北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
愛犬メイは2022年10月空へ旅立ちました🌈
乳がんホルモン治療中。

札幌・漂流宴会

2017年11月29日 | 不登校
札幌滞在中、今月最後の金曜日があった。

プレミアムフライデーは関係ないけれど、ずっと気になっていた漂流宴会の日ではないか

次男がボランティアスタッフとしてお世話になってる、訪問と居場所 漂流教室。

月に一度の漂流宴会。

不登校・登校拒否を考える全道のつどいで知り合ったお母さんたちも来るらしいし、おしゃべりできたら良いなあ

これは行くしかない!

伯父が夕飯を一緒に食べるのを楽しみにしていたので、早めの夕飯を一緒に食べた。

いつもほんの一口ほどでお腹いっぱいになる伯父が、いっぱい食べてくれた。

それだけで行った甲斐があったと思い、私も嬉しくなっていっぱい食べてしまった。


夕食後、雪の中、漂流宴会へ。

初めて行くから、地下鉄を降りてからが難関だと緊張しながら地下から地上への階段を歩いていたら

全道のつどいで知り合ったお母さんが声を掛けてくれた

なんて素晴らしい偶然

助かったーーー

無事、念願の漂流宴会へ。



ほとんど知らない人なのに、初めての私もすんなり受け入れてくれる雰囲気。

知らない同士がおしゃべりして飲んで食べて、知らないまま帰る。

それが自然で不思議で幻想的なほどゆるい空間。

ハリーポッターとかファンタジー映画に出てきそう。

漂流教室だもんな。

明日朝来たら、跡形もなくどこかへ行ってるかもしれない妄想が浮かんだ。


次男は他のボランティアが終わってから10時過ぎに来ると、そこにいた子が教えてくれた。

次男がこれから参加するイベントのことも、そこに来ていたお母さんから教えてもらった。

すごい!私より次男の家族みたいな皆さんだ。

そして落ち着く。

次男にこの場所があって良かったなあ。


伯父といっぱいご飯を食べたから、お腹いっぱいすぎて代表の山田さんが煮込んだ美味しそうな鍋、

食べられなかったのがとっても残念。豪快な肉だった。

今度はお腹空かせて行きますよ。

そうだ、差し入れも持って行きます。
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札幌・タカさんに会いに

2017年11月27日 | 日記
週末は母と、札幌の叔母タカさん夫婦に会いに行ってきました。

タカさんは89才。

去年まで元気で北見まで遊びに来てくれていました。

去年夏、転んで大腿骨を骨折、リハビリで復活したけれど自宅で冬にまた転んで骨折、入院。

その頃からあまり表情が無くなり話さなくなりました。

意欲が無くなりリハビリもうまく行かず、歩けないまま退院。

自宅に戻れずグループホームへ。

そのグループホームへ行って来ましたが、想像していた感じではなく強いて言えば、介護付きペンション。

おしゃれな建物で明るい雰囲気、施設の方も入居されてる方々も明るくてなんだかホッとしました。



タカさんの旦那さんは92才。

肺気腫で酸素ボンベが離せないし食欲もなくて身長168センチで体重は41キロまで落ちてしまいました。

けれど、頭はとてもしっかりしてるから、そんなタカさんがもどかしくて信じられなくて、

薬を飲んで治らないのかと、何度も娘に聞くらしい。

そうだよね、信じられないね。



元気なころのタカさんは、明るくて面倒見が良くて

軽快な会話をしながら手早く料理ができる頼もしい人でした。

私が小さい頃は近くに住んでいて、元旦の夜はタカさんの家に行き、

タカさん手作りの美味しい料理を食べて、みんなで修学旅行のように並んで寝るのが毎年楽しみだったなぁ。

札幌の娘夫婦と同居してからも、札幌へ行くたびにお茶を飲みに寄って、

時にはご飯もご馳走になって。

私の子ども達が札幌の大学に入ると、とても喜んで自宅に招いてくれてお祝いしてくれました。



だから、表情のないタカさんは、悲しかった。



それでも母や私の名前を覚えていて呼んでくれたし、少し頰を上げて笑ってくれた。

そして、またおいで。

と言ってくれました。



うん、また来るから。元気でいてね。



そうしたら、ほんの少し笑って右手を差し出してくれました。

タカさんの右手は温かで、力強い握手でした。

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不登校カフェ終了

2017年11月20日 | 不登校
今朝は今季一番の冷え込み。

マイナス16度!

