そろそろ入学式のシーズンでしょうか。
次男は大学4年生になりました。
そういうと大抵の方から、就活頑張っているのでしょう!と返って来ます。
それが普通なのでしょうね。
次男の場合は、不登校していろいろ悩んで落ち込んで死まで考えたこともあったのに、
ここまで同級生と同じ学年で進学進級した事が、私には奇跡に思えます。
あんなに怖かった学校だったのに、
一人暮らしと大学に、なんとかジワジワと馴染み知り合いが増えて、
今は割と元気にいろいろな方と出会えて刺激を受けている。
若い時は、特にこんな出会いがとても大切なものだと思うのです。
この最後の1年はせっかく充実してきた大学生生活を満喫して欲しいと願っています。
周りは就活真っ最中で焦るかもしれないけれど、
これまで、みんなと違う道を開拓して来たのだから、今更周りに合わせることはないよ。
エントリーシートをたくさん書いて企業回りして
大企業のサラリーマンになって欲しいなんて思っちゃいないから。
次男が小学生の頃は、親戚や親しい知人など、私たちの周りの人が
ずいぶん亡くなりました。
高齢だったり病気だったり事故だったり。
親戚の時はいつも子どもたちを連れて葬儀に行きました。
小さな手に数珠を掛けて、静かにお参りできる子どもでした。
近い親戚の方が10日間に3人逝ってしまって、
お通夜とお葬式の連続の日々もありました。
驚きや悲しみや寝不足や疲れで
体力の限界を感じながらなんとか過ごしました。
昨日握った手は温かだったのに、今日は冷たくなっている。。。
普段忘れているけれど、受け止めきれない現実を肌で思い知らされました。
何かあるにつけて、生きていたらそれでいいと心底思えるのは、
死は割と近くにあることを肌で何度も経験したからかもしれません。
最近は周りで葬儀がなくて、落ち着いています。
何事もない毎日が奇跡のようで、輝いていて愛おしくて仕方がないのです。
メイと過ごす時間もね。