「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍第155旅団の大量脱走事件とは❓<ウクライナ紛争2025・01・03

2025-01-13 14:21:58 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

私は、時々今のウクライナは戦時中の陸軍独裁内閣(日本)と同じだと書きます。ほぼ西ウクライナの過激民族主義者と新興財閥が警察力と情報組織により半ば弾圧支配する国だからです。ウクライナから聞こえてくる声は、この過激民族主義に賛成する人の声ばかりです。一般人で反対したり平和を主張する人は、反逆罪やスパイ罪で逮捕投獄されます。ロシアと全く同じです。ロシアと違うのは、集団独裁体制である点だけです。
だから一般のウクライナ人で戦争に行こうと思う人は、ほとんどいません。そんな人は2022年に軍に応募してとっくに戦死していると思います。

要するに軍の徴兵は嫌がる市民を強制連行して軍に放り込んでいるだけです。そのため常に逃亡兵が出ます。これまで10万人以上が逃亡の罪で起訴され、その総数は最大20万人かもしれないとウクライナ議会野党議員のコメントを紹介したことがあります。これまでも戦場から逃亡する兵士は沢山いました。今年は、それが理由で広い面積を一気にロシア軍が占領した地域も少なくありません。噂でしかありませんが、一番ひどかったのはトレツクの東の郊外で新兵で編成された大隊5個が塹壕に入るのを拒否して勝手に退却したと言うのがありました。9月ごろの話です。

今回は、ウクライナ国内で第155旅団の大量脱走事件が起きました。記事に旅団訓練中の月別の脱走数が表になっています。去年の3月からフランスで訓練が始まり、毎月脱走者がいます。
やっと訓練を終え戦場に行きましたが、弾丸を発砲する前に1700人が逃亡してしまった・と言う内容です。
詳しくは、航空万能論の記事を読んでください。
ウクライナ国防省やウクライナ軍の現在の内情が、良く分かります。
2025・01・03
『ウクライナ人ジャーナリスト、第155旅団事件の主犯はゼレンスキー』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-journalist-zelensky-is-the-mastermind-behind-the-155th-brigade-massacre/

これを「ウクライナ万歳サイト」が書くと❓
Forbes 2025/01/02
『ウクライナ軍がポクロウシクに新編の機械化旅団を増援 迫る大攻勢から要衝を守れるか』

https://forbesjapan.com/articles/detail/76236

ドイツの戦車やフランスの大砲で武装された強力な機械化旅団が増援に派遣され心強いような書き方です。しかし、さっそく1700人まとめて逃亡しては、ウクライナ軍の士気は上がらなかったでしょうね❓

こうやって、どう見ても不味いことをプロパガンダとフェイクで胡麻化しているのが、ウクライナ関係の報道です。もしウクライナ軍の発表通りの「大戦果」が上がっているなら、今頃ロシア兵は全滅しているはずです。どっちかと言うと公平に見て今戦場にいるのは、なぜかロシア兵の方が遥かに多いように見えます。

しかも航空万能論の記事に書いていますが、こうして新規の旅団を編成するのは主にそれに割り振られた予算を使い切るためです。新設の旅団は、軒並み弱体で逃亡が多いのは以前から知られています。

今のキエフ政府にとって戦争は、外国から資金を調達するための手段にすぎません。その資金が、●●になり消えているのでしょうね。入っている資金が巨額ですから20%消えても相当な巨額です。ゼレンスキー・一派が絶対に戦争を止めようとしない理由です。戦争がキエフ政府やウクライナ軍上層部の金儲けに手段になっています。
これが分かっているのに西側諸国は、ウクライナに資金を投入し続けています。
なんですね。ゼレンスキーからキックバックがあるのでしょうかね❓
ゼレンスキーの租税回避地の隠し資産の残高が、どうなっているのか調べて欲しいですね❓
他にも租税回避地に隠し資産を持っている人間もいます。
★アメリカの傀儡に腐敗は付き物です。腐り具合はアフガンの旧カルザイ政権と似たぐらいかもしれません。相当、酷いと言えます。アメリカもまた、そういうのを狙って傀儡政権を作ります。ほぼ毎回やっています。

ほんと!「こんな腐りきった戦争は、止めろ!」と思います。

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※さすがにこの事件はフランスでも問題になっているようでAFPが記事にしています。しかし、中身は個人ブログの「航空万能論」には、全然及びませんね。単に脱走者数が書いてあるだけです。
2025年1月3日
『ウクライナ軍の旅団から1700人脱走か、仏で訓練中の50人も』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556548

