午後から雨でAmazonプライムで映画を鑑賞。
倍賞千恵子主演「プラン75」
超高齢化社会に対応すべく、75歳以上が自ら生死を選択できる制度“プラン
75”、78歳の主人公もプランを利用することを決意する。
うううう~~~ん。重いテーマで、ストーリーは暗くて、何だか画面も暗くて、音楽も微妙で…。
どよよ~~~んとしちゃったわよ~~~。
高齢者の心を暗くしてどーすんだって、つっこみたくなったわ。
もっと高齢になって、もっと深く生き死にについて考えるようになったらまた違うのかしら。でも、与えられた命を自ら断つ選択をしていいのかなぁ。
もしもこれが現実になったら?
私もこの先、介護で家族に負担をかけたくないと思ってはいますが、人間そんなに都合良くは行きませんね。
人としての尊厳であるとか、命の重さとか家族の絆とか、色々考えさせられる映画でした。
介護の仕事に従事していて思うことを・・・
介護を身内ではなく、お金を払っての事業にしたことで弊害も少なくありません。
介護保険も、収入に合った支払いとなっていますが、実情は厳しいものがあります。
要は、お金が無くては誰も看てくれません。
態の好い丸投げです。
遺産だけは身内の物になります。
憲法でも、嫁が幾ら世話をしても取り分がないのと同じかもです。
おかしくないですか?
認知症状は病気ではありません。
高齢になると出てくる症状です。
親を思う気持、兄弟を思い遣る心。
世間体は綺麗ごとで済ませられますが、内実はどろどろですよ。
施設で、大声を上げての方もおいでです。
こちらがどんなに心の籠ったことをしていても、給料を貰っているだろう。
違いますよ。
決してお金だけでは出来ません。
心が何度も折れました。
死を選ぶのはいけないことですか?
命を粗末にしているのでしょうか?
意志の疎通が何に於いても可能であれば、それも佳しでしょう。
云うにいわれぬ葛藤もありますよ。
監督は、観た者へ考えてほしかったのでは?
ですが答えは幾通りにもあるでしょう。
それが高齢者の増える今後の課題にも思えます。