に定評のあるニコンのZシリーズという事になるのでしょうか?

ちなみに、今持っているニコンのD750やD5300は何度も岩にぶつけたり、落としたりしましたが、なんともありません

ニコンZ-6のレンズキットで30万円前半

もう少し値落ちするのを待って購入してみようかな~

キットレンズの実力も相当なものらしい

という事で、年末であわただしい季節となりましたが、健康の為にも週に一度は登山を継続していこうと思います

ご覧いただきありがとうございました(=゚ω゚)ノ