to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

半分の月がのぼる空

2010-04-07 23:16:26 | the cinema (ハ行)
上映時間 112分
原作 橋本紡
脚本 西田征史
監督 深川栄洋
主題歌 『15の言葉』阿部真央
出演 池松壮亮/忽那汐里/大泉洋/濱田マリ/加藤康起/川村亮介/緑友利恵/森田直幸/螢雪次朗/中村久美/西岡徳馬

140万部を突破した橋本紡の人気恋愛小説を、『60歳のラブレター』の深川栄洋監督が映像化したもの。
高校生の裕一(池松壮亮)は、入院先の病院で心臓病の美しい少女・里香(忽那汐里)と出会い、彼女のわがままに振り回されながらも、次第に惹かれていく。里香も外の世界を見せてくれる裕一に思いを寄せていくが、二人が入院する病院の医師・夏目(大泉洋)は悲しい過去に縛られ、複雑な思いで二人を見ていた。

原作がライトノベルということで、切ないラブストーリー&難病系?と思って出掛けました。
幸運なことに、一度も予告を観ていなかったので、最後の方の展開にも素直に受け入れられて、
とっても良かった

恋愛のハウトゥーも知らない裕一に突如訪れた恋。
彼のお姫さまは、9歳の時から入院を繰り返し学園生活も知らず、半ば人生を諦めていた少女。
彼女はいつも一人で「銀河鉄道の夜」を読んでいた―。

心配ないよ、ジョバンニ
カムパネルラは何か、本当に決意してるように見えました

彼女が繰り返し「何度でも読みたい」本、銀河鉄道の夜を読んだ後の池松くんの演技は、
不安と恐れを内に秘めて、戸惑うように彼女を知った(理解した)瞬間を、よく表わしていて良かったです。
姫の願いをなんでも叶えてあげたい王子な思いはこの頃の男子にありがちなひたむきさ。
その王子な裕一が伊勢の方言丸出しなのもポイント高い(笑)

キーワードは「銀河鉄道の夜」と砲台山。

ずっと一緒にいたい想いが通じた時点でクライマックスになることもなく、
離れてしまって終わるラブストーリーでないところが、この作品の良いところ。

ずっと―は、果てしなく長い....
ずっとは、毎日の繰り返しの中で、ある意味残酷。


でも、、、そのずっとの始まりを想う時、それは幸せに感じられるヒントになるかも知れないと思える。
喪失感、挫折感で、「もう一歩も進みたくない」時、どんな声が聞こえるのだろう....

原作は知らなくても、後半の夏目医師の決意に至るシーンは大人のためのもの。
「銀河鉄道の夜」を何十年か振りに読み返したくなるような、
「やさしいこえ」に、宮沢賢治へのオマージュも感じるラストでした。
勘のいい方なら直ぐに気がつかれるかも知れない始まりも、気づかない振りでいきましょう
この脚本は「ガチ☆ボーイ」の脚本家で、ボラギノール日野役として出演もされた若い方なんですね。
アチラも難病ものでしたが、泣かせようスタイルではなかったし、本作でもソレはないです。
青春ラブストーリーなだけではない作品、とても良かったです

ほのぼのさ溢れる舞台挨拶池松壮亮くん、忽那汐里さん、大泉洋さん

ネイルUP! 最新号♪

2010-04-06 12:48:20 | Heart pink
ネイルUP! 2010年5月号は恭子ちゃんが表紙☆
エクステじゃなくてウィッグなのかな?久々のブラウン系・姫仕様~

コチラでもお求めになれます。

ネイリストの若林さんもお忙しいのでしょうか?
恭子ちゃんのネイルも評判だし、以前ほど更新がないので寂しいですね。

先月末のともえちゃんのお誕生日には、恭子ちゃんの名前がありましたが、
今回はケーキだけしか登場しなかったです(笑)
でも、ちゃんと風船で盛り上げていたのね相変わらずの仲良し振りがうかがえます

今夜も堂本兄弟♪

2010-04-04 22:44:39 | Heart pink
今夜もいつもの時間にスタート♪
1年半ぶりの未公開トーク集 男性ゲスト編
関ジャニ∞、テゴマス、生田斗真など、ジャニ中心かもね。。。

久しぶりの収録は来週のようですね。ギリギリ?
でも、最新の恭子ちゃんが見られそうで楽しみ~

 

pool 会報#36が届きました.....
心待ちにしていたはずなのに、いつも手書きのメッセとか。。。最後だと思うとカナシイ
10年半―…、情報の発信の仕方も変わりましたし、仕方ないとはいえ、
これまでの公式HPの更新状態を見ても、新システムに余り大きな期待は持たない方がいいのかも...

