花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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南へ向かえ 花散策

2022-05-04 | 花散策

本日は、南方でカマエカズラ等を見物してきました

長崎には、トビカズラという植物が自生しており、カマエカズラの近縁となっています

トビカズラは、かつて日本に広く分布していたとされていますが、現在は熊本県山鹿市と長崎県佐世保市にのみ自生しています(その後、天草、久留米でも見つかっています)

 

以前撮影したトビカズラの花

 

自生地を訪れてみると、辺り一面をカマエカズラの葉が覆っていて、大繁殖していました

 

トビカズラの近縁なので、花は似ていますね

 

カマエカズラは、蒲江だけに自生する固有種で、大分県の天然記念物に指定されている

※訂正:カマエカズラはウジルカンダの別名で、大分・鹿児島・沖縄に分布する

 

近くの海では、ハマボウフウが沢山自生していました

食用として用いられるので、乱獲され自生数は減少しました

多くの県で、絶滅危惧種に指定されており、長崎県では絶滅危惧Ⅱ類

ですが、大分県では普通種でした

 

海岸付近に自生するサダソウも見られました

大分県絶滅危惧Ⅱ類(2022年度版)

花は小さすぎて良く見えませんね!

 

せっかく蒲江まできたので、もう少し足をのばしてみましょう

 

ハルちゃんの自生地では、3株程花を咲かせていました

環境省絶滅危惧Ⅱ類

キモイ花を咲かせるのですが、私は大好きなのです

 

一般の方には花には見えないでしょうね

この植物に関しては、あまり詮索しないでくださいね('◇')ゞ

 

暗い森の中で怪しく輝くギンリョウソウ

 

カザグルマの自生地にも立ち寄りました

環境省準絶滅危惧種

 

日本のクレマチス

 

まだバイカイカリソウの花が咲いていました

 

先日見つけた、キエビネではないかと思った蕾は、残念ながらタカネでした

私はいまだに大分県でキエビネを発見できていません(+o+)

 

大繁殖するカマエカズラの葉と美しい海

なかなか素敵な風景でした(^^)/