「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

歴史の岐路に立つヨーロッパ、トランプ氏とEUの関係<2025・01・07

2025-01-13 16:59:26 | ヨーロッパ

(1)最近、EUに興味を持ち、EU関連記事を拾い読みしています。段々分かってきたことは、EUは相当おかしいと言うことです。EUの委員長(首相)や大統領の選出方法が、EU大国の密室の談合であることは書きました。そして選出後はEUの大国さえコントロールできません。精々影響力を及ぼす程度でしょう。だから結果として現在のEU政府は、ほぼ政府幹部の独裁政治のようになっています。選挙で選ばれるEU議会は、追認機関にすぎません。

この矛盾についてイーロン・マスクが批判したことは書きました。
現在の委員長は、再任されたフォン・デア・ライエン氏です。欧州委員会が、政府と言えます。委員長(首相)の権限は大きいです。ライエン氏はドイツ人でキリスト教民主同盟所属です。ライエン氏以前は独仏以外の国から委員長を選出することが多かったです。ライエン氏が委員長になってからは、見ているとライエン独裁のように見えます。こうなってしまうとEUは、隠れドイツになります。
そして議会に権限がほとんどありませんから、世界的にみるとおかしな政策が次々と決まっていきます。トランスジェンダーや環境極左的政策が、その代表です。
おそらくドイツ国内政治を、一部環境極左グループが握っていき既得権化した流れと同じ構図があると思います。
だからEUの意思決定の構造が外部から見ると全然分かりません。正体不明のまま勝手に政策が決まってしまう印象があります。ほぼ、人治政治ですね。あるいは独裁か❓

こうしてEU市民にも誰にも責任を負わないEU独裁的政治を行っていけば、どうなります❓
EU政府が暴走して、誰もそれを阻止したり修正したりできなくなります。ウクライナ紛争への関与もライエン委員長が勝手に決めたように見えます。そもそもEUは軍事組織でないですから戦争に関与すること自体が、おかしくないですか。ヨーロッパには軍事同盟としてNATOがあります。
ウクライナ紛争についてみれば、EU政府、NATO、各国政府の三重構造で関与しています。このうちEU政府に関しては外部からはコントロールが出来ません。正体不明の首脳部が勝手に決めます。

全部の問題で似たような矛盾が起きます。特に外部からコントロールできないところが、一番の大問題です。少数の首脳部の独裁になるからです。民主主義は、これを防ぐための制度です。EUに関しては、このチェック機能がなくなっています。民主主義以前の退化した制度になっています。少数寡頭政治❓
トランスジェンダーの擁護者や環境極左が部分的にEU政府を乗っ取りました。トランスジェンダーなど世界的にみれば、相当おかしな考え方です。ヨーロッパの極端な環境保護政策も世界的にみれば少数派です。それがEUの政策になってしまうのは、一部の少数の者の独裁だからです。
こうしてEU市民やEU各国政府の考えとは、無関係な政策が生まれてきます。その決定は、EU各国に強制力があります。つまり現在のEU政府は妥協の産物で生まれてきたものであり、ここで本来の民主主義を踏まえた制度に改革するか、出来なければ廃止するべきでしょうね。
この先、どんな不都合がEUの未来に待っているか誰にも分からなくなっています。
環境極左政策は、EV推進強制を生み出しました。
今、EUの自動車業界は中国の安いEVに急速にシェアを奪われて軒並み経営不振に陥っています。自動車産業はEUにとっても雇用の大きい重要産業です。EU政府の政策の誤りが、EUの自動車産業に大きな危機を生み出しました。今HVの販売が好調です。だからEVとHVの両方を生産していれば、今ほどヨーロッパの自動車産業が苦境に陥ることはなかったでしょう。日本では、日産がそうなってホンダとの経営統合の流れです。

トランスジェンダーもそうです。ヨーロッパ以外では、トランスジェンダーを禁止している国も結構あります。アフリカ諸国の一部やロシア、ジョージア他にもあります。EUは、トランスジェンダーに否定的な国は、非民主主義的だと非難します。こうなれば民主主義の意味さえ分からなくなります。半ば独裁体制にあるEU政府は、どうなんだ❓
そう思いませんか❓
性に関しては正常なアメリカの次期トランプ大統領は、トランスジェンダーを禁止する意向です。
トランスジェンダーを絶対の価値のように主張するヨーロッパは、性に関しては異常な国だと言うことです。
誰が決めたわけでもありません。EU政府が勝手に一方的に決めたに過ぎません。

それを他の国に押し付け、受け入れなければ非民主主義的だと批判して仲間外れにします。
最近、色々な場面でよく見る風景でしょう❓
これは、二元論の世界です。二元論の世界は、ほぼ独裁主義の世界です。
異論や反対は、許されません。
ウクライナ紛争も全く同じでしょう❓

つまり、EUはどんどん非民主主義的な世界になりつつあります。
行きつく際は、独裁か独善です。やがては、自分たちの殻にこもって退化していくでしょう。

「岐路に立つ」と言うのは、このような意味です。
再び民主主義の道を歩むのか❓
独裁か独善の世界に陥り退化していくのか❓

既に退化の道に入りつつありますから、時間とともに手遅れになります。
最後は、ヨーロッパと言う小さな閉鎖的な政治的・経済的ブロックになると思います。

(2)トランプ氏とEUの関係
話が、ごっちゃになるので日記を改めて書きます。
(1)だけでも相当難しいと思います。(私も難しかったです。暫定的な途中経過の仮まとめです。)

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


鳴り物入りで始まったウクライナ軍のクルスク進撃作戦の途中経過<ウクライナ紛争2025・01・08

2025-01-13 16:56:51 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論 2025・01・08
『ロシア軍がクルスク方面で攻勢、ウクライナ軍は複数方向で支配地域を失う』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-forces-launch-offensive-in-kursk-region-ukrainian-forces-lose-territory-on-multiple-sides/

何しろウクライナ軍のクルスク(新)攻撃作戦は、キエフ政府が速報を出し大統領府高官らもSNSで宣伝していました。航空万能論のコメント欄も相当、盛り上がっていました。ただ、ほとんどの人は「意味が分からん!」と言っていました。
私は不景気だから「打ち上げ花火」を1発、打ち上げたんだろうと思っていました。

「ロシア軍が慌てふためいて怯えている!」と言うような話も事前に広報されていました。始める前から、どうしてそれが分かるのかな❓と、やや疑問に思っていました。
一応、戦車数台を含む装甲車など20両近くを投入して攻めて行ったようです。とても本格的な攻撃には見えず、ロシア側軍事ブロガーは、スームイ州に新規の部隊がいるから陽動作戦かもしれないと警戒していました。慌てたり怯えたりは、していないようでした。
1月7日の航空万能論の記事では、一応ウクライナ軍が攻撃しています。ただ攻めたというだけで、具体的に何か戦果が上がっていると言うことではありませんでした。
「これじゃ、打ち上げ花火じゃなくて❓線香花火じゃないか!」と昨日は、思いました。

一応、イエルマク大統領府長官のコメント
「クルスクから朗報がある」
「ロシアは自業自得だ」
こんなのを受けて、西側のメデイアは一斉にウクライナ軍のクルクス攻撃を報道していました。
少しは、成果を見せなくてはダメでしょう❓

★そこで、ウクライナ万歳サイトFoebesのDavid Axe先生の記事 2025・01・08
『クルスク州で攻撃のウクライナ軍、装甲車でロシア兵を踏み潰す 「殺気」の表れか』

https://forbesjapan.com/articles/detail/76302

ストライカー装甲車でロシア兵を追い回して踏み潰したのだそうです。機関銃で撃てばいいのに、わざわざ踏み潰すために追い回しています。その「殺気が、よろしい!」と褒めています。
何が何でもウクライナ軍を褒めちぎるAxe先生でも、これ以外は褒める点はなかったようです。
これが、一番の大戦果なのでしょうね❓

☆そして、今日の航空万能論の記事です。
クルスクの戦場は情報が限られており、どっぢの側も(軍事ブロガー)余り細かなことは報告しません。
それでも、略図の中のベルダン方面でウクライナ軍が進撃しようとしたのは、分かります。今日は、もう押し返されているようです。それ以外では、4方面でロシア軍が進撃しています。

一応、現段階ではウクライナ軍の進撃は1日で止められて2日目は押し返されているようです。
ロシア軍は、4方面で結構進撃しています。
そもそも情報が錯綜しがちなクルスクの戦場で、これほどはっきり戦況が出てくるのは珍しいです。

ウクライナ軍の進撃作戦を待ち構えていたロシア軍は、余り大したことがなかったので安心して新年の攻撃を開始したと言うことのようです。

あの、ウクライナ側の鳴り物入りの攻撃予告は、何だったのでしょうね❓
線香花火にすらなっていません。1日で止められて2日目に押し返されるのが、攻撃と言えますか❓

もちろん!
ロシアの軍事ブロガーが警戒しているスームイ州に待機しているとされるウクライナ軍の新規の部隊が、怒涛の攻撃作戦を開始するのかもしれません。

しかし、12月から南からスジャを目指して攻撃しているロシア軍は、更に進撃してまもなくスジャ市街地の南の端に到達しそうです。しかも悪いことにスジャ市街地の中央には川が流れています。西側の市街地の方に迫っています。こっちから攻められると東の市街地は、孤立して包囲されます。