結局、この事件は去年起きておりウクライナの従軍記者(ユーリー・ブトウソウ氏)が、記事にして告発したから表に出てきたようです。告発していなければ、ウヤムヤにもみ消していたのだろうと思います。と言って氏が中立と言うわけでは、ありません。何らかの勢力がバックにいます。そうでなければ、とっくに暗殺されていると思います。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


民主主義国家では年末の花火事故が多いらしい(ドイツで死者5人)<2025・01・03

2025-01-13 14:17:30 | ヨーロッパ

CNN 2025・01・02
『新年祝う花火で5人死亡、消防隊員への攻撃も ドイツ』
https://www.cnn.co.jp/world/35227811.html

「ドイツ各地で新年を祝う花火で5人が死亡し、消防隊員が攻撃の対象になるなどして数十人が負傷した。
首都ベルリン:12月31日に1500人の消防隊員が出勤し、1892件の事案に対応した。消防隊員を標的にした攻撃が13件あった。去年より294件多い。ベルリンでは330人が拘束され、違法な花火で警官1人が重傷を負った。
ミュンヘンでは、花火でアパート火災が発生して子供3人がやけどなどで重傷を負った。」

これが「民主主義国家」ドイツで起きたことです。どうやら毎年の恒例行事化しているようです。
では、民主主義国家フランスでは、どうか❓
(私が見る外国サイトには、記事がありません)
TASS通信 1月2日
『Almost 1000 vehicles burned down in France in New Year night』
(多分、この文字列で検索するとTASSの記事が出てくると思います)
フランスでは、フーリガンが新年の夜に約1000台の車を焼き払った。
BFMTVチャンネルー仏内務省から引用
合計984台の車が焼き払われ、事件に関連して420人が拘留され310人が拘留された。
(多分、前の拘留は逮捕だろうと思います。安物翻訳ですので・・・)
去年は、車690台を焼き払った。
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フランスの通信社のAFPは、恥ずかしいと見えて日本語版には記事はありません。
つまりヨーロッパの民主主義国家では、毎年このような乱痴気騒ぎがあるようです。
今年は、件数がどちらでも増えています。
民主主義国家では、自由が重視されますから、花火の死人や火災(ドイツ)あるいは車を1000台焼き払う(仏)のも自由なんですね❓
アメリカでは、新年早々テロが起きていました。
日本は、これらの事件が起きませんから、民主主義国家でないのだろうと思います。
同じく民主主義国家でない中国やロシアでも、ここまでの乱痴気事件は起きていないようです。

民主主義国家では、犯罪の自由もあるようです。
中国やロシアなら、即刻警察官が不逞の輩を弾圧するはずです。
民主主義国家では不逞の輩と言えども市民ですから弾圧しては、いけないのだろうと思います。
毎年、やっているみたいですから・・・
(呆れた!)

☆日本では、ありませんが世界では新年を花火で祝うのが普通です。
BBC 2025年1月1日
2025年を迎えて 花火と鐘と抱負と・・・世界各地の表情

https://www.bbc.com/japanese/articles/cx2w3zkxy8lo

 

※この後動画を見たら、ロシア在住の日本人がロシアの新年の恐怖を動画で話していました。花火を、普通にそこら辺で打ち上げるのだそうです。共同住宅のベランダにも花火が飛び込んだりして、確かに見ていると「超!危険!」なように見えました。どんちゃん騒ぎは、7日のクリスマスまで続くのだそうです。旧ロシア帝国からのロシアの伝統行事です。⇒おそロシア!!!

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


フィンランドの国防⇒巨大地下シェルター<2025・01・03

2025-01-13 14:10:07 | ヨーロッパ

東京新聞 2025年1月2日
『「世界一幸福な国」の地下に ロシアと国境を接するフィンランド 有事から72時間で大変身』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/376031

フィンランドの国防は、長い年月の間に考えられ準備された来たものです。フィンランドに限らず東西冷戦の時代は、欧米の国では地下シェルターの建設が進められました。今、ウクライナ紛争でウクライナ軍が頑強に戦えるのは、大抵の建物の地下に地下室や地下シェルターが、設置されているからです。大きなものは旧ソ連時代に建設されました。それが皮肉にもロシア軍の攻撃に対して効果を発揮しています。

つまり武器を揃えるばかりが国防では、ないと言うことです。まず市民が生き残らなければ戦争などできません。エネルギーや生産設備もそうです。弾薬、ミサイル、砲弾の生産設備も必要です。武器工場が地上に有ったら直ぐに破壊されます。ウクライナ紛争を見れば分るでしょう。全部、自国ではほとんど生産できません。よくそんなことで無責任に戦争を始めたものだと思います。原子力以外の発電所は、ほとんど破壊され国外から電気を購入してやっと最低限の電気を供給しています。ヨーロッパは外国から電気を買えますが、日本は出来ません。電気がなくなったら生産も出来ません。企業活動も出来ません。生活すら出来ません。

