5年前に癌になって今日まで生きてこれたけれど、現実はなかなかに厳しい。
副作用は少ないと言われているも、長期的なホルモン療法は少なからず身体に侵襲がある。調子の良い日はない。
五十肩が良くならず、右腕が長いこと挙上困難なのも胸を全摘している影響があるのだろう。
副作用であちこち痛む身体で、これからも生きていかなければならない。
痛みのつらさは人にはわからない。
眠っているとき以外の時間はあらゆる場所の関節が痛むのだ。
あぁ、悔やんでも仕方ないが、癌にならなければ良かった、とつくづく思ってしまう。
それでも…生きていればきっといいことがあると信じて前を向かなければ。
落ち込んでしまうと、病気に負けてしまう気がする。