今回の攻撃で直ぐ南の「マフノカ」を制圧しました。そのマフノカを足掛かりに次は、スジャの市街地を攻めるでしょう。
12月に激戦の末ロシア軍が奪還したのが、相当南にある「プレホヴォ」です。距離を大雑把にみると半月もかからないでロシア軍は、スジャに向かって6km以上、進撃したことになります。塹壕や陣地のある場所です。私も今日戦況図を見て呆れました。
これは、普通に言うとスジャが大ピンチ!です。
どうやら、それを放置して「また」ウクライナ軍は全然違う方角を攻撃したようです。
それが4方向でのロシア軍の反撃を呼び込んでは❓

これは解説のしようがないですね!
人が死ななければ、漫画の世界です。
ゼレンスキーが、元お笑い芸人だという事は確かに分かります。
新年の「初笑い」を、サービスしたのか❓
(⇒ロシア軍は、笑いが止まらないと思います。)
(ゼレン!年初のサービス!サンキュー💛)

 

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※より事実に近いことを知りたい方のために人物紹介
名前を見かけたので、書いておきます。

ウイキペデイア【ジョン・ミアシャイマー】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC
国際政治学者、シカゴ大学教授

正統派の学者です。自分の信念を金や圧力で変えることはありません。もちろん、その見解が全部正しくはないかもしれません。しかし、金や圧力や出世欲で権力に迎合する学者よりは、余程聞くべきことは多いと思います。
ロシアの軍事侵攻開始後、アメリカの東方拡大が原因だと主張して、猛烈なバッシングを受けました。
私の過去日記でも「正論」として取り上げています。
テレビや新聞に良心の「カケラ」でも、あるのならば・・・
少なくとも意見を紹介する程度は必要だと思います。通説に対する異論だからです。
異論も反論も許さない、今の「民主主義」❓
これは、【外見民主主義:中身独裁主義】です。
これは、ダブルスタンダードの立場であり【二元論の世界】でもあります。
そうなりたくない人は、異論や反論に耳を傾けるべきだと思います。
民主主義とは、異論や反論に耳を傾けることです。
異論や反論を封じ込めるのは、思想上の独裁主義です。

※航空万能論のコメント欄にミアシャイマー教授の戦況見通しを書いている人がいました。
これは、イギリス国防省(プロパガンダのみ⇒必ず外れる)などとは違って実情に近いと考えていいと思います。
ウクライナの継戦能力は6~7か月程度との見通しだったようです。
去年の12月の話だとすると、今年の6月か7月です。
ただし、これはコメント欄で見ただけで自分でYoutubeなどで確認したわけでは、ありません。
Youtubeで見解を公表することが多いです。

2024年12月19日のYoutubeの中で話しています。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


トランプ氏のウクライナ紛争に関する最新発言と仏マクロン氏の発言<2025・01・08

2025-01-13 16:52:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

昨日が、キリスト教正教のクリスマスです。暦の関係で正教の国では12月25に該当するのが1月7日です。日本で言えば旧正月と同じです。ウクライナは、例によってひねくれて法律で強引にクリスマスを12月25日に変えました。ロシア正教は、敵性宗教として弾圧しました。これはキリスト教正教の組織形態が関係しています。ウクライナでは、別派としてロシア正教からウクライナ正教が分離独立しました。だから一応、ウクライナ正教会は自分たちで独自に決めることは出来ます。それにしても長年の伝統を法律で強引に変更し、根拠もなくロシア正教系の教会を差別し迫害するのは、宗教弾圧です。
それを西側のメデイアは、素晴らしいことのように報道していましたね❓
まあ、見事な偏向ぶりです。私が「ウクライナ万歳」と言うのは、このようなことを指しています。この偏向ぶりは、そうとしか表現のしようがありません。ほぼ「鬼畜米英」と同じ精神構造です。
ウクライナがやることは何でも正しくテロや破壊工作も正しくなります。

 

(1)トランプ氏のウクライナ紛争に関する最新発言
ロイター 2025年1月8日
『トランプ氏、ウクライナのNATO加盟に反対するロシアに理解』

https://jp.reuters.com/world/ukraine/A246KKWC4FIYDEBXJTZOU4BBRA-2025-01-07/

「ウクライナ万歳」の立場に立つ従来の西側からすると、「裏切者め!」と言うことになります。ハンガリーのオルバン首相は、ずっと「売国奴」みたいな扱いでした。
ウクライナ紛争の原因は、NATOの東方拡大です。
火を付けたのは、アメリカが主導した2014年ウクライナ・クーデターです。
これで西ウクライナ過激民族主義者と暴力極右グループがウクライナの政権を武力で奪取しました。
西側は、これを「マイダン革命」と言葉を変えて胡麻化します。
武力クーデターと革命では、随分イメージが違うでしょう❓
これが、フェイクニュースの作り方です。
言葉を変えようと中身は、変わりません。

この経緯は、普通の西側の指導者なら誰でも知っているはずです。
2022年2月24日以前の出来事は、切り捨てて隠して一方的にロシアを侵略者に仕立て上げているだけです。
実際には、アメリカ(バイデンさん)の方が侵略者の要素が強いです。
その仕上げをしたのが、ゼレンスキーの2021年10月の東部独立派への武力攻撃の激化です。事実上、「ミンスク2合意」を破棄しました。
こうしてロシアの軍事侵攻が起こりました。
はっきり言って、アメリカとウクライナに原因があると言えます。
その部分は、都合が悪すぎるから2022年2月24日以降だけのウクライナ紛争を切り取って主張しています。
2005年頃からの出来事や事件を全部、言わなければ到底公平とは言えません。

トランプ氏が、「ロシアがウクライナのNATO加盟に脅威を感じることは理解できる」と発言しているのは、切り取らない歴史を中立の視点から述べています。
つまり、トランプ氏は西側の立場は踏まえつつも中立寄りの和平の仲介者として、今後関与していくことを述べたのであろうと思います。
要は、この紛争の原因を正確に理解していると言うことです。
その原因の部分で調停しなければ、和平合意が出来ないことを理解しています。
これは、仲介者になるのなら当然のことです。言い分は両者にあります。ウクライナの言い分は、その半分にすぎません。

もう一つは、言葉を現実的に変えてきました。
◎すぐ停戦させる
◎あそこでは多くの人々が死んでいる。戦争を止めさせなければ、ならない
<今回>
◎(紛争解決に)少なくとも6ヵ月は(時間が)ほしい
(しかし)6ヶ月よりずっと早く達成したい

「直ぐ」ではなく、「6か月以内に実現したい」に変化しました。
発言が現実的になったと言えます。
だからウクライナ特使のキエフ訪問も延期になりました。
当初の予定は、もう訪問していたはずです。予定は、トランプ氏の大統領就任後に延期されました。
到底、簡単には行かないから政権発足後、もう一度段取りを検討しなおして・と言うことでしょうね。

ロイター 2025年1月27日
『トランプ氏のウクライナ特使、キーウ訪問延期 就任式後に=関係筋』

https://jp.reuters.com/world/ukraine/KQMIEL4KOFIOBNNCKZSZMHVERQ-2025-01-07/

(2)フランスのマクロン大統領の発言
AFPBB 2025年1月7日
『マクロン仏大統領、ウクライナに領土譲歩の検討を求める』

https://www.afpbb.com/articles/-/3557019

これまで西側の政府首脳は、誰一人口にしませんでした。
明確に主張していたのは、ハンガリーのオルバン首相だけです。
「完全、手の平返し」です。
マクロン氏が、こう発言してしまえば色々な声が出てくると思います。

ダメ押しが❓
AFPBB 2025年1月8日
『ゼレンスキー大統領の支持率さらに低下、「信頼する52%」』

https://www.afpbb.com/articles/-/3557053

※政府が政策を変更すれば、その国の主要なメデイアは、報道内容をそれに沿った内容に変えます。
例えば、こんな報道もあります。

AFPBB 2025年1月3日
『ウクライナ軍の旅団から1700人脱走か、仏で訓練中の50人も(脱走)』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556548

これはウクライナ政府の発表ではありません。
ウクライナ従軍記者のユーリー・ブトウソフ氏の告発記事を引用しています。
これまでなら、まずこんな事は報道しなかったでしょうね❓
ウクライナのボロは、山ほどあります。西側のメデイアは、それをほとんど報道しませんでした。全部、報道すれば「ウクライナ支援など、止めてしまえ!」と言う話になります。なっては困るから、これまでは揉み消していました。
今後は、段々出てくるかもしれません。

少なくともフランスは、トランプ氏の考えに従うと言うことだろうと思います。
ホワイトハウスの主は、1月20日に代わります。

☆トランプ氏の発言を、イギリスのロイターが速報したのが興味深いところです。日本時間6:36の記事ですから「速報」です。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ポクロウシク包囲作戦、トレツクの市街戦、チャシブ・ヤール<ウクライナ紛争2025・01・06