戦闘機やトマホーク、護衛艦は非常に高価ですし数も限られます。本当に戦争が始まれば、それらはどんどん失われます。例えば中国を考えるなら、武器や兵士の数は圧倒的に中国が勝っています。太平洋戦争と同じです。圧倒的な物量にはかないません。

その土地、その国によって防衛政策は変わります。日本四方、海に囲まれています。天然の障壁があります。それを利用した防衛を考えるべきでしょうね。
その意味でも国土の地下化は、大切なことです。すべてが地上にむき出しでは、戦争など土台無理です。兵器に金をかけるより重要施設の地下化やシェルター建設に金をかけるべきでしょうね。

台湾がアメリカを戦車を何十台か買いました。あの狭い国土に戦車があろうと役に立つはずがないでしょう❓
日本だって同じです。敵国の戦車が上陸した時点で、既に負けています。台湾が中国の軍事侵攻から自国を守るのは、そもそも無理です。そうなれば軍事侵攻を招き寄せない外交が必要です。台湾のやっていることを見ると正反対です。ウクライナと同じですね❓軍事侵攻を、わざわざ招き寄せる外交を行っています。
それで将来とも無事でいられると思うなら、大バカ者としか言いようがありません。
だから!
「台湾有事は、バカが招き寄せるもの⇒関わらず放置しろ!」
これが日本の外交政策でなければ、なりません。
「台湾有事は日本の有事」
ウクライナ紛争に自衛隊を派遣して加担しようとは思わないでしょう❓
それと同じです。そうではなく、中国の軍事介入を招き寄せないように台湾が外交政策を改めるよう働きかけるべきです。

有事へのある程度の備えは必要でしょう。しかし、それで有事が全部防げると思ったら大間違いです。
有事を招き寄せない外交、周辺諸国が紛争を起こさないような外交が、一番の国防だと知るべきです。

(2)フィンランドのNATO加盟
これがフィンランドの将来にとって、良いものか悪いものかは分かりません。
第2次世界大戦後、フィンランドは中立政策を取ってきました。中立政策の大切さを全く理解していないようです。例えばジョージアなどは、中立政策すら親ロシアだと非難されEUの内政干渉を受けています。新しく中立政策を取ること自体が非常に難しいことなのです。だから、それまで中立政策を取ってきた国には既得権があると言うことです。周辺諸国もそれを認めています。

そしてヨーロッパの主要交通路は、ロシア~ウクライナ~ポーランド~ドイツです。フィンランドの位置する北欧は主要交通路から外れており大国が軍事侵略する可能性は、少ないと言えます。第2次大戦時、スターリンがフィンランドで欲しかったのはナチスドイツとの戦争に備えて、フィンランド南部に基地を確保することです。特段フィンランド全体が欲しかった訳ではなかったと思います。だから基地の提供などの話し合いにより戦争を回避する道はあったかもしれません。そしてスターリンのように大軍をフィンランドに投入するような馬鹿げた作戦を取るケースは少ないと思います。フィンランドとの戦争で大きな消耗を受けたソ連軍は、ナチスドイツとの初戦でボロ負けしました。フィンランド戦をやらなければ、もっとマシな戦いが出来たはずです。それを戦訓としているロシアが、フィンランドに全力投球することは、まずないでしょう。

フィンランドが長らく中立であったからロシアもフィンランドに対しては、ほぼノーマークだったと思います。フィンランドの方も、それほど軍事的にロシアを気にする必要がないと言うことです。
NATOに加盟してしまえば、どうなります❓
ほぼ中立地帯でノーマークだった1340kmの長大なロシアとの国境線が、全部NATOとロシアの最前線になります。
ノーマークと最前線は、正反対です。わざわざロシアとのリスクの高い長大な国境線を作り出しました。
その分、フィンランドは防衛拠点を作ったり武器を増やして備えなければなりません。将来に渡って大きな軍事費の負担をわざわざ自分で作り出しました。フィンランドは、その増えた国防費と防衛施設のランニングコストを負担し続けることになります。
それがフィンランドの未来に有利だとは、言えないような気がしますが❓

更には、産業面の影響です。
戦争前は、フィンランドのノキアとスウエーデンのエリクソンが、ロシアの通信網のメンテナンスと近代化を請け負っていました。
どうしてフィンランドとスウエーデンかと言うと両方とも中立国だからです。中立であると言うことは、ビジネスの面でも恩恵がある場合があります。
その当時は中立であったのに、ノキアとエリクソンはさっさとロシアビジネスから撤退しました。撤退する必要があったのかは疑問です。撤退したから全部を失いました。
その後を埋めたのは、中国の企業です。ノキアとエリクソンの仕事は、全部中国企業が受け継ぐことになりました。もう二度とノキアとエリクソンには戻らないと思います。