まだ秋だと思っていましたが冬じゃありませんか。


土日はあいにくの雪でしたが不登校カフェ、大盛況でした。

詳しくは北見すてっぷ ブログ

https://ameblo.jp/kitamistep



不登校カフェ前日の夕方、具合の悪さと微熱で病院へ。

普段、これくらいでは病院へ行かないけれど、不登校カフェには絶対行きたい。

これ以上熱が上がると困る!だから病院へ。

幸い、軽い風邪と疲れとの事で点滴されました。

この点滴、抜群に効きまして、翌日元気復活

ありがとう!点滴



不登校カフェに、次男が不登校をし始めたころ関わってくれた先生が来てくれました。

担任ではなかったけれど、次男はその先生が大好きでした。

当時は大学出たての若い男の先生で、忙しい中、時間を作って別室登校の次男に関わってくれました。

子どもって、心から自分の事を思ってくれているかどうか肌でわかるんですよね。



今回の、不登校カフェにも教員の方からの問い合わせや、来場がありました。

こうして不登校に真剣に向き合おうとする先生方がいてくれるのは、本当にうれしい。

何が何でも学校に無理やり戻すのではなく、だからと言って諦めるわけでなく、

どう接したらいいかを臨機応変に真剣に考えてくれる先生。

知識とか経験とかじゃなくて、人間力。

そんな先生には、殻に閉じこもった子どもの心を柔らかくするパワーがあるのかもしれません。



すっかり寒くなったけれど、今週もぼちぼち頑張りましょう。





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野村さんと広木さんの週末

2017年11月14日 | 不登校
先週末はイベントが盛りだくさんでした。


9日の夜には野村俊幸さんを囲んでの座談会に参加しました。

手作り料理でワイワイガヤガヤ。

座談会と言うよりは親戚の集まり?お帰り広場??という感じ。

美味しい料理をいっぱい食べて、いっぱいしゃべって笑って。

こども食堂や放課後の居場所は最近増えつつあるけど

ひょっとして、大人にもこんな場所が必要なんじゃない?!