2025-01-13 16:44:07 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論 2025・01・06
『ロシア軍がトレツクしない大部分を占領、ポクロウシクの裂け目も拡大』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-forces-occupy-most-of-tretsk-city-center-pokrovsk-rift-widens/
(1)チャシブ・ヤール
チャシブ・ヤールやトレツクにはロシア軍は、兵力を増強していません。現地のロシア軍部隊が地味にコツコツ削っています。チャシブ・ヤールの市街地のうち面積の広い北側の市街地は、ロシア軍が目見当で半分占領して攻撃中です。次に書くトレツクが陥落したら、ここも少し兵力を増強して攻め始めるのではないか・と思います。トレツク(南)からコンスタンチノフカを攻めるのが主要攻撃路で、チャシブ・ヤール方面(東)から攻めるのが副攻撃路です。まだトレツクからコンスタンチノフカに攻め上がるには時間が必要です。それに合わせて、と言うことだろうと思います。

(2)トレツク 略図の1枚目
去年の9月から市街戦が続いてきたトレツクですが、ウクライナ軍は交代がありませんので疲労と部隊の消耗が激しいと思います。大分、押されて完全に支配しているのは、北側市街地の北のはずれの方が少しだけになりました。黄色で示されたルートT-0516が補給路ですから、市街地の補給路の入り口近くまでロシア軍が接近しては、補給が苦しくなります。略図を見ると市内のT-0516のわきにスーパーマーケットがあります。この付近までロシア軍が制圧しています。その先道路左側に高さ70Mのテリコン(ぼた山)が、あります。ここをロシア軍が制圧すると残りのウクライナ軍支配地での抗戦は難しくなると思います。激戦むなしく撤退になりそうです。増援もほとんどありませんでしたから、それもやむを得ないところです。ウクライナ軍の勇気を示した戦場です。

(3)ポクロウシク方面
ここは、戦域が驚くほどに拡大しました。略図2枚でないと入りきりません。略図の2枚目に右端オチェレテイネが、あります。記憶のいい人は覚えているでしょう。
何月でしたかね、ロシア軍のオチェレテイネ奇襲攻撃の成功から、一気に戦局が動き始めました。
それから10か月後の今は、ロシア軍はドネツク州西の州境まで10km弱まで進撃しました。
ポクロウシク南のシフチェンコからは、西にロシア軍が進撃中で1本目の鉄道路線まで、あとわずか迄迫りました。
ここが西の包囲を形成する起点です。

ついに東の包囲を形成する動きが始まりました。
オチェレテイネ制圧後、ロシア軍は周辺を制圧していきましたが、北西方向に関しては、「ノヴォオレクサンドリヴカ」まで制圧してこの方向には、それ以上進撃せず西への進撃を優先しました。
とうとう、更に北西にある「ヴォズドヴィジェンカ」を制圧しました。現在、その東の方に占領地を広げています。西にも行っていますね。この付近を面的に制圧しようという動きです。目的は、更に北西方向にあるドネツク州の物流大動脈のルートT-0504の遮断です。
ここを遮断するとポクロウシク~コンスタンチノフカの物流が完全に止まります。
それと同時に西と併せて、大きくポクロウシクとデイミトロフを包囲することになります。両方合わせると市街地がかなり広いですから攻防戦は激戦になると思います。
直接の攻撃は、後回しにして周辺の拠点をじっくりと制圧して、西の補給路を遮断して三方向の包囲を完成させるのが第1目標でしょう。補給を遮断して弱らせながら、周辺からジリジリと迫っていくと思います。最後は、全方向からの総攻撃でしょうね。
分かっていてもウクライナ軍は待つことしか出来ません。増援部隊は送られてこず、予備部隊は無意味なクルスク作戦に全部投入されています。ドネツク州のウクライナ軍の将兵は、虚しいでしょうね。何のために戦っているのか、意義が分からなくなっていると思います。

今のペースだと3か月以内にポクロウシクの総攻撃が始まると思います。

(4)略図の3枚目のクラホベ方面は市街地は、完全にロシア軍が制圧しました。南の方に開いている地域は、今となっては草刈り場で終わったエリアです。
次の戦場は、西にあるルートN-15沿いのウクラリー、コンスタンテイノボリ、そしてその北のアンドリイフカです。アンドリイフカが最大の市街地面積を持っていますから、ここが最後の抵抗拠点だろうと思います。ここが陥落すると西は州境の向こうまで拠点らしい拠点は、ないと思います。
北上すれば、ポクロウシクまで拠点はありません。途中の集落は簡単に踏みつぶされるでしょう。それほど時間がかからずポクロウシクの南のドネツク州は、ロシア軍が制圧する事になると思います。
この地図の左の道路を南西方向に下ったすぐ先が、ヴェリカ・ノボルシカです。

去年の今頃を思い返すと信じられないほどにロシア軍が進撃しました。
それを可能にしたのは、無意味で無謀なクルスク侵攻作戦です。
しかも、まだやっています。

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※だから、ロシア軍にとってはウクライナ軍が、クルスク侵攻作戦を継続してくれることは「大助かり」なのです。
口の悪い人が、言っていました・・・
「ウクライナ軍ホイホイ」(ゴキブリ・ホイホイ)
ほんと、それと同じです。

世間では、正反対のことを聞きませんか❓
ゴキブリ・ホイホイに引っかかるウクライナ軍を誉めても仕方ないと思いますが❓

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


また始めたキエフ政府の意味不明な怪・クルスク再攻撃<ウクライナ紛争2025・01・06

2025-01-13 16:41:51 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論 2025・01・06
『ウクライナ軍がクルスク方面で攻勢、ロシア軍は南からスジャに迫る』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-advance-on-the-kursk-front-while-russian-forces-approach-suzha-from-the-south/

この攻勢に関しては昨日、キエフ政府が大本営発表して政府高官がSNSで更に宣伝しています。ご丁寧に「速報」で発表したようです。
それを今日、欧米のメデイアが一斉に報道する例のパターンです。ほんと!キエフ政府への広報活動の協力ぶりには感心します。それで何か意味があるのかと言うと、何の意味もありません。精々、1週間もすれば世間は忘れると思います。キエフ政府の景気のいい話題がないから、打ち上げ花火でも1発、上げようか!
こんな程度の話です。

ウクライナの世論調査の報道がありました。また停戦論が出てきましたね❓
第155旅団の大量脱走事件もありました。
東部戦線ではクラホベが陥落し、ヴェリカ・ノボルシカは陥落寸前です。
他でもトレツクやチャシブ・ヤールも陥落が近いです。

このような「不都合」な情報を消すために、今回のクルスク再攻勢が行われています。
当然、軍事的合理性は皆無で成算など、「ハナから」期待していないでしょう。
苦し紛れの「その場しのぎ作戦」です。

去年後半にも似たようなことをやっていました。
ロシア軍が占領地の西部から大規模な反撃作戦を開始しました。
ウクライナ軍は、どうしたか❓
ロシアの反撃作戦は無視して、その北側を攻め始めました。
当然ロシア軍の進撃ルートにいたウクライナ軍は、全滅に近い損失を被ったと思います。
北に攻め上がったウクライナ軍は、進撃を止められて三方向包囲のような態勢に陥り、結局撤退するしかありませんでした。ロシア軍は、この一連の反撃作戦で占領された地域の約半分を奪還しました。
12月からは、ウクライナ軍の占領地の中心であるスジャの南でも攻撃を始めました。今、大分南からスジャに肉薄しています。

去年のロシア軍の反撃作戦の時とパターンが大体同じです。
だから、得られる結果も似たようなものになると思います。
【現在の苦境を一時的に目晦ましで誤魔化す作戦です。】
誤魔化す相手はウクライナ国内と西側(支援国)です。
こんな事のために失敗することが分かり切っている作戦をしては、失敗して大きな損失を出すことを繰り返しています。軍事的には何の意味もなく、劣勢をその都度、深めてきました。

こんなキエフ政府を支援する意味は、最早ないと思います。
そして、ウクライナ国民のうち国内避難民は、ほぼ棄民状態です。
約360万人以上の国内避難民のうち、最低限以下の給付を受けている人は約120万人です。
240万人以上は、住宅支援すらなく放置されています。東部住民に対する差別もあるでしょうね。

航空万能論 2025・01・05
『政府支援を受けられないウクライナ人避難民、ロシア占領下に戻り始める』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-refugees-without-government-aid-begin-to-return-to-areas-occupied-by-russian-troops/

生活苦に苦しむ国内避難民の悲惨な状況を、ウクライナの新聞の報道を引用しながら報告しています。日本でこんなことを報告するのは個人ブログの「航空万能論」だけではないか・と思います。
記事を検索して読んでほしいと思います。