これまでのpoolの表紙の特集は嬉しかったけど、
持っていないのもあって、いまさらながら残念~。買っとけばよかった

誰かが私にキスをした

2010-04-03 17:44:29 | the cinema (タ行)
原題 MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC
製作年度 2010年
製作国・地域 日本
上映時間 124分
原作 ガブリエル・ゼヴィン『誰かが私にキスをした』(集英社文庫刊)『失くした記憶の物語』(理論社刊)
脚本 ガブリエル・ゼヴィン 
監督 ハンス・カノーザ
出演 堀北真希/松山ケンイチ/手越祐也/アントン・イェルチン/桐島かれん/渡部篤郎

階段から落ちて病院に運ばれたナオミ(堀北真希)は、過去4年間の記憶を失い、退院して復学するものの、すべてが初めての景色だった。混乱するナオミの前に、病院まで付き添ったユウジ(松山ケンイチ)、親友のミライ(手越祐也)、アメリカ人のエース(アントン・イェルチン)が現われ、微妙な四角関係が始まり……。

日本でも評価の高かった「カンバセジョーンズ」(未見)の脚本・監督コンビだということだったし、
何よりキャスティングされている松山ケンイチくんとイェルチンくんに惹かれて行ってきました。
が、良かったのはこの二人と渡部さんだけ。
私としては「めがね」以来の大ハズレな邦画(でいいんだよね?)となりました。

まず堀北真希ちゃんは、かなり英語は頑張っていたけど、演出もあるかもだけど表情から伝わってくるものがない。
セリフもそうだけど、情感が薄いコなんだなぁ、、とここでも思ってしまったし、
ミライ役、他にいなかったの?!ジャニでなければいくらでもいそうな気がするのにヒドすぎる。
メインのふたりがこうだからなのか、そもそも脚本自体もナオミの人物設定があやふやなのか、
彼女の変化(記憶を無くした後の)を周りが歓迎している描写があまり意味をなさないので、
あの結末だと、ナオミの意思がどこにあったのか解らない。それで恋と呼べるのか不思議な映画だった

以前恭子ちゃんが出演したドラマ「ハコイリムスメ!」で、灯(恭子ちゃん)にプロポーズする日に事故にあった徹郎(吉沢悠)が逆行性健忘症となり、
過去数年(2年?)の記憶が消えてしまい、
更にはその時期には性格が変わってしまうことも多いという事で、穏やかな青年だったテツロウが攻撃的になって灯を悲しませた。
事故後勉強についていけないなど、やはりその状況の心理描写にはこのドラマの方がかなり真実味がある。

トラウマを抱えるユウジ 
心の病を抱え、感情の起伏のあるユウジ・松ケンは凄くよかった
この中では結構出演シーンも多く、かなり松ケンの素敵を堪能できるも、
彼のトラウマのそもそもが語られていなくて、兄の死にユウジがどう絡んでいるのか最後まで不明。
エースに至ってはとてもテキトウな設定。。。何だったのか(爆)
演技的には申し分のないこの二人だけど、だからこそ、こんな作品に出て欲しくなかったかも。。。

シーンの繋ぎも唐突だったり、無理やり感があるし、
ラブストーリーというにはハガキ一枚で元鞘に収まる安直さが、いかにも軽い。浅い。
という事で、残念な作品でした。 

今月の気になる作品

2010-04-01 23:23:40 | Weblog
                         Imaga by La Moon:http://www.d3d.co.jp/~akop/index.html
新しい制服、新しい友達、新しい上司・・・
桜の季節はまた、子供たちにとっても、大人にとっても、
出会いと別れを予感させる不思議な気持ちの入り混じる季節でもあり、
一年の中でも4月って、ふわふわとどことなく落ち着かない感じのする月のようです。

さて、バンクーバー五輪、トリノ世界選手権と、深夜まで興奮して寝不足ではありましたが、
ある意味燃え尽きた感もあり、、、感想記事は滞っています。

ダレンシャン」「誰かが私にキスをした」は鑑賞済み。
「ダレンシャン」は例によってほぼ書き上げていたのに記事を消失。普通に楽しめた作品。
もう一つの邦画の方は、、☆にするならおまけで2つ、でしょうか一言感想になりそうです。


4月3日(土)
半分の月がのぼる空
池松壮亮/忽那汐里/大泉洋

4月9日(金)
シャッター アイランド
マーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオ

4月10日(土)
第9地区
南アフリカを舞台に異星人と住民を描くSFアクション。

4月17日(土)
アリス・イン・ワンダーランド
ミア・ワシコウスカ/ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター

17歳の肖像
 60年代初頭のロンドンを舞台にした青春ドラマ。

4月23日(金)
タイタンの戦い
サム・ワーシントン/リーアム・ニーソン

4月24日(土)
プレシャス
虐待を受け続けた16歳の肥満少女の壮絶なドラマ。

てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~
世界で初めてサンゴの移植産卵に成功た金城氏の実話を基にした作品。
岡村隆史/松雪泰子/吉沢悠

こんなにありますが、自分の時間と体調もありどれだけ観れるか解りません
既にご覧になっていらっしゃる方で、オススメとかありましたらヨロシクです~
昨年1月1日からカウントを始めて
丁度一年3ヶ月でアクセスが20万を超えていました
いつも覗いて下さる皆さん、本当にありがとうございます