![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/cc/38c1e95e7445e249ff86b5451bcae194.jpg)
9月に見つけた野草の花
シラヒゲソウ(白髭草)
Parnassia foliosa Hook.f. et Thomson var. foliosa
ニシキギ科 ウメバチソウ属
花 期 8~10月
生育地 山地の湿地、湿潤な草地や岩場
分 布 本州~九州
RL指定 大分県絶滅危惧Ⅱ類
撮影 9月 大分県
シラヒゲソウは、草丈30~50cm程度の多年草
短い根茎から、5~8本の花茎が分かれ、茎頂に直径2~3cmの白い花を付ける
ウメバチソウ属は、以前ユキノシタ科に分類されていたが、分子系統解析にもとづく分類体系のAPGでウメバチソウ科へ、さらにAPGⅢではニシキギ科に統合された
花は単生し、10本の雄蕊のうち5本が仮雄蕊(かゆうずい)で、葯が未発達で生殖機能を持たず、蜜腺により送粉者を誘引する
ウメバチソウシロハモグリは、ウメバチソウに斑状潜孔をつくるハモグリガ科の新種昆虫であるが、この小蛾の幼虫は、シラヒゲソウの葉も食害する事が示唆されている
仮雄蕊に誘引された昆虫
蜜はどこから分泌されるのか?
初版 2019年9月19日
画像アップロード 20220906
記事アップロード 20220915
関連記事