国連UNHCR協会の資料によると・・・
2023年にUNHCRが援助を提供した人々⇒約260万人
このうちの多くは、キエフ政府支配地の国内避難民だろうと思います。
IMFの推計だったと思いますが、ウクライナの貧困層が100万人単位で増えています。
大体、数字の辻褄は合うでしょう❓
こういった人々を切り捨ててキエフ政府は、戦争に血道をあげています。
ほぼ気が狂っているでしょう❓
国民を見殺しにして(国連の支援が無ければ餓死者が100万人の単位で出るだろうと思います)戦争に明け暮れるキエフ政府を支援するのは、人殺しを支援するのと、ほぼ同じです。

よく考えた方が、いいのではないでしょうか❓

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


論調が変わったウクライナ紛争「ウクライナ万歳⇒西側万歳」と急に出てきた「停戦論」など<2025・01・06

2025-01-13 16:38:48 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

これまでは、何が何でもウクライナ万歳でした。
「正義は最後が勝つ!悪が勝てるはずがない!」
これは、まだましな方で❓
「ウクライナは、神の国だ!」
(神国日本!のウクライナ版です)
大体、こんなニュアンスを聞こえをよくして主張していました。

まだ、徹底抗戦を試みる者もいますが、アメリカの広報機関兼用の戦争研究所の戦況図もウクライナにシビアになってきました。さすがに、まるっきりの嘘は報告できないからです。
こうなるとウクライナ万歳!では、余りにも嘘が過ぎます。

そこで最近は、論調が変化してきました。
「仮にロシアが戦争に勝ったとしても・・・」
「地政学的には(総合的には)ロシアは敗北している!西側が勝利している!」
ロシアとNATOが直接戦争しているわけではありませんから、どちらがこの戦争で有利を得たかは様々な評価と判断が必要です。当然、ロシアだって戦争による悪影響はあります。その部分だけ強調して・・・
「だから西側が勝った!」
と結論を出します。
このような記事を掲載しているメデイアが、一番熱心に「ウクライナ万歳!」を主張してきたメデイアです。

産経新聞 (小野田雄一)2025・01・02
『ロシア、ウクライナに「もし勝利」でも大損失が確定 地政学・軍事・経済の全てで”赤字”』

Newsweek(S・C・ペイン 米海軍大学)2024・12・31
『真の敵は中国ー帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ』

CNNにも記事が1本ありましたが、受けが悪いみたいで消えてしましました。
(アクセスが少ないと、すぐ他と差し替えになります。受けの良い記事は、しばらく残っています。)

※そうかと思うと風向きの変化を感じ取って煽りまくってきたメデイアが、何だか停戦論っぽい記事を急に出し始めたりします。

読売新聞 2025・01・04
『ウクライナでロシアの占領領土を諦める考え方広まる、EUとNATO加盟による安全保障が条件・・・研究機関世論調査』
2025・01・04
『「ロシアの占領続いてもEU・NATO加盟で真の安全保障確保」・・・ウクライナ世論調査、64%で支持最多』

産経新聞 2025・01・04(共同通信)
『「NATO加盟で終戦」シナリオ支持64% ウクライナ世論調査、領土一部断念の容認は最多』

東京新聞 2025・01・04(共同通信)
『NATO加盟で終戦に支持 64%「ロシア占領続いても」』

日本のメデイアの特徴が分かるでしょう❓
同じ情報を、ほぼ全メデイアが一斉に報道します。
そうすると聞いた人・見た人は、「そうなのかな」と思う仕掛けです。
これは、ゼレンスキーが以前から停戦の最低条件として主張し、NATO加盟即時招待を要求しています。
今のところNATOは拒否しています。
トランプが大統領に就任すれば、当然に停戦の方向でトランプは動きます。
もう、それは変えられないからウクライナの新聞が、世論調査をネタにNATO加盟条件の停戦受け入れのアドバルーンを上げただけです。
去年の5月にもほぼ同じ内容が、ウクライナの新聞で取り上げられました。
その後、8月にクルスク侵攻作戦が開始されました。

この話にはこの紛争の原因が「条件」になっています。
そもそもロシアが軍事侵攻に踏み切ったのは「ウクライナのNATO加盟阻止」です。
だから、こんな話にロシアが乗るはずがありません。
ロシアに停戦を拒否させるために、この話を流しているとしか思えません。
アメリカの次期副大統領が、停戦の素案を表明しました。
「ウクライナの中立化」
「ウクライナのNATO加盟放棄」
その他

つまり、これらの記事やニュースは、トランプ提案を拒否するために流されています。
停戦を受け入れる話ではなく、逆に拒否するための話なのです。
そして、これはロシアが100%拒否します。
トランプの停戦話を、ぶち壊すためにこんな世論調査を流しているわけです。
余程、キエフ政府は戦争を続けたいようです。

そして去年8月の二番煎じ
ロイター 2025年1月6日
『ウクライナ、ロシア西部クルスク州で新たな攻撃開始』

どうして速報で出てくるかと言うと、ウクライナ政府高官がSNSで昨日情報を拡散しているからです。
「これから、クルスク攻め!やりますからね!」

★ウクライナ関連の話を聞いていると、段々馬鹿らしくなってくるでしょう❓
戦争を継続することだけが目的で、それ以外にはもう目的がありません。
何のための戦争か❓
⇒キエフ政府とウクライナ軍のための戦争です

★そもそも、ウクライナのNATO加盟は実現するのか❓
余程、速くて数年はかかります。
スウエーデンの例
加盟申請 2022年5月
加盟実現 2024年3月
トルコが強烈に反対しました。怒るトルコをなだめて脅してやっと約2年後に加盟しました。

ウクライナの例では、ハンガリーとスロバキアが強烈に反対します。
ウクライナは、去年の12月にロシアのガス・パイプラインを止めたでしょう❓
そのパイプラインの先にある国が、ハンガリーとスロバキアです。ロシアのガスが来なくなりました。
そうでなくても反ウクライナのハンガリーとスロバキアは、「ブチ切れ」ました。
どう脅されようと同意しないと思います。
NATO加盟は、全加盟国の同意が条件です。
NATO加盟国に敵を2か国作ったウクライナのNATO加盟は、ほぼ無理と言えます。

それを停戦の条件にすると言うことは❓
停戦する意思がないと言うことです。
停戦を拒否すればトランプが激怒するに決まっていますから、ほぼ実現不可能なNATO加盟を停戦の条件に入れています。分かりましたか❓

しかし個人的な意見は、これはトランプを舐めすぎていると思います。
ボ●老人のバイデンさんは、バ●息子を甘やかすようにゼレン●キーのやりたいようにやらせています。大統領を止める前にゼレンス●ーに大盤振る舞いをしています。出したい放題ですね❓ウクライナ支援の限りを尽くしてトランプに丸投げです。

トランプは、当然ブチ切れています。最初から、厳しいウクライナ対応が予想できます。
だから、最初からガツ~ン!とくるような気がします。
言うことを聞かなければ、武器供与即削減でしょうね❓
それでも言うことを聞かなければ、アメリカ議会がウクライナ支援関係の予算案を遅らせるでしょう。(廃案にするかもしれません。元々、米共和党はウクライナ支援に反対です。⇒アメリカのウクライナ支援は無く!なります。)
2023年の後半にやっていました。あれを、やると思います。
アメリカの武器と金が来なくなった、ウクライナは❓
トランプに降参するか❓万歳突撃をやって、潔く散るのか❓
(ゼレンスキーがイギリスに亡命するのか❓)

余り逆らうとドニプロ川の西岸がアメリカ、ドニプロ川の東岸がロシアで分割して終わりにすると思います。
トランプだって、忙しいですからね❓

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


フランス歴史学者エマニュエル・ドッド氏の発言<2025・01・05

2025-01-13 16:37:09 | ヨーロッパ

以前、著作を紹介したことがあります。最新の著作
【西洋の敗北 日本と世界に何が起きるか】

私は、産経新聞の編集内容には賛成していません。しかし、記事は別です。エマニュエル・ドット氏の著作の紹介をしたりインタビューを記事にしているのは、産経新聞だけです。その意味で記事を紹介しています。役に立つものは何でも利用します。

産経新聞 2025・01・05
『「2025年は西洋の集落進む」 仏学者ドット氏と会見 核保有で自衛も選択肢』
https://www.sankei.com/article/20250105-GVUCHYKSWNMLLF3Z3ONCGXHFFA/
読者用記事
『「守ってはくれない米国に日本は備えよ」 仏学者ドット氏との会見要旨』

https://www.sankei.com/article/20250105-4X2M7XDPVZMCLN7SSEPPLTVWHM/

(産経は、核兵器の部分を引用したいのだろうと思います)
私が同じことを言っても説得力はないと思います。だから学者の言葉を借りました。私が過去に書いた内容と同じ部分があります。
欧米の製造業の衰退につては、今日また書きました。

そのうち書きたいと思っていたのが、製造業の衰えた国は、劣化することです。
ぱらぱら記事を斜め読みしても近年の欧米の全ての面での劣化は、ひどいものがあります。
どうしてか分かりますか❓
製造業では、規律・規範・勤勉性が求められます。
製造業の衰えた先進国では、この部分が劣化しています。結果として社会全体が劣化していきます。それが今の欧米社会です。
だから日本は製造業を衰えさせては、なりません。製造業を大切にするべきです。
それは、規律・規範・勤勉性を維持することになります。結果として社会の劣化を防ぐことが出来ます。
これは、とても大切なことだと思います。

