上映時間 112分
原作 橋本紡
脚本 西田征史
監督 深川栄洋
主題歌 『15の言葉』阿部真央
出演 池松壮亮/忽那汐里/大泉洋/濱田マリ/加藤康起/川村亮介/緑友利恵/森田直幸/螢雪次朗/中村久美/西岡徳馬
140万部を突破した橋本紡の人気恋愛小説を、『60歳のラブレター』の深川栄洋監督が映像化したもの。
高校生の裕一(池松壮亮)は、入院先の病院で心臓病の美しい少女・里香(忽那汐里)と出会い、彼女のわがままに振り回されながらも、次第に惹かれていく。里香も外の世界を見せてくれる裕一に思いを寄せていくが、二人が入院する病院の医師・夏目(大泉洋)は悲しい過去に縛られ、複雑な思いで二人を見ていた。
原作がライトノベルということで、切ないラブストーリー&難病系?と思って出掛けました。
幸運なことに、一度も予告を観ていなかったので、最後の方の展開にも素直に受け入れられて、
とっても良かった
恋愛のハウトゥーも知らない裕一に突如訪れた恋。
彼のお姫さまは、9歳の時から入院を繰り返し学園生活も知らず、半ば人生を諦めていた少女。
彼女はいつも一人で「銀河鉄道の夜」を読んでいた―。
「心配ないよ、ジョバンニ」
「カムパネルラは何か、本当に決意してるように見えました」
彼女が繰り返し「何度でも読みたい」本、銀河鉄道の夜を読んだ後の池松くんの演技は、
不安と恐れを内に秘めて、戸惑うように彼女を知った(理解した)瞬間を、よく表わしていて良かったです。
姫の願いをなんでも叶えてあげたい王子な思いはこの頃の男子にありがちなひたむきさ。
その王子な裕一が伊勢の方言丸出しなのもポイント高い(笑)
キーワードは「銀河鉄道の夜」と砲台山。
ずっと一緒にいたい想いが通じた時点でクライマックスになることもなく、
離れてしまって終わるラブストーリーでないところが、この作品の良いところ。
ずっと―は、果てしなく長い....
ずっとは、毎日の繰り返しの中で、ある意味残酷。
でも、、、そのずっとの始まりを想う時、それは幸せに感じられるヒントになるかも知れないと思える。
喪失感、挫折感で、「もう一歩も進みたくない」時、どんな声が聞こえるのだろう....
原作は知らなくても、後半の夏目医師の決意に至るシーンは大人のためのもの。
「銀河鉄道の夜」を何十年か振りに読み返したくなるような、
「やさしいこえ」に、宮沢賢治へのオマージュも感じるラストでした。
勘のいい方なら直ぐに気がつかれるかも知れない始まりも、気づかない振りでいきましょう
この脚本は「ガチ☆ボーイ」の脚本家で、ボラギノール日野役として出演もされた若い方なんですね。
アチラも難病ものでしたが、泣かせようスタイルではなかったし、本作でもソレはないです。
青春ラブストーリーなだけではない作品、とても良かったです
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ほのぼのさ溢れる舞台挨拶池松壮亮くん、忽那汐里さん、大泉洋さん
原作 橋本紡
脚本 西田征史
監督 深川栄洋
主題歌 『15の言葉』阿部真央
出演 池松壮亮/忽那汐里/大泉洋/濱田マリ/加藤康起/川村亮介/緑友利恵/森田直幸/螢雪次朗/中村久美/西岡徳馬
140万部を突破した橋本紡の人気恋愛小説を、『60歳のラブレター』の深川栄洋監督が映像化したもの。
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原作がライトノベルということで、切ないラブストーリー&難病系?と思って出掛けました。
幸運なことに、一度も予告を観ていなかったので、最後の方の展開にも素直に受け入れられて、
とっても良かった
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恋愛のハウトゥーも知らない裕一に突如訪れた恋。
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彼のお姫さまは、9歳の時から入院を繰り返し学園生活も知らず、半ば人生を諦めていた少女。
彼女はいつも一人で「銀河鉄道の夜」を読んでいた―。
「心配ないよ、ジョバンニ」
「カムパネルラは何か、本当に決意してるように見えました」
彼女が繰り返し「何度でも読みたい」本、銀河鉄道の夜を読んだ後の池松くんの演技は、
不安と恐れを内に秘めて、戸惑うように彼女を知った(理解した)瞬間を、よく表わしていて良かったです。
姫の願いをなんでも叶えてあげたい王子な思いはこの頃の男子にありがちなひたむきさ。
その王子な裕一が伊勢の方言丸出しなのもポイント高い(笑)
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ずっと一緒にいたい想いが通じた時点でクライマックスになることもなく、
離れてしまって終わるラブストーリーでないところが、この作品の良いところ。
ずっと―は、果てしなく長い....
ずっとは、毎日の繰り返しの中で、ある意味残酷。
でも、、、そのずっとの始まりを想う時、それは幸せに感じられるヒントになるかも知れないと思える。
喪失感、挫折感で、「もう一歩も進みたくない」時、どんな声が聞こえるのだろう....
原作は知らなくても、後半の夏目医師の決意に至るシーンは大人のためのもの。
「銀河鉄道の夜」を何十年か振りに読み返したくなるような、
「やさしいこえ」に、宮沢賢治へのオマージュも感じるラストでした。
勘のいい方なら直ぐに気がつかれるかも知れない始まりも、気づかない振りでいきましょう
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この脚本は「ガチ☆ボーイ」の脚本家で、ボラギノール日野役として出演もされた若い方なんですね。
アチラも難病ものでしたが、泣かせようスタイルではなかったし、本作でもソレはないです。
青春ラブストーリーなだけではない作品、とても良かったです
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ほのぼのさ溢れる舞台挨拶池松壮亮くん、忽那汐里さん、大泉洋さん