それ以外でもフィンランドは、戦争前はロシアとの貿易もありましたし、ロシアの観光客がフィンランドに旅行していました。全部一式無くなっているでしょう。
ロシア貿易も戦後も元には、戻らないと思います。

☆このような事を全部、勘案してフィンランドのNATO加盟がフィンランドにとってプラスなのかマイナスなのかが判定できます。どっちだと思いますか❓

単純にNATO加盟、万歳と思うのは頭の足りない人です。
それこそ「フィンランドの国益」を考えてみるべきでしょうね❓

 

※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


アメリカの財布は、デカイ!のか❓<2025・01・02

2025-01-13 14:08:46 | アメリカ合衆国

ロイター 2024年10月20日
『米財政赤字、2024年は1・8兆ドルで過去3番目の規模 利払いが圧迫』

米財務省10月18日発表
財政赤字1兆8330億ドル(150円なら247兆9500億円)
バブル期を除き過去最大、前年比+8%
債務の利払い、1兆ドル超え(150兆円超え)

バイデンさんが「大盤振る舞い」を続けた結果、米財政赤字は実質的に過去最大となりました。

ブルームバーグ 2024年2月8日
『米国の国債利払い費、2025年に第2次世界大戦時レベル超えるーCBO警告』
CBO 米議会予算局

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ざっと数字を拾っただけですので、違っていたら正しいのを見てください。
バンバン!ウクライナに金を注ぎ込んできた、バイデンさんでしたが他でも大盤振る舞いだったようで、米財政赤字も借入残高も「うなぎ上り!」に増加してきました。

戦争を煽り立てる人たちは、アメリカの借金など「露ほどにも!」気にしません。
「足りなきゃ!お札刷ればいいだろ!」こういう人ばかりです。

こうやって見ると、日本政府の国債残高も大したことが、ないように見えます。日本の国債費27兆90億円。
アメリカに比べると大したことないから、まだ借りられると思っているみたいです。また赤字国債を当てにした大型予算を組もうとしています。しかし、GDP比では世界2番目でアメリカは12番目です。2023年

アメリカの場合、全部金額が大きいので大丈夫か大丈夫でないのかが、よく分かりません。
150兆円以上も利払いして、まだ財政危機でないようですから財布がデカイ!のは、確かです。
しかし、いつまでそれが続けられるかと言うと誰も自信がないと思います。
ちょっと、不況っぽくなると凄く!大変なことになるだろうと思います。

何だか戦争を煽り立てて軍拡を主張する人たちは、財布のことは全然言いませんね。
日本の財布はショボイ!から軍拡で1兆円増税するんだそうです。大した、反対の声が起きないのが不思議です。ウクライナには約2兆円資金供与しました。これ止めて、軍事費に回したら、いいんでないの❓と普通に誰でも考えると思います。しかし、出す分には一切制限が無いようです。
こうやって、返済不能の国債残高が出来上がりました。

☆ちなみに米議会予算局の予想の一つでは、今後10年以内に借入残高は、最大50兆ドル(150円約7500兆円)に達する可能性があるとの指摘がされています。

一応・・・・・
アメリカの財布は、デカイ!けれど借金も膨大に積み上がっている。
バイデンさんの4年は、ばらまき放題!究極のポピュリスト政治をやったようです。
バイデンさんの民主主義とは、思いっきり!ばら撒くことだったようです。
最後にウクライナに、ばら撒きまくっています。バイデンさんの「最後っ屁」は、すごい!⇒イタチが逃げ出す!
トランプに対する、思いっきりの!嫌がらせです。
トランプは、バイデンさんの「ウクライナ疑惑」を穿り返さないとダメですね❓
(ご存じない方のために言うと、バイデンさんは最初からこんにちまでウクライナに関与しています。2014年クーデターは、バイデンさんが副大統領時代に起きました。言ってみれば、バイデンさんのライフ・ワークです。仕上げを遣り損ないました。)

 

※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


音沙汰のないクルスク戦線だが❓&ドネツク州クラホベの戦い<ウクライナ紛争2025・01・02

2025-01-13 14:07:17 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(1)クルスク戦線
航空万能論 2024・12・29
『クルスクにしがみつくウクライナ、東部戦線を犠牲にした価値はあったのか?』

この記事には、ウクライナ軍が占領した最大面積とロシア軍が奪還した面積が色分けして表示されています。
大体、これが最新の戦況図です。
2枚目の戦況図は、2024年のドネツク州中部と南部のロシア軍の占領した地域がやはり色分けして表示されています。

