今回の不登校カフェ、無事終わりました。
色々な立場の方とお話しができた温かな空間でした。
来てくださったみなさん、ありがとうございました。
スタッフのみなさん、お疲れ様でした。
次男が小学校5年生の時、初めて3カ月休んだ後にさみだれ登校や親子別室登校をしていた頃、
私は次男が不登校だとはこれっぽっちも思っていませんでした。
さみだれ登校と別室登校の未来に、教室へ行ける次男がいると思い込んでいました。
不登校の意識が無いので親の会にも行ったことはないし、不登校の知識も皆無でした。
ある日突然、別室に行けなくなり、家からも出られなくなりました。
今思えば、そりゃあそうなるよねと思うのですが、
その頃の私にはかなりショックでした。
そしてその時、初めて、
うちの子、不登校なの?????!!!!!
と、それはそれは大きな衝撃を受けました。
『次男は不登校』と気がついても、その頃の私は受け入れることなどできずに、
次男に隠れて不登校関係の本を探して読んだり、ネットで調べたりしていました。
学校へ行けないならどこか違う場所はどうかと思い、
塾とか転校とか適応指導教室もあるよと話しましたが、
行かない。怖い。人に習いたくない。と言うし、
少し落ち着いてから外に出られるようになった時でも、
人通りがないのをよくよく確認して忍者のように車に乗って
遠くの町に行くのが精いっぱいだったから、塾とか転校とか適応指導教室も無理だと諦めました。
家で少し落ち着いて過ごせるようになってからも
私は次男に隠れて悶々とインターネットで不登校を調べる日々でした。
そんなある日、ホームエデュケーションという言葉に出会いました。
積極的に家庭で育つあり方を教育の一方法として選ぶことらしい。
海外では、学校か家か選べる国もあるらしい。
家を選んだら学校へ行かない分、国からお金が戻って来る所もあるらしい。
そこでは不登校なんていう言葉はなく、家で学びたい事をのびのび生き生き学ぶ。
我が家はホームエデュケーションなんだと思ったら、とても気持ちが楽になりました。
家で好きなことをする日々に少し自信を持てました。
それだけ『不登校』という言葉を怖れ負い目を感じ忌み嫌っていたのかもしれません。
あれから10年以上が過ぎて、不登校もずいぶん社会的に認められて来ました。
私にとっては、すっかり親しみ深くなった『不登校』という言葉。
でも、今でも学校へ行けなくなった子や保護者の方は、
あの頃の私のように衝撃を受け悩んでいると、2回の不登校カフェを通して改めて感じました。
どうしたらいいのかなあ。
そんなことを考えつつ新年度の計画をボチボチ開始していきます。