風と光と空の詩(うた)

~色々あるけれど、人生はケ・セラ・セラ~

ジェームス 君の優しい瞳を思い出した

2019年01月29日 | テレビ番組

録画していたNHKスペシャルを観ていたら、以前飼っていた犬を思いだした。

イングリッシュ・セッターのジェームス。

大きくて顔は怖いけど、臆病な優しい犬だった。

夫を突然亡くした私は娘達の前では泣くことが出来なかった。

朝に夜にジェームスと歩きながら泣いた。

道に座りこんで、大きなジェームスの背中にしがみついて泣いた。

彼はただじっと、ひたすらじっと私の悲しみを受け止めてくれた。

ジェームスは実はずっと夫の帰りを待っていた。

なかなか帰らぬボスを不思議に思いつつもボスがいない間、家族を守ろうと思ったようだ。

だからずっと私達を守ってくれた。

いつも優しい目をしていたジェームス。

TVの中のセラピードッグのベイリーの瞳に同じものを感じて涙が溢れた。

ジェームス、お別れして20年以上経つけど、やっぱり時々思い出すよ。

虹の橋のたもとで、私が行くのを待ってくれてないよね。

君はお父さんが大好きだったから。

 

 

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