アメリカについては、「プロテスタント精神の喪失に起因する」と言っています。
最近の西側の基準は、おかし過ぎるものが多いです。
『「トランスジェンダーのイデオロギー、取り付かれたような環境保護」は、世界の大半の国の価値観とかけ離れている』・とも述べています。
『西洋は自由民主主義と言う均一モデルを広げようとしたが、現実には世界の大半がロシアの国家主義、内政不干渉の原則に寄っている』
ほぼ私が考えてきたことと同じです。
その意味で著作を買って読んでほしいと思います。
中身は、私がぶつ切りで日記に書いていることを、学者の視点から整理して書いていると思います。今日の記事を読んで著作の内容が、大体推測できました。ためになる本(だろう)と思います。

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d

 


グリーンランドは、独立を目指すのか❓<2025・01・05

2025-01-13 16:33:45 | ヨーロッパ

Hara Blog 2025年1月4日
『グリーンランドがデンマークからの独立に意欲』

この記事によるとデンマーク首相が、新年の辞で独立に意欲を示した・と言うことですが、他にこれを伝えている記事は見当たりません。

一応・・・
現在のグリーンランド首相
ムテ・ウゲーデ
政党 イヌイット友愛党
(相当、オタクっぽい政党名です、北極圏らしいですね・・)
ウイキペデイア【グリーンランド】
人口2018年55877人

<デンマーク大使館ホームページから>
デンマーク政府は、グリーンランド政府に年間約634億円の補助金を交付している
グリーンランド歳入の56%を占める

<独立に関する自治法の規定>
グリーンランドの住民が望めば、デンマーク政府とグリーンランドの交渉が開始される
独立の条件
グリーンランド議会の同意と住民投票の賛成により成立する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トランプの買収提案に対してデンマーク政府は、むきになって否定しましたが、独立するかしないかを決めるのはグリーンランドの住民55877人の意思によって決定できるようです。

そしてデンマークの交付金が634億円ですから、倍額の1200億円くらいに増額すれば、あるいはグリーンランド市民の心は靡くかも知れません。
何しろよからぬ輩が、グリーンランドを狙っているようです。

Newsweek 2018年9月11日
『グリーンランドの地下資源と北極圏の軍事拠点を狙う中国』

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10938.php

中国に狙われたら危ないですね❓
土地を買い占めてアメリカを追い出そうとするかもしれません。

朝日新聞 2019・03・03
『グリーンランド、凍らぬ海の下に眠る地下資源 進む資源開発、迫る中国の影』

https://globe.asahi.com/article/12172192

☆このような事情は、マスコミは報道しません。
トランプが買収話をして注意喚起しなければ、中国が知らないうちにグリーンランドを買い占めてしまうかもしれません。少々金を出しても地下資源で儲かります。おまけにアメリカとヨーロッパを中国が分断したら大変なことになるでしょう❓

トランプのグリーンランド買収の話の裏には、このような巨額の地下資源があり、地政学上アメリカが絶対に譲れない軍事的要衝です。だからアメリカにとっては、すごく重要すぎる話のようです。

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


ウクライナ紛争が証明したこと⇒戦争は物量で勝敗が決まる(総力戦)<2025・01・05

2025-01-13 16:30:52 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ紛争を見ていると西側(アメリカ)の認識や予測の間違いの多さが目立ちます。
理由は、西側の予測がことごとく外れているからです。その理由は、今だけ見て近未来を予測しないからです。戦争が進行すれば、次々に違う局面が出てきます。その部分の予測が全くできていません。
加えて希望的観測が多いですね❓
「こうなると都合が良い」
この部分を「こうなるに決まっている」と勝手に決めつけて、それで計画を立てます。
「結果は、こうなりませんでした」
だから、失敗するパターンが連続しています。

アメリカが一番成功したのが、イラク戦争でしょう。その認識でロシアを想定していたと思います。ロシアぐらいの軍事強国になれば、イラクとは全然違いましたね。武器の数と兵士の数が、全く異なります。簡単に勝てる戦争ばかりやってきたので、通常戦争をやれば、どれほどの武器を消耗するかが全然理解できていませんでした。だから砲弾などの武器の供給が、今でも消費に追いついていません。
ロシアの方は、旧ソ連時代の備蓄が旧式ですがありますし、武器生産能力もあります。戦時体制に移行すれば当然、武器の生産量は増えます。加えてロシアは、北朝鮮と同盟関係を結び更に武器供給能力を増強しました。

一番大きな間違いは、西側の優れた兵器であっても旧式のロシアの兵器を圧倒することが出来ないという事実を見落とした点です。2022年は、精密誘導式155ミリりゅう弾砲弾やハイマースのミサイルが抜群の効果を上げました。しかしロシアはそれにたいして電波妨害装置を効果的に配備して対抗しました。ほぼ、これで武器の優位性は失われました。
結局、武器の数による戦いになりました。
こうなれば武器の供給能力が、モノを言います。武器供給能力に勝るロシア軍が優位に立つのは当然のことです。
加えて戦争が進むにつれて兵士動員能力の差が、戦場での兵士の数の差を生み出しました。兵士の数で劣り兵器の数で劣るウクライナ軍が勝てる道理は、ありません。
ロシアは、それを見越して2022年の後半から武器の増産体制を作り始めました。大体、完成したのが2024年の前半です。こうなると更に武器の差が大きくなりました。
今ある武器在庫を提供する西側が、かなうはずもありません。

つまり、これが大陸国家の戦争です。第2次世界大戦の独ソ戦も同じ経緯を辿って、前半、ぼろ負けしていたソ連軍は徐々に態勢を立て直して、消耗戦に持ち込みました。そして、物量の差でナチスドイツ軍を打ち破りました。
つまり、物量がものを言うことを知っていたロシアは、消耗戦に持ち込み物量を増やす努力をしました。物量が増えた今は、ロシア軍が優勢に戦いを進めています。
アメリカは、これを認識していなかったから今更どうにもなりません。物量を増やそうとするなら西側諸国の市民生活を犠牲にして武器生産を拡大するしかありません。直接戦争に関係のない西側市民が、それに納得すると思いますか❓
今ですら生活苦の市民が多いのですから、暴動が起きるかもしれません。

経済制裁や金融制裁の効果もまるで判断が違っていましたね❓
ロシアは、制裁を何とかカバーして経済を回しています。これは2014年ウクライナ・クーデター後からロシアが準備してきたからだろうと思います。石油はインドの売り、天然ガスは中国に売りました。これだって事前に準備していないと、即刻販売先を変更するなど不可能でしょう❓

バイデンさんが、思い付きでロシア叩きを始めたから、こうなりました。ロシアの方は、そうした事態を想定して長い間に準備してきたと言うことだろうと思います。
思い付きの経済制裁と金融制裁は、逆にヨーロッパ諸国の経済を締め上げています。ドイツなど酷いものです。政治・経済・社会がガタガタです。
西側の主要国では、ほとんどの国で政権交代が起きました。政権交代がないのは、イタリアだけです。こういったこともウクライナ紛争が大きく影響していると思います。

ウクライナ紛争を予測して長年準備してきたロシア。
何の準備もなく、思い付きで戦争を始めたアメリカ(ウクライナ)。
「物量」を準備したか、しないかの違いです。

「総力戦」の部分は、付け足しになりますが総力戦になれば国力が、ものを言います。
西側の強力な支援があろうと、ロシアの国力の方が勝っています。この部分もアメリカは読み違えていました。
西側のロシアに対する認識が甘すぎた・と言うことです。

★書いては見たけど、自分で読んでも面白くありません。午前中は、アイデイアがあったのですが一眠りしたら忘れてしまいました。今、思いだしたらPPP(購買力平価)GDPのことを書くつもりでした。何を書くつもりだったのか思いだせません。
2023年ランキング
1:中国 
2:アメリカ
3:インド
4:ロシア
5:日本
これをネタに何を書くつもりだったんだろう❓

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
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「鉄は国家なり」、アメリカの落ち目度とロシアの落ち目度(USスチール買収拒否)<2025・01・05

2025-01-13 16:29:32 | アメリカ合衆国

バイデン大統領が、日本製鉄のUSスチール買収を拒否しました。
どうも「鉄は国家なり」の屁理屈によるようです。国の重要産業の経営権はアメリカにあるべきだ・と言うことのようです。しかし経営不振で身売りするUSスチールの売却を阻止すれば、その後どうするのかの問題は先延ばしです。アメリカの同業他社が買収するのか、それとも公的資金の注入しかないでしょうね❓
公的資金の注入になると、ほぼ倒産企業を生き延びさせることになります。最終的に企業解体しかないでしょう。
落ち目のアメリカを象徴する出来事と言えます。

