毎日バタバタしていますが元気です。
みなさん、お変わりありませんか。
あっという間に次男の卒業式が終わってしまいました。
次男は小学校5年生から不登校で、少し登校できた時期もありましたが
小学校も中学校も卒業式には出られませんでした。
だから、高校での卒業式は生まれて初めて出席する卒業式。
それも答辞という大役を戴きましたので、
たぶん、卒業生1人に対し前代未聞の6人で卒業式に出席しました。
卒業式の日が近づくにつれ、私は卒業式を思い浮かべるだけでウルウルしていましたので
当日はハンカチを3枚持ってテッシュもいっぱい持って行きました。
でもやけに緊張してそれほど泣かなかったので1枚で足りました。
母の緊張をよそに、本人はずいぶん落ち着いていて
高校3年間で色々なことを経験してずいぶん成長させて戴いたと実感しました。
答辞には、自分が中学校まで不登校であったこと、
中学校はほとんど行けなかったことも織り交ぜて
先生方や同級生たちへの感謝の言葉もあり、
型どおりではない次男らしい味のある答辞となりました。
一人一人が卒業証書をもらい、
退場の時は担任の先生が一人一人に花を渡して声をかけて
担任以外の先生も並んで一人一人に声をかけて下さって
少人数だからこそのとても温かな、いい卒業式でした。
卒業おめでとうメールを送って戴いたとんとんさん、ありがとうございました。
長い間、本当にお世話になりました
お陰様で元気に巣立って行きそうです。
次男は3年間皆勤賞
入学当初は休み休みでもいい、
途中で行けなくなったらまた考えようと思っていたのに
こんな日が来るとは
そして皆勤賞の子には、保護者にも皆勤賞を戴きました
ありがとうございます。
色々なジャンルのオープンキャンパスを見て歩き考え、
次男が選んだ進路は「不登校で悩む子や親を支えられる人になりたい」と
社会福祉学科のある札幌の大学を選び受験、合格できました。
学んだことが就職に繋がらなくてもいいと母は思っています。
大学では学びたいことを学べばいい。
就職は社会が求めている所で自分ができることをやればいい。
あとは、生きていてくれればそれでいい。
次男の不登校で、ずいぶん悩んだのも事実です。
でもそれ以上にたくさんの素晴らしい方々との出会いがあり
親もずいぶん教えられることがありました。
ありがとう、不登校
今、不登校で悩んでいらっしゃる方がもしこれを読んでくれているのなら。
せっかく休んでいるのだから今を楽しんでほしい。
その子は、不登校になるまでに、
頑張って頑張って頑張って来ているのだから。
親子ともども心からしっかり休めば必ず元気になる日が来るから。
たとえば登山中の吹雪の日ホワイトアウトの中では、
テントの中で引きこもることが命を守ることのように。
舞い降りた天使の羽休めと思い
一緒に過ごせる時を、ありがたいと思って
ゆっくりと流れる時を楽しむのも
長い人生の中、後になればとてもきらめく思い出になります。
ピンチには大いなるチャンスが秘められています。
大丈夫