人類、立入禁止。
原題 DISTRICT 9
製作年度 2009年
製作国・地域 アメリカ/ニュージーランド
上映時間 111分 映倫 PG12
脚本 ニール・ブロンカンプ/テリー・タッチェル
監督 ニール・ブロンカンプ
出演 シャールト・コプリー/デヴィッド・ジェームズ/ジェイソン・コープ/ヴァネッサ・ハイウッド
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
コチラは先日「月に囚われた男」の前に、強行鑑賞。
SF2本を続けて観た訳ですが、順序としてはやはりコチラを先に観て正解だったかと思います。
面白いという評判以外、予告も観ないで鑑賞。
エイリアンが登場するからには、ある程度のグロは覚悟で行きましたが、
普通に戦争モノが観られる方なら、大丈夫なくらいのものでした。(血も肉片も飛び交いますが)
で、面白かったです♪
少しネタバレ気味の感想です。
南アフリカのヨハネスブルグ。
難民となったエイリアンは、知能は高いはずなのに、長年の居住地区での暮らしの中で、
無秩序な生活に甘んじている。
あの大きな宇宙船の中で180万ものエイリアンが暮らし、束ねる人も居なかったのか?とか、
スーパーで物を盗むにしてもタグをみて、ブランド品に拘るとか、突っ込みたくなるけれど、
冒頭からのドキュメントのような流れで、掴みはOK!
全世界が注目しているニュース映像も、実際、遠く離れていればやはり対岸の火事をみているようだろうから、
結構テレビで臨時ニュースをみているようでリアルな感じかも。
身近なものだと、ゴミの集積場所だって前の町内ではモメテいたし、
同じマンションに出入りの激しい東南アジア人が一部屋に集団で住んでいて騒がしくてイヤだといっていた友人もいたし、
そういう話をきいても、せいぜいアドバイスをするぐらい。
人間同士でもこれなのだ。
渦中に居なければ大半の人は、なんでも本気では考えないこと。
ましてこの第9地区の難民はエビと揶揄されるようなビジュアル。しかも、凄い勢いでその数を増やしていくし。
プロジェクトの最高責任者に抜擢されたエイリアン対策課のヴィカスも幸せな生活の中にあって、危機感がなく、
世界中が注目するそのシチュエーションに小躍りせんばかりのテンションで臨む。
撮影カメラを意識してあざといと云うしかない彼の難民への通達、サインの搾取。それは百戦錬磨のセールスマンのよう。
しかしある一軒に押し入った際、調子に乗って押収した物体をいじってしまい、彼の運命は…


どんな人でも、多かれ少なかれ、知らないところで敵を作って生きているかも知れない。
ヴィカスもまたちょっと調子に乗るタイプの、それが厭な人にとってはいけ好かない男だったかも知れない。
でも、殺されるよりも恐ろしい目に遭うなんて―…、あっていいわけが無い。
しかもその命の商人は、最も争いたくない人物ときた。
それからの彼は、身も心も、、変貌する。
超高額品として狙われ追われながら、もがき苦しんだ果てに、
今まさにヒトとしての戦いを始める―。
舞台は南アフリカ。監督も、多くのキャストも南アフリカ出身ということで、
社会的な風刺を込めて作られているのは勿論だけれど、
エイリアンVS人間というありがちとも思えるテーマも、宇宙難民VS地球人(MNU)としたことで新鮮だし、
極限状態に陥った男のドラマとしても心を打つものがあり、一見の価値があるSFアクションドラマでした
原題 DISTRICT 9
製作年度 2009年
製作国・地域 アメリカ/ニュージーランド
上映時間 111分 映倫 PG12
脚本 ニール・ブロンカンプ/テリー・タッチェル
監督 ニール・ブロンカンプ
出演 シャールト・コプリー/デヴィッド・ジェームズ/ジェイソン・コープ/ヴァネッサ・ハイウッド
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。

コチラは先日「月に囚われた男」の前に、強行鑑賞。
SF2本を続けて観た訳ですが、順序としてはやはりコチラを先に観て正解だったかと思います。
面白いという評判以外、予告も観ないで鑑賞。
エイリアンが登場するからには、ある程度のグロは覚悟で行きましたが、
普通に戦争モノが観られる方なら、大丈夫なくらいのものでした。(血も肉片も飛び交いますが)
で、面白かったです♪
少しネタバレ気味の感想です。
南アフリカのヨハネスブルグ。
難民となったエイリアンは、知能は高いはずなのに、長年の居住地区での暮らしの中で、
無秩序な生活に甘んじている。
あの大きな宇宙船の中で180万ものエイリアンが暮らし、束ねる人も居なかったのか?とか、
スーパーで物を盗むにしてもタグをみて、ブランド品に拘るとか、突っ込みたくなるけれど、
冒頭からのドキュメントのような流れで、掴みはOK!
全世界が注目しているニュース映像も、実際、遠く離れていればやはり対岸の火事をみているようだろうから、
結構テレビで臨時ニュースをみているようでリアルな感じかも。
身近なものだと、ゴミの集積場所だって前の町内ではモメテいたし、
同じマンションに出入りの激しい東南アジア人が一部屋に集団で住んでいて騒がしくてイヤだといっていた友人もいたし、
そういう話をきいても、せいぜいアドバイスをするぐらい。
人間同士でもこれなのだ。
渦中に居なければ大半の人は、なんでも本気では考えないこと。
ましてこの第9地区の難民はエビと揶揄されるようなビジュアル。しかも、凄い勢いでその数を増やしていくし。
プロジェクトの最高責任者に抜擢されたエイリアン対策課のヴィカスも幸せな生活の中にあって、危機感がなく、
世界中が注目するそのシチュエーションに小躍りせんばかりのテンションで臨む。
撮影カメラを意識してあざといと云うしかない彼の難民への通達、サインの搾取。それは百戦錬磨のセールスマンのよう。
しかしある一軒に押し入った際、調子に乗って押収した物体をいじってしまい、彼の運命は…



どんな人でも、多かれ少なかれ、知らないところで敵を作って生きているかも知れない。
ヴィカスもまたちょっと調子に乗るタイプの、それが厭な人にとってはいけ好かない男だったかも知れない。
でも、殺されるよりも恐ろしい目に遭うなんて―…、あっていいわけが無い。
しかもその命の商人は、最も争いたくない人物ときた。
それからの彼は、身も心も、、変貌する。
超高額品として狙われ追われながら、もがき苦しんだ果てに、
今まさにヒトとしての戦いを始める―。
舞台は南アフリカ。監督も、多くのキャストも南アフリカ出身ということで、
社会的な風刺を込めて作られているのは勿論だけれど、
エイリアンVS人間というありがちとも思えるテーマも、宇宙難民VS地球人(MNU)としたことで新鮮だし、
極限状態に陥った男のドラマとしても心を打つものがあり、一見の価値があるSFアクションドラマでした