おかしいのは、クルスク州の戦況図があまり変化がないことです。
キエフ政府の方は、せっせと北朝鮮兵のことをこき下ろすばかりです。戦況については、ほぼ言及がありません。おかしなことにロシア側も軍事ブロガーのREBARは、沈黙しています。どうも、ロシア軍が現在の戦闘位置を不明確にする(ウクライナ軍に情報を与えない)ために情報封鎖している気配を感じます。
ロシア国防省の発表を聞く限り、前線の位置が動いていないはずがないからです。

過去日記の12月16日の分でTASS通信のロシア国防省発表のクススク州でのウクライナ軍の損失について書きました。人的損失が、12月14日時点で40260人以上です。これは、あくまでロシア国防省の発表数字です。
ところが、1月1日発表の数字では、「46460人以上」です。
たった2週間少々で6000人強増えています。
その前が1か月平均なら約1万人です。それを考えても、やや多いと言えます。仮にロシア国防省の発表が正しいとするならクルスク戦線の戦況は、大きく動いている可能性があります。
キエフ政府も北朝鮮をこき下ろすのもいいですが、大丈夫なのかな❓と思います。

そして同じ1月1日のTASS通信の記事で特別軍事作戦のウクライナ側の死傷者数を報道しています。
これは、TASS通信が独自にロシア国防省の発表などを基に計算したようです。多分、ゼレンスキーがロシア軍の死傷者数が74万人だと言ったので悔しかったのでしょうね❓
それによると、特別軍事作戦のウクライナ軍の死傷者数
2022年11万8500人
2023年40万5400人
2024年59万5000人
累計111万8900人

アメリカのメデイアがアメリカ軍筋の情報として伝えたのは、双方合計100万人以上です。
しかしウクライナ、ロシア双方の主張する死傷者数を合計すると186万人くらいになります。
多少、過大報告があるにせよ到底100万人程度では、ないと思います。
双方とも「真面目に」停戦を考えるべきでしょうね。
また周囲が気楽に戦争を煽り立てるのも控えるべきだと思います。

(2)クラホべの戦い
航空万能論 2025・01・01
『クラホヴェを巡る戦い、火力発電所を含む複数地点でロシア国旗が登場』

航空万能論の管理人は、ウクライナ側DEEP STATEの報告を最重視します。ところが1月1日はサーバーメンテナンスで更新はないようです。そのため確定報は出ていません。
他の有力サイトや軍事ブロガーは、確定報を出しています。それによるとクラホベのウクライナ軍は力戦及ばず撤退したようです。もう西側からもロシア軍が肉薄していますので、この後戦っても包囲全滅です。だから現場指揮官の判断で撤退したのであろうと思います。ヴェリカ・ノボルシカも時間の問題ですので、これで南ドネツクの要塞は、ロシア軍が全部制圧見込みです。

次は、クラホベの西のルートN-15沿いにあるウクラリー、コステアンテイノビルとその北のアンドリイニフカを巡る戦いです。ここら辺が陥落すると南ドネツクは、ロシア軍が制圧する事になります。
その後は、合流したロシア軍が北上してポクロウシクの西側の遮断を狙うのだろうと思います。
多分、3か月以内にポクロウシクの攻防戦が始まると思います。
ポクロウシクが陥落するとドネツク州中部と南部は、ロシア軍がほぼ全域を制圧する事になります。
ウクライナ軍のクルスク侵攻作戦の代償は、このように取り返しのつかない大きなものになるでしょう。
今となっては、もうどうしようもありません。

ポクロウシクから更にロシア軍が北上すると、その北には要害になりそうな地形や大きな拠点は、ありません。
北部ドネツクの要塞のクラマトルクスやスラビャンスクの西側を、ロシア軍は北上することになります。背後を突かれると言うことです。
一体、どうするの❓これ❓
ウクライナの参謀本部は、多分眠っているのでしょうね❓
これが2025年前半の見込みです。
ロシア軍の見通しは、明るいようです。
この際、みなさんもロシア軍を応援したらいいと思います。
そうすれば明るい気持ちでいられます。
日本にとって、どっちが勝とうが大差ありません。
政府の貸付金は、パーになりますけれど・・・

※日本にとってもヨーロッパにとっても、一番いいのはウクライナ紛争が「さっさと」終わることです。特にヨーロッパは死活問題になりつつあります。ヨーロッパ(特にドイツ)は、政治も経済も社会も「ガタガタ!」です。やせ我慢をしていると、取り返しのつかない事になるでしょう。その時、アメリカは高笑いです。
あ~れ~~❓
何だか話が少し違うような❓
(ロシア叩きの裏の狙い⇒ドイツ叩き)

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
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スズメなど身近な生き物がドンドン減っている<2025・01・02

2025-01-13 14:05:53 | 動物と植物と自然

以前、他の会員さんが近所でスズメを見なくなった・と日記に書いていました。
たまたま記事を斜め読みしていたら、その記事がありました。
数が減っているどころか、絶滅危惧種並みの減り方だそうです。

その記事
東洋経済ONLINE
スズメの減少率が絶滅危惧種並みと言う危うさ
2024・10・01
https://toyokeizai.net/articles/-/830340

一つには農薬使用があります。
もっと大きな原因は、そもそも減少率の激しい生物たちの住む環境が失われていると言うことです。
農業の変化も大きな原因です。里地里山の減少。刈り入れが終わったら水田から水を抜くのもかなり大きな原因でしょうね。農業用水路は護岸工事されたり、うっかりすると水道で蛇口です。便利だけれど、これで生活の場所を失う生き物は多いようです。河川の護岸工事もそうです。

砂浜、干潟、水田を含む「湿地帯」の減少。
昆虫の数が減っているのも、それを餌にする小型の鳥類の数を減らしているようです。

自然保護と言いながら、実は自然破壊をして気が付かないケースは、多々あると思います。
日本は、自然保護の考え方が違っているように私にも思えることは沢山あります。
もっと研究することが必要だと思います。

中国も高度経済成長で、随分自然破壊をしました。
最近は、それに気が付いて自然保護に力を入れています。
AFPの記事には、中国のニュースが多いです。
野鳥の記事が多いですが、姿を消した野鳥が戻ってきた例が時々ニュースになっています。
中国は共産主義の国ですから政府が号令をかければ、それが全国で実施されます。
AFPの「環境・科学」の項目を見ると、そんな記事が時々あります。

何といっても驚くのは、北京などの極端に悪化していた大気汚染の話を最近、全然聞きません。
その一番大きな理由は、2012年発電に占める石炭火力の比率は66%でした。
これが2022年には、44%に低下しています。(総量では増えています)
この減少分を補っているのは、自然エネルギー発電の急速な増加です。全体の47・3%を占めるまでになりました。まだまだ自然エネルギー開発を続けています。近年、大幅な増加を示しているのは太陽光です。自然エネルギーに占める割合は圧倒的に多いです。

何かというと中国に批判的な意見を多く見ます。しかし、この電源構成のたった10年での劇的な変化を見れば、個人的には驚きます。中国しか、こんなことは出来ないと思います。
多分、自然保護でも同じようなやり方をしているのではないか・と思います。

不動産バブルの崩壊とか失敗は、あります。しかし、失敗はどこの国にもあるでしょう❓
日本など「失われた30年」です。人のことは、言えないでしょう❓

今や中国は、単独で宇宙ステーションを運営し、月の探査船を何回も送る国です。アメリカさえ出来ない事を単独でしています。その技術力と資金力は、恐るべきものがあります。自前のOSも開発しました。遅れていたCPUもCore i3レベルまで到達したそうです。開始してから、そこまで行くスピードが抜群に速いです。
日本は、ジェット戦闘機を作れますか❓
最近、中国は第6世代戦闘機の開発に成功したのではないか・と言われています。
第5世代は、既に実戦配備され量産しています。「J-20」です。2022年から実戦配備され2024年には計200機が実戦配備されました。あと3年もすれば、500機程度は配備されるでしょうね❓これはF-35クラスの戦闘機です。

もうアメリカ軍は、西太平洋に限れば中国軍に勝てません。アメリカのお先棒を担いで中国と軍事的に対峙するなど、何の意味もありません。やる前から負けています。アメリカの軍関係者ですら、中国空軍が世界一になった・と発言しています。

これは、余計なことですが今は中国から学ぶ時代だと思います。
もうアメリカは、日本のお手本になりません。普通にアメリカのニュースを読んでいれば、アメリカ社会がどんどん劣化しているのが分かると思います。分からない人は、頭が劣化していますね❓毎日のように自動小銃の乱射事件が起きる国は世界中探してもアメリカしかありません。隣国に優れた国があれば、素直に学ぶ姿勢が大事だと思います。
もちろん、「良い部分」を、です。

スズメの話か戦闘機の話か、分からなくなりましたね❓
どっちにしても、自然保護は大切だと思います。

 

※関連記事目次
項目「動物と植物と自然」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8835f5fca1b4e3065d08a3ab556f3c0e


2014年ウクライナのクーデターへのCIAの関与、プーチン氏の2024年2月カールソン氏のインタビューでの発言<2025・01・01

2025-01-13 14:04:26 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

タッカー・カールソン氏のプーチン大統領へのインタビューは、当時滅茶苦茶にこき下ろされました。その内容もほとんど報道されなかったと思います。
ところが、TASS通信は、当時記事にしています。
西側は、全部無視するから多分、日本人は誰も知らないだろうと思います。
やはり、争いのある主張は双方の言い分を聞くべきであると思います。
プロパガンダやフェイクは、どちらにもあります。

同じことを、スプートニク日本も記事にしていました。時期は、もっと前です。私の過去日記を探すとその日記があります。ロシア外務省のザハロフ報道官の発言だったと思います。もっと、CIAの関与に関して詳しく述べていました。ザハロフ氏によるとロシアは以前から同じ主張をしているそうです。例によって西側は、無視して黙殺していると言うことです。

2024年2月のプーチン大統領の発言は、もっと簡単です。ただ、その時のアメリカとのやり取りを発言していました。あくまでプーチン氏の言い分を言うなら、双方が抑えて政治的解決を模索しようと言うことだったようです。アメリカの方が、フライングしてクーデターを決行してしまったようです。だから当時の大統領のヤヌーコヴィッチは警察も軍も動員しなかったと発言しています。ついでに、その時アメリカが使った費用も述べています。当時の金で50億ドルだそうです。

これらは、あくまでロシア側の言い分です。だから、事実であるとまでは言い切れません。しかし、ロシア側は以前から同じ主張は、しているようです。
つまり、日本の状況音痴の政治家はともかく、ヨーロッパの政治家は全員ロシアの主張を聞いているはずです。例えばハンガリーのオルバン首相は、最初からウクライナを支持していません。スロバキアのフイツオ首相は、親ロシア・反ウクライナで2023年秋の議会選に勝利して首相に就任しました。
ロシアの主張をある程度、正当性があると思えば一方的にウクライナを支持する事はないでしょうね❓

日本でも知っている政治家は、居ると思います。
故安倍元総理、立民の原口一博衆議院議員、鈴木宗男参議院議員
他に誰かこの事情を知っている議員がいるか・となると疑問です。
知っていて黙っているのか❓知らないから付和雷同しているのか❓
政党の主張を見ると、知らないから付和雷同しているのでしょうね。

まあ、読んでみたらいいと思います。
Google Chrome で検索すると、記事を翻訳してくれます。記事元はTASS通信です。
2024年2月9日
Ukraine's 2014 coup was CIA's political mistake - Putin
日本語訳
『ウクライナの2014年クーデターはCIAの政治的誤りープーチン』
プーチン大統領とタッカー・カールソン氏とのインタビュー

英語の文字列で検索すれば、この記事が出てくると思います。

一番、問題なのは日本の場合ロシアの言い分や主張を、全てのメデイア、学者、識者などが無視して黙殺することです。
英語、あるいは他の言語だと結構、取り上げている場合もあります。学者や識者がYoutubeで発言しているのは、時々見ます。

こうやって、ほとんどプロパガンダやフェイクニュースのような情報を一方的に、全マスコミが報道することを、どう思いますか❓
ウクライナ紛争に関しては、ほぼ「大政翼賛会」の世界が復活しています。
これは、恐ろしいことだと思います。

※私はロシアの主張が正しい・とは言っていません。
少なくとも双方の言い分を聞くべきだ・と言っています。
そうでなければ、判断のしようがないでしょう❓

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


「砂漠レモン」に「砂漠カニ」は、いかが❓(中国ゴビ砂漠&タクラマカン砂漠)<2025・01・01

2025-01-13 14:02:54 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

AFPBB
2024年12月30日
『中国のゴビ砂漠で栽培した熱帯果物 収穫期を迎える』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556009

当然、砂漠ですから寒いです。12月下旬の最低気温は、ー15度なんだとか。
色々苦労はあったようですが、どうやら商業ベースに乗ってきたようです。
一番大きかったのは、「スマート温度制御」技術でしょうね。やはりビニールハウス内の温度を適温に保つのは難しいと思います。
全部が育てられるわけでありませんが、現在栽培しているのは、ドラゴンフルーツ・ブッシュカン(カボス・ユズの仲間)・レモンなど複数種類。
甘粛省のゴビ砂漠のビニールハウス面積は、37000ヘクタールなんだとか。
バナナの栽培に成功したら、ぼろもうけでしょうね❓

