花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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貫山 オキナグサやリュウキュウコザクラを観察

2021-04-06 | 登山

近場でオキナグサを探すのも難しそうなので、平尾台まで見に行きました

花の盛は少々過ぎていたようですが、予想外に多くのオキナグサが見られ、よかったです

それに棚ぼたで、ツチグリも発見し上機嫌

長崎では、一度だけ見た事がありますが、久々のご対面で、この日一番の収穫となりました

沢山の花に出会い、お天気も良く、ご機嫌なトレッキングでした

 

吹上峠から大平山へ

 

大平山山頂

朝は寒かったのですが、気温が上がり汗が吹き出す

アウターをぬいで、フリース一枚となる

 

穏やかな気候で、気持ち良く歩ける

 

四方台から貫山へ向かう

 

貫山までは、なかなかの急登だが、ダブルストックのおかげでそれほどきつくなかった

 

岩山へ向かう

大平山あたりの羊群原が素晴らしい

 

岩山到着

 

大平山を巻いて、吹上峠にもどりました

 

出会ったお花

 

ツチグリ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

大量に生えているキジムシロに混じって、ツチグリが見られた

下の写真に写っている花はキジムシロの花です

小葉が細長いものがツチグリの葉で、丸いのがキジムシロ

キジムシロの葉裏には毛が生えてないのに対して、ツチグリは毛が密生して白く見える

 

↑がキジムシロの葉裏

↓がツチグリの葉裏

 

ツチグリの花

そういえば長崎の花図鑑にツチグリを掲載するのを忘れてた

長崎で撮った写真見つかるかなぁ~

 

環境省のいきものログにツチグリが掲載されていましたので、以下に転記しておきます

ツチグリは草地に生育する多年草です。地下にできる根茎は太く、その一部が著しく肥厚した塊状~紡錘状になります。和名はこのクリのようになった根茎が、ツチグリという名前の由来となっています。この根茎は皮をむいて生でも食べられるといいます。ツチグリによく似たミツバツチグリは普通に見ることができますが、ツチグリのような根茎はもちません。茎は高さ15~40cmで、地際から生える葉は、3~7枚の小葉からなります。小葉は長楕円形かそれよりも狭く、長さ2~4cmです。葉の裏面は白い綿毛が密生しています。綿毛は表面からも確認でき、葉を縁取っているようにも見えます。4月から5月に12~15mmの黄色い花を花茎の先に数個つけます。ハート型の花弁の下につくガク片の外側には、葉と同様の綿毛があり、白っぽく見えます。
 ツチグリは愛知県以西の本州、四国、九州に分布し、明るい草地に生育します。10の県で自生していたツチグリですが、2014年に出版されたレッドデータブックの事前調査ではそのうち8県で生育が確認されました。
 減少要因の一つとして草地の減少があります。ツチグリは乾燥した環境を好むため、自然の遷移により樹木が侵入してくると生育できなくなってしまいます。また、草地の開発による自生地の消滅、人による踏みつけによって減少しているようです。
 国外では朝鮮半島と中国北部に分布が確認されています。

 

リュウキュウコザクラ

 

長崎県ではCRなんで、結局見つける事ができなかった

 

花も小さいが、葉っぱもとても小さかった

 

多くのホタルカズラが道を彩っていた

 

フデリンドウとセンボンヤリ

 

ヒトリシズカは大変多く自生していた

 

オキナグサ

環境省絶滅危惧Ⅱ類

オキナグサの花は、上を向いて咲くよりも、このようにうなだれて咲く方が好きです

 

大分の某所はひどい事になってますが、ここがそのようにならない事を祈ってます(・_・;)

おわり(^O^)/