この時期見られる希少植物の自生地を訪れてみました
先ずは、南方系のラン
環境省絶滅危惧ⅠB類
薄暗い森の中で、ひっそりと花を咲かせていました
花は3日程しか開いていないという事なので、自生地を訪れるタイミングが難しい
琉球列島等、温かい地域に分布するようです
次はキバナノヒメユリ
今年は開花が早かった
以前、絶滅危惧ⅠA類に指定されていましたが、今はノヒメユリに含められ、絶滅危惧ⅠB類のようです
キバナスゲユリという名で、絶滅危惧ⅠA類に分類されています
YListや環境省の植物目録にも掲載されていない種名で、なぜこのような名を採用しているのか理解に苦しみます
私の推測ですが、キバナノヒメユリというのは、ノヒメユリの色違いという扱いで、品種、亜種、変種という位置づけではないという事なのでしょう
キバナノヒメユリは、形質的な差異や分布地域の観点でノヒメユリの変種として定義されています
昔は自生地に行けば、すぐに目につく程多く見られたのですが、近頃ではなかなか見つけられない事が多いのです
次はササバラン
環境省絶滅危惧ⅠB類
草地で見られるラン科の植物です
海岸付近でよく見られるタキユリ
環境省絶滅危惧Ⅱ類
今ではカノコユリと同一とみなされているようです
これもキバナノヒメユリと同様、遺伝子の観点からみるとそういう事になるのでしょう
APG体系というのはロマンがないですね~
シマシャジンなんか、サイヨウシャジンと同一という事らしいですから
山では、ヒナノシャクジョウが出ていました
長崎県準絶滅危惧種
小さいので見つけるのは難しい植物
ホンゴウソウと同種の菌に寄生するという事で、同じ自生地で見られる事もあるようです
さて、希少植物はここまで
これからは、皆さんお馴染みの普通の植物です
やや標高の高い山では、ヤマホトトギスが咲き始めていました
オカトラノオと蝶
暑い時期の花と言えば、ハンカイソウ
ツルマサキの小さな花
ニガクサ
似ているツルニガクサには腺毛が生えている
ヤマノイモ
自然薯(じねんじょ)というと、珍しいものというイメージをもつ方もいるかもしれませんが、どこにでも生えている植物です
ヨロイグサかな?
草丈2m程もある
セリ科の同定はちょっとむずかしい
タデ科も難しい植物です
オオハルタデかな?
托葉が同定のポイントになる事があるので、撮ってみましたがなんとも
オオハルタデは遺伝子調査で、ハルタデに含められているようです
カワラナデシコは沢山咲いていました
コマツナギ
梅雨明けして暑い日々が続きそうですね(^O^)/