人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる

2012年04月06日 | お気に入りの言葉

 山頂めざして L・B・カウマン著より
  中世のバイオリン製作者は、完全な楽器を作ろうとするとき、
あらかじめ選んでおいた木を、その成長のある時期に切り倒した。
それから木は、計画に従って、小さな木片に分けられ、
太陽や熱や冬のあらしにさらされた。
それから曲げられ、こすられ、みがかれ、
そして比類のない熟練さをもって組み立てられたのである。
もし木がものを言うことができたとすれば、疑いもなく、
森で成長させてくれるようにと願ったことであろう。
そして、森で枝を風にそよがせ、他の木のように実を結び、
ついには、しめっぽい土の一部となってしまう。
しかし、このきびしい取り扱いゆえに、普通の材木から、
ストラディヴァーリ・バイオリンのような
すぐれたバイオリンを作ることができたのであり、
それによって演奏される音楽は、今もなお、
世界中をうっとりさせているのである。

  ヨハネによる福音書15:1-2
 「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。
わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。
しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる」