to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

シャッター アイランド

2010-04-10 23:16:02 | the cinema (サ行)
全ての“謎”が解けるまで
この島を出る事はできない。

製作年度 2009年
原題 SHUTTER ISLAND
上映時間 138分
原作 デニス・ルヘイン 『シャッター・アイランド』(早川書房刊)
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングズレー/ミシェル・ウィリアムズ/エミリー・モーティマー/マックス・フォン・シドー/パトリシア・クラークソン

マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの4度目のタッグとなるミステリー・サスペンス。「ミスティック・リバー」の原作者デニス・ルヘインの手によるトリッキーな謎解きスリラーを映画化。
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。

公開までかなり待たされた、レオの「シャッターアイランド」観て来ました。
あなたは開始何分でこの謎が解けるか?と、予告でもいっていたようですが、
観る前から予想していた通りでした。
でも―
ソレが確信になる頃には、ストーリーの中に引き込まれていますので、
謎が解けてもそのストーリーに興味を失うことはありません。
大絶賛まではいきませんが、かなりスリリングな2時間18分、楽しめました

初日が金曜日ということもあり、混雑を避けて夜の回を選んだら、ほぼ8割方がカップルでした~。
話題の超日本語吹替ではなく字幕版だったから余計に平均年齢が低かったのか?
ただ、声(セリフ)も演技の一部という気がするし、
アニメと違ってその臨場感、迫力はこの作品もまず字幕で観たかったんですが、
日本の公式サイトでその吹き替え版の予告をみても、そんなに違和感はなかったですね。
字幕は追いかけられないほどではないですが、ストーリーだけに集中したいなら、吹替版もアリかも知れません。

ストーリーは何を書いてもネタバレになってしまいそうですが、
緊張感を煽る音楽も気にならないほど、かなり集中してみましたが、
「騙されるな!」みたいなキャッチコピーだと、以前あまりにも騙されまいと挑んでみた「アフタースクール」で、
私的には騙されないことで損した気がした結果になってしまったのを思い出しますので(笑)
これはもう素直に見て正解♪
久しぶりに出口に向かうやいなや「どこで解った~?」「頭がこんがらがったよ」などと小声で感想を言い合うひとが多かった作品でした。

ディカプリオの演技を堪能できましたし、
他のキャストも存在感をもって作品を引っ張っていきます!
謎解きだけに終わらない、むしろ謎が解けてからの方にこの作品の訴えているものがあり、
ラストシーンのテディの一言が心に残ります。

すっかり恰幅も良くなって男っぽいレオさまですが、今回私的には「ロミジュリ」の頃の面影を見たシーンがあり、
それが凄い嬉しかったです~後半にその表情は見れます

申し訳ありませんが、コチラの作品の"完全ネタバラシ"の記事はTBを戴きませんのでご了承下さい