8月に見つけた野草の花
ベニシュスラン(紅繻子蘭)
Goodyera biflora (Lindl.) Hook.f.
ラン科 シュスラン属
花 期 : 7~8月
生育地 : 常緑樹林内の林床 沢沿いの林床、岩場
分 布 : 北海道~九州
RL指定 : 大分県絶滅危惧ⅠB類
撮影 8月 長崎県 大分県
ベニシュスランの共生菌はケラトバシディウム科の菌で、いわゆるリゾクトニアと呼ばれるラン科植物の多くが共生している腐生性の異担子菌類である
暗所に生育するランは緑色葉をもつものの光合成量が不十分であるため、共生菌から炭素化合物の供給を受けて不足分を補っているものと考えられる
長い花筒の理由は、中舌の長いナガマルハナバチやトラマルハナバチに送粉適応し、他の昆虫に盗蜜させない為だと思われる
初版 2015年8月23日
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