野村さんは今回、教員向けの講演会に呼ばれて来たそうです。

野村さんのお話を教員の方々が聞いてくださるようになったとは

不登校の親子に寄り添って下さる先生が増えますように。



11日は広木克行さんの講演会。心に残ったことを少し。


『異年齢の人とのコミュニケーションが遊びを通して育ちあう中で、

人との距離の取り方を学び、「やめておけ」と言える勇気が育ち

ブレーキをかける力を養う、とても大切な場所であるとのこと。』


子どもが育つ場の一つとして、地域の大切さを感じました。


『子育てを支援する場が、母親が評価される場になっている。

子どもの健診のなかで、発達が遅れている、自閉的、言葉が遅いなど、

あたかも母の責任のように診断されることが多くなっている。

子育て支援が母親の評価の場になってはいけない。

大事なのは子どもの遅れではなく、

お母さんが安心して相談できる場であること。

お母さんを笑顔にする支援であること。』



あ~~~本当にそうです。

私も健診で寝返りが遅いとか、太りすぎだとか、言葉が遅いとか言われて

気にして悩んだことがありました。

全てに細かく平均があって、新米ママの私は、

よその子よりずば抜けて良くなくてもいいけれどせめて平均に、せめて人並みにと願っていました。

私にはそばに、気軽に相談できる先輩ママが居て

「大丈夫~そのうち出来るようになるし動くようになったら自然に痩せるよ。」

って支えてくれたから心強かったけれど、もし1人だったら心細かったと思うもの。



12日は広木克行さん座談会。

出席者の相談に先生が、丁寧にわかりやすく答えて下さって

とても有意義な時間でした。



来年も、11月の第2土曜日と日曜日に来て下さるとのこと。

早速、来年の予定に書き込みました。



さてさて。

そして今度の週末は、不登校カフェ。

どんな出会いが待っているかな






































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小春日和

2017年11月08日 | 日記
11月から12月にかけての時期に

春のように暖かい日和を小春日和と言うようですが

昨日は、まさしくそんな日でした。

夕陽がきれいでした。







夕陽がきれいだったので明日も天気と勝手に思っていました。

が、今朝は曇り

夕方には雨

気温は昨日、今日は15度ほどまで上がりとても過ごしやすかったです。

しばらくこんな日が続いて欲しい。

でもでも明日は最高気温7度ですって。

あーん。寒いよ。



しばらく暖かだったけど、

日陰では、先日降った雪が溶けていません。

この場所、もしかして根雪かも・・・







周りに風邪ひきさんが増えてきました。

体調に気を付けて、週後半もボチボチ行きましょう

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医師の言葉 『ファイト!』

2017年11月05日 | 不登校
小学校5年生から不登校、別室登校を続け、小学校6年生の12月から突然完全不登校になり

一度も中学校へ行かないまま次男は中学2年生になりました。

落ち込んではいるものの、家で興味のあることをして

割と安定して過ごせるようになっていました。



そんなある日のこと。

「最近、中島みゆきを聞いているんだ『ファイト!』とか」

と、次男が話してくれました。

その頃は私も即答で否定するようなことはなく「そうなんだ~お母さんも好きだよ」と言えました。

私も二十代の頃、ずっと中島みゆきの歌を聴いていることもありました。

泥沼に沈むように落ち込む気持ちを、

そのままでいいよと受け止めてくれるような包容力と、

圧倒的な言葉の力を感じていました。

だけど。

母としては、中学2年生の男の子が聞く音楽は

もっと明るくてキラキラした音楽であってほしかったのですね。

それが中島みゆきです。

どうしようもなく不憫で切なく思いました。



その話を医師に聞いてもらいました。



「お母さんは、この歌を10代の若者が聞くには暗い歌だと思っているのですね。」

医師のお話はこんな感じで、いつもしっかり受け止めてくれます。




「ぼくは、そうは思いませんよ。

この歌は、いろいろ理不尽なことはある中で必死に戦おうとしている女の子の、

とてもたくましく力強い歌だと思います。」



それから。



「息子さんは、たぶん絶望を経験したのでしょうね。

きっと、たくさん悩んで、たくさん考えたのでしょう。

そして今、そこから抜け出そうとしているのだと、ぼくは思いますよ。」



またまた目からウロコが落ちました。

そして。

医師の前だったけれど、涙が止まらなくなってしまいました。。。



不登校が長引くにつれ、教会へ行ってみないかとか、お祈りしてみないかと、宗教のお誘いもありました。

でもうちは仏教だし、先祖はとてもとても大事にしています。



その上、信頼できる医師がいたから、ぶれずに済んだなあと思います。



今日は札幌で初めての不登校当事者の会を開催した次男。

新しい出会いもあったかな。

そんな場所を提供して下さった漂流教室の皆さんに感謝。感謝。感謝。

そしてそこへ来て下さった方へ。

感謝。感謝。感謝。



明日からまた、平常の日々が始まるけれど

ちょっとだけ貴方の心持ちが昨日よりほっこり変わったなら

きっとまた楽しいこともいろいろあると信じられる。

今日来てくれた方々がそんな風に感じてくれたらいいなあと思ってます。

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