定期検診と薬をもらいに札幌の病院の受診でした。
ちょっとね。
札幌への車やJRの片道4時間半の通院が疲れて来ました。
乳がん持ちの自分に慣れて気持ちの余裕ができたのかもしれません。
仕事を再開して、平日休みを取るのが面倒だし、せっかく札幌まで出てもほとんど病院に時間を取られて、ゆっくり出来ない!という贅沢な思いが溢れて来まして。
乳がん診断を受けた時に診断してくれた地元医師が言ったのです。
「うちは雑多な外科だから、乳腺専門医のいる札幌に行って手術する人も多い。札幌で手術して抗がん剤は地元でということもできる。」
その時は見捨てられた気がしたのでした。
ショックの勢いもあったし地元病院では知り合いに多く会い「どうしたの?」と聞かれるのがすごく怖かったのです。
車やJRで片道4時間半かかる札幌の病院で手術と抗がん剤を受け、抗がん剤終了から1年経ちました。
札幌の病院は入院中、大病院なのにアットホームな感じで乳腺専門医ばかりのチーム医療と温かなスタッフに囲まれてとても安心でした。
患者全員がん患者、病棟全員乳がん患者の環境は、とても心強かったです。
手術も抗がん剤も無事終わり、今はホルモン剤の飲み薬だけになりました。
ホルモン剤は5年から10年飲む予定。
なんかもう、地元病院でいいんじゃないか?と言う妙な自信が湧いて来ました。
地元病院で乳がん治療している人も沢山います。
そして知り合いに「どうしたの?」と聞かれても乳がんなの😊って答えられるようになりました。
3か月に1回の診察とホルモン剤の投薬を受ける。
6か月に1回の血液検査。
1年に1回のマンモグラフィー。
これなら地元の雑多な外科でも大丈夫!
今なら地元担当医師は、もう!正直な先生ね。と思えます。
これからは地元病院で診てもらっていて、また何かあればその時考えよう。と、思えるようになりました。
乳がんになってから、乳がん学会ガイドラインや医師たちの発信を読み乳がんはガイドラインによって治療法がほぼ決められている事などを知ることができました。
これも地元でも大丈夫と思えた理由の一つ。
病院選びの本では、距離的に近い方が良いといろんな方が書いています。
実際、もしも再発して弱った時に札幌に通える体力があるかどうかは自信がないのです。
札幌の病院では、もしも困った時はまたいらしてくださいと言ってくれました。
そんなこんなで迷いも吹っ切れて地元の病院に戻る事にしました。
リンパ浮腫だけは地元に診てくれる所が見つからないので、次回来年の春の予約を取りました。
すっきりしました。
雑多な外科医に戻りますよー!