アメリカは、今空前のバブル景気に沸き返っています。しかし、これは金融とハイテク企業の好調によるもので製造業は、まあ悲惨と言えるでしょうね。
バブルが破裂したら、アメリカはどうなるのか❓
相当、リアクションは大きいと思います。
USスチールを巡るゴタゴタは、その前触れのような気がします。

本当に書きたいことは、次の日記で書きます。
そこで「鉄は国家なり」です。
旧ソ連は、軍事大国として恐れられていました。
その理由は、膨大な通常戦力の蓄積です。
その裏付は、生産力です。
武器の材料は、何ですか❓
鉄ですね。だから・・・
「鉄は国家なり」

1980年世界粗鋼生産量ランキング
1:ソビエト連邦 14794万トン
2:日本 11139万トン
3:アメリカ 10145万トン
4:ドイツ 5146万トン
5:中国 3712万トン

日本は堂々の世界2位です。日本とアメリカを足すとソ連を上回ります。
では、2023年粗鋼生産ランキング
1:中国 101908万トン
2:インド 14017万トン
3:日本 8699万トン
4:アメリカ 8066万トン
5:ロシア 7580万トン
7:ドイツ 3548万トン
26:イギリス 557万トン

中国の二桁違うダントツぶり!が、際立っています。(二桁です!)
チンケな中国が、たったの43年でこうなりました。
日本とアメリカは、似たぐらいにズリ落ちて3位と4位です。これは、まだましな方でロシアは粗鋼生産では見る影もありません。ドイツは相当、落ちぶれましたね。イギリスに至っては、ないに等しいです。もう、この先イギリスが海軍国家として復活することは、ありえません。(⇒「イギリス海軍に栄光あれ!」⇒もう栄光は無いという意味です)
まあ、ロシアは1回国家破綻していますから、よくこれで踏みとどまっていると思います。
中国を、何かと馬鹿にして嘲笑する人は、このデータを見たらいいと思います。

ついでに世界造船竣工量ランキング(2021年、単位1000トン)
1:中国 27000
2:韓国 19700
3:日本 10700
ここで90%
4位以下は、ないも同然。
※1956年は、イギリスが世界1位

イギリスが世界の中で大きな海軍国家であったのは、1956年の造船竣工量が示しています。
今や、粗鋼生産量と併せて考えるとイギリス海軍は、やがて沿岸警備艦隊になるでしょうね。

ロシアは、元々大陸国家なので造船はそれほど必要ありません。
世界最強の海軍国家アメリカ!
造船なんかないも同然ですよ。粗鋼生産の方では、なんとか頑張っています。しかし、USスチールの例を見るなら相当怪しいですね。粗鋼生産も今後は、落ちぶれるでしょう。やがて4位のロシアに抜かれると思います。

今、中国がガンガン海軍を増強しています。
アメリカもセッセと作らないと負けますよ❓
作れると思いますか❓
お古の戦闘艦が退役すると、段々アメリカ海軍の戦闘艦の数は減っていくと思います。
ズリズリ減っていくアメリカ海軍!ドンドン増える中国海軍!

20年もしたらどうなりますか❓
普通に考えたら分かると思いますよ。

ロシアの落ち目度は、陸軍(大陸)国家だからまだ救われています。
アメリカの方は海洋国家ですから、イギリスの道を辿っています。
30年したら❓
「アメリカ海軍に栄光あれ!」
(「ウク●イナに栄光あれ!」なんて叫んで戦争に負けそうな国がありましたね❓)
なんて事に、ならないといいですけれど・・・・・
(最後は・・・「アメリカに栄光あれ!」・・・おっとっと❓)

 

※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


イーロン・マスクの一見奇矯な発言を聞けばトランプ氏の欧州政策が分かる<2025・01・03

2025-01-13 14:50:09 | アメリカ合衆国

AFPBB 2025年1月4日
『マスク氏、欧州の極右を後押し 進歩派は警戒』
https://www.afpbb.com/articles/-/3556608

この記事タイトルを見ると、マスク氏が欧州の極右を支持しそれを進歩派が警戒していると読めます。記事内容も大体、それに沿った内容です。
まず第一にイーロン・マスクが時期政府の要職に就くことが予想される中、勝手に自分の意見を発言するはずがないでしょう。事前にトランプ氏に話をして支持か黙認を得ているに決まっています。イーロン・マスクの一見奇妙にも見える発言は、次期トランプ大統領の欧州政策を代弁しているものだと知るべきだと思います。
何だかメデイアの報道は、単なるマスクの独断的で奇矯な発言として報道しているように見えます。

まずAFPに偏向があります。
欧州の極右⇒右派
進歩派⇒左派や極左
中心軸が、かなり左にずれています。そして「進歩派」は左派の特徴である独善的で排他的な性質を持っています。自分たちと違う意見を「極右」とか「ポピュリスト」と否定して、絶対に話し合おうとはしません。ほぼ、集団的独裁体制に近いと言えます。
一番、その傾向が強いのはドイツです。ドイツな環境極左が、今のヨーロッパをダメにしていると言っていいと思います。これは過去にも日記に書きました。ドイツは、この悪影響のおかげで坂道を転げ落ちる寸前です。
イーロン・マスクは、非常に的確にEUの仕組みを批判しています。
「EUの行政執行機関、欧州委員会(政府)は非民主主義的だと批判。欧州議会の役割を拡大するよう要求した」
欧州政府が大国の密室の談合で決まることは以前書きました。寡頭政治のようなものです。これは選挙で選ばれているわけでは、ありません。
欧州議会議員は、欧州各国に議席の割り当てがありEU市民の選挙で選ばれます。ところが、EUの政治を行うのは密室談合で選ばれたEU政府の幹部です。選挙で選ばれた議会は、単なる追認機関になっています。誰が見てもおかしいこの仕組みをEUは、民主的だと胡麻化しています。
もし機能させるなら欧州議会に権限を持たせて、欧州政府の方がその決定の追認機関であるべきです。
そうでないならEU政府首相とEU大統領は、EU市民が選挙で選ぶべきです。
イーロン・マスクは、この矛盾を的確に指摘しています。
これまで、なアなアで談合政治をやってきたのを厳しく批判されたので、イーロン・マスクに反論しています。

ドイツは、もっとひどいです。
キリスト教民主同盟系と社民党、緑の党の談合独裁政治のようになっています。今のドイツの様々な矛盾はこれが原因です。これを止めて普通の民主主義にしないとドイツは、今のまま落ちぶれていくでしょう。
ドイツの改革政党は、右派のAfDしかありません。しかしドイツ政界は異質なAfDを徹底的に差別して意思決定から排除しています。AfDが政治参加しない限りドイツの改革は、ありえません。
だからイーロン・マスクはドイツの既存政党を徹底的に批判して、AfDを支援しています。
それが不満だからドイツ政界の既得権益が、マスクに猛反発しています。

イギリスは、最悪です。
英労働党は、大統領選で米民主党に党員を送り込みハリスの選挙運動を支援しました。
トランプの敵を支援しました。トランプが勝利した以上、無事で済むはずがないでしょう。

ウクライナ問題もそうです。これはイーロン・マスクの担当外だと思います。
トランプ次期大統領が決定した後、バイデンさんは滅茶苦茶なことをしています。思いっきり後をかき乱しました。
本来なら、何もせずトランプに引き継ぐべきですね❓
トランプが勝利した後、バイデンさんの尻馬に乗ったヨーロッパの国は結構あります。
要は、トランプに逆らったと言うことです。
トランプに逆らった以上、その国にはトランプ暴風が吹き荒れるでしょう。
トランプは、ウクライナがどうなろうとほとんど気にしていないと思います。
最悪ドニプロ川の西がアメリカで、ドニプロ川の東をロシアにやって分割するでしょう。
面倒なときの足して2で割る解決方法です。

石破総理もやりましたね❓
12月も押し迫ってからローンを実行しました。これ、ちゃんとトランプ氏に話を通しているのかどうか❓
話を通さず無断でやっていれば、トランプに逆らったことになります。トランプの意向が確認できなければ1か月待ってトランプが大統領就任後に確認してローンを実行するべきでした。
トランプを無視して勝手にやっていれば、石破政権は長くはないでしょうね❓

ゼレンスキーもトランプがブチ切れそうなことを仕出かしました。
ウクライナ経由のガスパイプラインを止めました。
これで、ハンガリー、スロバキア、オーストリア、モルドバにロシアのガスが行かなくなりました。
モルドバなど非常事態宣言(戒厳令?)を出して事態の収取に大童です。
これが、分かっていてゼレンスキーはガスを止めました。

西側のメデイアでは報道がありませんが、早速ドイツ議会で反応がありました。
TASS通信が伝えるところでは、野党議員がドイツ政府にノルド・ストリーム2(海底パイプライン)を使ってロシアのガスをヨーロッパに流すよう要求したとのことです。返す刀でウクライナ支援を止めるよう要求しました。これは別の野党であるAfDの主張と同じです。

ヨーロッパ各国では、これまで弾圧的に意見を封じられていた野党勢力が息を吹き返して自分たちの主張を言い始めると思います。外見民主主義・中身独裁体制の現在のヨーロッパ政界は、トランプから改革を迫られると思います。
「外見民主主義・中身独裁体制」はバイデンさんを中心に米民主党がやっていた「インチキ民主主義」です。

イーロン・マスクの主張は、奇矯でも独断的でもなくごく普通の「民主主義的」な意見です。
民主主義を失ったヨーロッパにお説教を垂れているというわけ!

