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寄生植物のヤッコソウ
一度は見に行きたいと思っていたのですが、長崎から自生地への道のりはとてつもなく遠かった
しかし、大分へ移住した今、自生地は自宅から100Km圏に近づいたのでした
晴天に恵まれた土曜日、念願のヤッコソウに逢いたくて出かけてきました
現地に到着し、車から降りると、南国宮崎の日差しは刺すように痛い
11月とは思えないような強い日差しに驚いた
ヤッコソウの自生地は、宮崎県延岡市にある熊野江神社の裏山なのでした
参道の植物など観察しながら、自生地へ向かう
コクランが多く見られた
アリドオシ
キッコウハグマは閉鎖花ばかり
オオアリドオシ
ツルコウジ
すぐにヤッコソウが現れた
シイノキなどに寄生するキモイ植物
分泌液を放出し、昆虫をおびき寄せるそうだ
スズメバチが分泌液を摂取しにきており、恐ろしかった
ニョキニョキ伸びてる株もある
秋も深まっている中、やぶ蚊の襲撃を受け、数か所刺されてしまった
南国宮崎は11月でも暑くてたまらない
キモイ寄生植物を堪能し、帰路につく
途中、砂浜へ立ち寄った
潮風を浴びてリフレッシュ
珍しいグンバイヒルガオが花を咲かせていた
南方に多いグンバイヒルガオは、温暖化により北上しているようです
特徴的な葉
先日ある方が、江津湖にヒメバイカモを見に行ったといっていたので、私も自生地を訪れてみました
江津湖ではありませんが
ひょっとして、まだ花が咲いてるかもしれないとの期待は裏切られた
ヒメバイカモ
環境省絶滅危惧ⅠB類
来年は是非花を見に来たい
その後、大分県のとある山で花散策
寂しさを感じる秋の林床にはフユノハナワラビ
秋はアザミの花が目立っている
湿った場所にはツクシショウジョウバカマが見られた
シラネセンキュウも湿潤な場所に自生している
サツマイナモリが蕾を抱えていた
大分の山ではあまり見られないコクラン
ミヤマウズラ
コウヤボウキは非常に多い
シロヨメナ
日当たりのよい林縁にはヤクシソウ
センボンヤリ
薄暗い谷筋にはキッコウハグマ
オオアリドオシ
やや湿った場所にはセンブリが大変多く見られた
センブリは、5弁が多いのですが、これは7弁\(^o^)/
長崎では、準絶滅危惧種に指定されている程少ないのですが、大分では多く見られる
山頂に到着
この日は、山路でクロヤツシロランの果実を見つけた
ビックリする程多くの果実が見られた
経験的にヤツシロラン類は、花を咲かせても着果率は非常に小さいと考えていたのですが、間違いだったのでしょうか?
アキザキヤツシロランとクロヤツシロランを果実の状態で見分けるのは難しいらしいが、色味的にクロヤツシロランだと判断した
私は、腐生ランや寄生植物などキモイ花が大好きなので、来年の花の時期が待ち遠しい
陽が傾いてきたので帰りましょう