マスコミの(インチキ)解説とは、大分違うでしょう❓
これが、「民主主義的」解釈です!

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


ロシア国防省の1週間の戦況報告、その他<ウクライナ紛争2025・01・04

2025-01-13 14:48:30 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

何しろ西側を含めてウクライナ関連の報道は、相当偏向していることは何度も日記に書いた通りです。
最近は、ロシア側の軍事ブロガーも情報の後出しをしている気配があり、軍事ブロガーや軍事サイト経由の情報も少ないです。現状を知るために最近は、TASS通信の記事をチェックしています。西側のメデイアが不都合なため記事にしないニュースも結構、あります。
敵を知るためには、敵が何を報道しているのか知る必要があります。今、西側の情報分析にこのような姿勢は皆無と言えます。全くロシア側の情報など気にもしていません。
2022年以降、西側(特にイギリス)の出した戦況予測やロシアについての政治経済予測は、見事に全部外れています。自分たちで勝手にストーリーを決めて、希望的観測を垂れ流していただけでした。
その予測によれば、とっくにロシア経済は崩壊しており、ロシアは戦争継続が不可能になり西側に和を請わなければなりません。全然、そうなっていませんね❓
こんな調子で戦争をやっていれば、勝てるはずはありません。
と言うわけで西側の軍事専門家や評論家の言うことは、希望的観測を言っているだけだと思って大きな間違いはありません。日本のテレビなどで解説している自称専門家や識者は、更にひどく「ウクライナ万歳!」を主張しているだけです。
(中身は、全部ウソ!です)
相当、皆さんが考えていることと相違があるのでは、ないでしょうか❓
私が、ここに書いたことは「当たらずとも遠からず」程度の信頼度は、あります。

ほんと、酷いものだと思います。
まあ、それは止めにしてTASS通信がロシア国防省の12月28日から1月3日までの戦況報告を記事にしています。
記事タイトルは・・・
Russia strikes Ukraine's military-industrial sector,mercenaries' sites over week

この文字列で検索するとTASS通信の記事が出てくると思います。
危ないかもしれないから、リンクは止めておきます。
かなり激しい戦闘が行われているようです。
特にクルスク州は、激しい激闘が繰り返されているようです。それは死傷者数を見れば分かります。
詳しくは、各自自分で記事を読んでください。
時々知らない情報もあります。
クルスク州に展開しているウクライナ軍の部隊
①機械化旅団7、②空挺旅団と海兵旅団3、③領土防衛旅団4
①は非常に強力な部隊、②はそこそこに戦闘力のある部隊、③は「お留守番」部隊
計14旅団です。1旅団を仮に3000人とすると42000人、2000人なら28000人。
28000人から最大42000人が、クルスク州で戦っているウクライナ軍の数です。
ロシア側発表では、1週間くらい前の数字でクルスクでのウクライナ軍の死傷者数は、46000人少々です。

ゼレンスキーの政治案件ですからウクライナ軍は、とんでもない戦力をクルスク戦線に投入しているのが分かります。おそらく兵力が消耗するたびに、追加の兵力を逐次投入しているだろうと思います。ちびちび注ぎ込んで、それが順番に消耗していく最悪のパターンです。

クルスク州のような狭い戦場に累計では、これほどの大兵力を投入してしまえば、ウクライナ軍が他の戦場で勝利するのは不可能だろうと思います。
クルスク州では激戦を戦い、他の戦場では時間の経過とともに劣勢または敗勢が深まると思います。
しかも、これほどの戦力を投入しながらクルスク州ですら互角の戦闘が、精一杯です。

他の興味深い記事
German legislator calls for launching Nord Stream,as gas flow through Ukraine runs dry
google翻訳
ウクライナ経由のガス供給が枯渇する中、ドイツ議員がノルドストリームの開始を要求

ドイツの野党議員が、ノルドストリームのガス供給の再開を要求したという記事です。
どうも記事を読むとパイプライン2本のうち、「2」は復旧したのか不明ですが使えるようです。
更に「キエフへの現金贈与」を止めるように求めたと書いてあります。

西側のメデイアは、「不都合」すぎますから黙殺でしょうね。
しかし、ドイツの野党議員がこのように政府に要求しているようです。
政党は違いますが、ドイツで嫌われ者のAfDも主張は同じです。
段々、ドイツ国内では政府に対して「自分の国を何とかしろ!」と言う要求が強まりつつあるようです。

☆TASS通信の記事の何が役に立つ❓
西側の都合の悪いことを、せっせと書くに決まっています。
だから、今ウクライナや西側の何が都合が悪いのかが分かります。
これは、西側のメデイアも同じでロシアの都合の悪いことを書きまくっています。
ただ、西側は誹謗中傷とフェイクニュースが多すぎますね❓
だから、結果として何が本当なのか分かりません。

ロシアのタス通信やスプートニクは、プロパガンダは混じりますが誹謗中傷は、ほとんどないです。
だから読みやすいですし分かりやすいです。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ジョージアの政治制度と取り巻く国際情勢を知っていますか❓<2025・01・03

2025-01-13 14:46:12 | ヨーロッパ

海外のニュースを読んでいると、ジョージアに関する報道は酷いものがあります。ほぼ、プロパガンダとフェイクニュースと言っていいと思います。日本のマスコミが転載するヨーロッパのメデイアが全部そうだから、日本の報道もそうなっています。事柄によっては、相当捻じ曲げられ、時には正反対の報道になっていることがあります。今回は、ジョージアについてだけ書きます。
ウイキペデイア【ジョージア】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2_(%E5%9B%BD)
この記述にジョージアの歴史が書かれています。
1801年1月、ロシア帝国が併合
1991年4月9日、独立宣言をして独立
(注)この時の国名は、グルジア共和国です。

その後、経緯を経て2004年1月の大統領選挙で野党ミヘイル・サアカシュヴィリが勝利します。
その後、サアカシュヴィリは強権的政治を行うようになり独裁化していきます。同時にサアカシュヴィリはアメリカの支援を受けており、強硬な反ロシア政策を取るようになります。
(アメリカの旧ソ連諸国への内政干渉は、この時もう始まっています)
そして、2008年8月、ロシアに戦争を仕掛け南オセチア戦争が勃発しました。この戦争は、すぐに停戦となりましたが、これを機にサアカシュヴィリは、求心力を失っていきます。以下は、以前の日記を参照してください。

これがジョージアに政治改革をもたらします。記述にはありませんが、2010年憲法改正が成立しました。
内容は、政治権力が首相に移行し大統領は、名誉職になります。議会制民主主義を採用しました。
この改正憲法が発効したのが、2013年11月です。
これ以降は、ジョージアの大統領は名誉職となり政治的な権限はありません。

そして2012年10月の議会選挙で、野党連合「グルジアの夢」が勝利して、その後はロシアとの関係改善に努めます。
そしてグルジアを、ジョージアに変更します。グルジアは、ロシア読みです。
ロシアとの関係改善を目指すと言っても戦争後、冷却化していたロシアとの関係をニュートラルに戻すだけです。反ロシア政策を止めると言うに過ぎません。
ジョージア国民や「ジョージアの夢」が、ロシアをどう思っているかは、国名をロシア語でない「ジョージア」に変更したことでも分かると思います。

(2)ここまで見てくると、単なる名誉職にすぎないジョージアの大統領選で西側が大騒ぎしていた馬鹿さ加減が分かると思います。「大統領選が民主的でない」と単にイチャモンを付けているだけです。
大統領に政治的な権限がない以上、誰が大統領になろうとジョージア政府の方針が変わるわけでは、ありません。

そして大騒ぎの元になっているサメロ・ズラビシュヴィリです。
ウイキペデイア【サメロ・ズラビシュヴィリ】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%82%BA%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AA
経歴を見ると分かりますが単にジョージア国籍を持っているだけで実質はフランス人です。ほぼフランスまたはEUの代理人と言うべきでしょう。大統領職を利用して、これまでジョージアの内政をかき乱してきたと言えます。多少の支持者は、いるでしょうが、ジョージア議会の議席数を見れば、政権与党である「ジョージアの夢」はジョージア国民から圧倒的に支持を受けています。
ジョージアは、議会制民主主義で運営されています。これを、民主的でない!と批判するEUは無茶苦茶でしょう。
ジョージア人が戦争した相手のロシアが好きであるはずがありません。ただ中立的な付き合いをしておかないとロシアから内政干渉を受けるに決まっているから、ロシアに中立的な対応をしているに過ぎません。
中立だから親ロシア派が議会の多数派で選挙で不正をやっていると主張しています。

こうやって聞いてみるとEUのジョージア批判は、単にEUの内政干渉を防ぎ、EUの方針に従わないから一方的に批判しているのです。内政干渉も甚だしい・と私が言うのは、このような状況を指して言っています。

ジョージアは東欧の国の中では比較的民主的な選挙を運営していると思いますし、外交政策はロシアに配慮して中立であるだけです。

民主主義国家は、このような酷い内政干渉をしているのでございますよ。
ご立派!

ジョージアのように中立政策を取らずに、中立を放棄したウクライナは、今どうなっているか❓
見ての通りで戦争の真っ最中で、おまけに今年中には負けそうです。
国土はぐちゃぐちゃになり、重要工業地帯はロシアに占領されロシアの主張通りなら100万人以上の国民が戦争で死傷して、ウクライナに得るものはありますか❓
これが、イヤだからジョージアは中立政策を守っています。
そこに何か非や悪が、ありますか❓

本当に外国のニュースは、事柄によってはプロパガンダやフェイクニュースにまみれています。そして日本のマスコミは、無条件にそれを垂れ流すだけです。このような海外ニュースや国際情勢の報道を、日本人は聞かされて読まされているんです。
それで正常な判断など、出来るはずがないでしょう❓

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


日本の最大の有事は、何か❓(少子高齢化)<2025・01・03

2025-01-13 14:42:56 | 日本の政治・経済・社会

①「ウクライナは、明日の日本!」
②「台湾有事は、日本の有事!」

そもそも何故、ロシアがウクライナ軍事侵攻に踏み切ったのかも知らずに①を喚いている人は大勢いると思います。2021年10月ゼレンスキーが東部独立派に対する攻撃を激化させなければ、内戦は継続していたかもしれませんが、ロシアの軍事侵攻は無かったと思います。ロシアの軍事侵攻は、ゼレンスキーが自ら招き寄せたものです。

②ですが、何故中国が台湾に対する姿勢を硬化させたか知っていますか❓
BBC 2022年8月5日
『中国、台湾周辺に弾道ミサイル発射 米下院議長訪台を受け』
ウイキペデイア【2022年中国人民解放軍による台湾周辺での軍事演習】

当時の米下院議長のナンシー・ペロシが、中国の警告を無視して台湾を訪問しました。
これが中国のレッド・ラインを超えました。
以後、毎年中国は台湾周辺で大規模軍事演習を行っています。実質的に台湾海上封鎖訓練です。これをやられたら台湾は、アウト!です。少々軍備を増強したところで、どうにもなりません。アメリカだって中国海軍が海上封鎖をしてしまえば手出しは出来ないと思います。手出しすれば中国海軍との局地戦は確実です。それを覚悟してまで手出しは、しません。
これを招き寄せたのは当時の台湾総統です。わざわざペロシを招きました。
これをやらなければ、これほど中台関係が険悪になることは、ありませんでした。
その次の総統も、相変わらず中国を挑発しています。

つまり、ウクライナにしろ台湾にしろ隣国との危機を自分で招き寄せているのです。
だから、日本は一方に加担せず中立を保つべきです。
台湾が、それほど中国と戦争したければ、勝手にやらせれば、いいことです。
もっとも戦争にすらならないと思います。海上封鎖されれば、石油もガスも入ってきません。
降参するしかないでしょう。
「台湾殺すにゃ刃物は要らぬ、海上封鎖をすれば良い」
どうにもなりません。
危機を煽り立てて金儲けしているのは、どこの国ですか❓

台湾危機があったところで日本に出来ることは、何もありません。

こうして国内の矛盾を、外国に向けます。

(2)本当の日本の危機
内閣府予測
2048年9913万人
2060年8674万人

今、少子に歯止めをかけないとどんどん人口減少が進みます。
これが本当の「日本の危機」です。
人口が減れば、単純に経済が縮小していきます。
日本国中が、どんどん貧しくなって行くと言うことです。
年寄りだらけの世の中になれば、どうやって年寄りを養います❓
普通に無理でしょう❓

出生率を上げるか、移民を増やすかしか対応方法は、ありません。
日本の安全保障は、今程度の軍事力で十分足ります。
日本周辺で紛争や摩擦を起こさない外交努力が、一番の安全保障です。
ウクライナでは、ゼレンスキーが勝手に戦争を招き寄せたと言えます。
台湾では、民進党が中国を挑発して軍事的緊張を高めています。
馬鹿げているでしょう❓
そう言うことに日本を駆り出したい輩がいます。
ウクライナには、2兆円も毟られましたね。
破綻国家のウクライナに返済などできません。
復興事業に食い込む❓
戦争に負けたウクライナに復興資金を出すようなお人好しの国は、ありません。
ウクライナの復興事業は、ロシアの海外凍結資産を当てにしたものです。
戦争に勝利するロシアの資産を、どうやって盗みます❓

(3)本当に真面目に日本の未来を考えろ!・と言いたいです。
軍事費を増額するなら、その分を少子化対策に回すべきです。
これが、日本の真の国益であり国防でもあります。
戦争道具ばかりが、国防ではありません。

ついでに尖閣周辺で中国が活動している意味を言いましょう。
台湾問題は、台湾と中国の問題だから手出しをするな・と言う意味です。
特段、日本に対する攻撃を考えているわけではありません。
また、尖閣諸島に対しては中国も領有権を主張しています。
それを、考えると中国が尖閣周辺に海警局の船を連日就航させているのは、主に台湾問題に対する意思表示です。
キーキー言わないで、冷静によく考えるべきでしょうね❓


ドイツ政界の「AfD」とイーロン・マスク批判をどう思いますか❓<2025・01・03

2025-01-13 14:41:55 | ヨーロッパ

AFPBB 2025年1月1日
『独首相ら、マスク氏の極右支持に反論』

イーロン・マスクの口先介入にドイツ政界が一斉に反論しています。
実は、一見ドイツの政党全部がイーロン・マスクを批判しているところに大問題があります。今のドイツの病根とも言える問題です。
ドイツの生存の政党のAfD批判は、全部「極右」「ポピュリスト」です。だからダメと言うわけです。
では、AfDは何を主張しているのか❓
「規制緩和、反移民、原発再稼働など」

ドイツでは、こう主張するだけで「極右」のレッテルを張られて、差別されます。既存政党である、キリスト教民主同盟、社会民主党、緑の党などが連携してAfD批判を繰り広げ、政治から排除しています。
大体、理由がわかるでしょう❓
既存の政党は、「脱原発」を強引に進めてきました。原発再稼働を主張する政党は「極悪」であるわけです。キリスト教民主同盟は、メルケル時代に移民の大量受け入れを決定しドイツに100万人以上の中東やアフリカ系移民が一気に流入しました。その移民が、ドイツでは大問題になっています。(他のEU諸国でも同じ)
主要政党のこれまでの政策を批判するのは、ドイツでは許されない政治的大罪である・と言っているのと大体同じです。
それを左派大好きのドイツの公共放送とか新聞が支持して、AfDを絶対批判します。
異論は許さない!と言う態度です。

このようにドイツの政界やマスコミでは、民主主義とは程遠い集団的独裁体制が出来上がっています。
「AfDは、ダメ!絶対、ダメ!ダメったらダメ!」
およそ理論も合理もありません。
狂信的に脱原発を決めて推進してきたドイツ政界の体質そのものです。
ドイツでは、これほど歪な集団独裁と言っていいような政治が行われているのに、それを指摘する声は聞きません。

EUの恐ロシア集団ヒステリーと酷似しているでしょう❓

では、ドイツ国民はどうなのか❓
旧東ドイツの州議会選挙では、AfDは30%程度の票を得ました。第1党か第2党に躍進しました。
ところが既存政党は、AfDとの連立を拒否してそれ以外の政党と野合連立を組んで、これまたAfDを排除しています。これほど国民から支持のあるAfDの政策提言は、頭から拒否して否定します。

今回の総選挙の今の支持率
キリスト教民主同盟系32%、AfD19%、社民党16%、緑の党13%
この通りならAfDは、議会第2党になるでしょう。おそらくAfDを排除した残り3党で連立を組むと思います。
3番と4番は、国民から否定された政党です。それが、また連立に参加したら民意を無視しています。

これが、全ての改革を阻みドイツが政治的に経済的に停滞している大きな原因です。
ドイツの公共放送や大手のマスコミが、それを宣伝します。
ドイツの政界は、機能不全にあると言っていいでしょう。

だからイーロン・マスクは、AfDを応援して少しでも議席数が増えるようにしようとしています。
AfDが、第1党にならない限り、ドイツはどうにもならない程、政治的に劣化しています。
既存政党の集団的独裁体制では、どうにもならないでしょう❓

ドイツ以外の国のマスコミは、この程度のことを報道してほしいと思います。
ドイツのマスコミと一緒になってAfD批判に加担しているようでは、民主的でありませんね❓

これがドイツ政界の「不都合な真実」です。
だから、ドイツは今坂道を転げ落ちつつあります。

☆これらの事情については、現代ビジネスに川口マーン恵美さんが「シュトウットガルト通信」の中で連載記事で詳しく書いています。ドイツの政治や経済事情が、良く分かります。

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d