2024年10月1日
『おいしさ満点の海ガニが砂漠での養殖に成功 中国』

https://www.afpbb.com/articles/-/3541246

こちらはタクラマカン砂漠の端っこです。
この一帯の土地は塩害問題に悩んでいたそうです。どうにもならず、海ガニを養殖してみよう・と言うことになったようです。浙江省の「アオガニ」を養殖する実験を始めたところ、無事成長し収穫期を迎えました。嘘みたいな話ですが、本当みたいです。
今年は、約30ヘクタールの土地で3万匹のアオガニの養殖に成功しました。来年は、約93ヘクタールに養殖用アルカリ水域を拡大してカニの生産量は50トンを見込んでいるそうです。

2024年9月3日
『中国新疆産「砂漠ガニ」の市販開始 人気上昇中』
売れ行きは上々みたいです。

この他にも新疆では、天山山脈の清潔な冷水を利用した淡水魚養殖も盛んです。
(淡水の)カニ、サーモン、アイズユキツ、バナエイエビなど結構種類があり、こちらは漁獲量も多いです。

2024年11月15日
『中国最大の砂漠で真珠養殖に成功』

ここもタクラマカン砂漠で農業には不向きな土壌を利用して砂漠海洋養殖基地で真珠の稚貝200万個の養殖に成功しました。来年の下半期には、真珠を出荷できる見込みだとか。

もちろん、魚や貝だけではありません。
2024年12月21日
『中国最大規模の「砂漠・ゴビ・荒地」太陽光プロジェクトが送電開始』
どの程度の発電量か❓
⇒200万世帯の1年分の電力量
多分、もっと建設計画があると思います。

タクラマカン砂漠やゴビ砂漠が、お宝に変わりつつあるようです。
いいなア~~❓


ヨーロッパのヒステリーぶりを見れば安全保障を脅かされる恐怖が分かる<ウクライナ紛争2025・01・01

2025-01-13 13:59:12 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

今のヨーロッパを見ると、集団ヒステリーと言えます。
ロシアが怖くて仕方ありません。なぜ、怖いか❓
ロシア国境がポーランド国境に迫るのが現実的な問題になってきたからです。
「ウクライナを負けさせてはならない!」
「ロシア国境が、ポーランド国境に接するのは絶対に許せない!」

「ロシア極悪」のプロパガンダとフェイクニュースを、いくら叫ぼうと現実は変わりません。
果たして、ヨーロッパはロシアの主張を真剣に聞いたのか❓

今のヨーロッパの恐怖は、2022年2月までロシアがNATOに対して感じていた恐怖と同じです。
つまり、NATO(主にアメリカ)はNATOの国境線をロシアの西まで拡大しようとしていました。
そのために2014年クーデターでウクライナを西側に引き込みました。2021年10月、ゼレンスキーは最後に残っていた東部独立派を軍事力で潰そうとしました。
潰れてしまえば、ロシアはNATOと直接境界を接することになります。ここでゼレンスキーは、ロシアのレッドラインを超えました。

2021年12月、ウクライナ国境にロシア軍を終結させたロシアはアメリカに最後通牒を通告して交渉しました。バイデンさんの回答は、「ナシ」でした。その後、ロシアは軍事侵攻に踏み切りました。

今、ヨーロッパがロシアを恐ろしいと思うなら、なぜ2021年12月に何とかしなかったのか❓
2021年12月のロシアは、今のヨーロッパがロシアを恐れるのと同じようにNATOを恐れていたことを知るべきだと思います。

ロシアが軍事侵攻に踏み切ったのは、ロシアの安全保障を守るためであり、領土を拡大するためでも鉄のカーテンを復活させるためでもありません。ロシアが出した条件をアメリカが飲めば、軍事侵攻は回避されたでしょう。

つまりロシアの安全保障上のレッドラインを踏みにじったのはゼレンスキーであり、それを煽り立てたバイデンさんがロシアの軍事侵攻を招き寄せたというべきです。

都合が悪いので、これまでは「ウクライナ被害者=正義、ロシア侵略者・極悪」のプロパガンダとフェイクニュースで戦争を煽り立ててきました。巨額の税金を注ぎ込むには、「金看板」が必要だからです。
「金看板」も大分、メッキが剝がれてきましたね❓
中にあるのは、真黒なアメリカの野望です。

嘘っぱちは、いい加減にやめて、まじめにロシアの主張を聞くべき時が来ました。
安全保障の確保で武力行使している以上、ロシアが途中で停戦に応じる可能性は少ないと思います。
逆に言えば、安全保障に関するロシアの主張を受け入れるなら、領土的な部分では妥協する可能性があります。
と言っても、クルスク侵攻までやってしまえば、それなりのことはあるでしょうね。

そもそも、2014年ウクライナ・クーデター以前の政治環境は、どのようであったか❓
ウクライナは中立国であり、特にNATO加盟も望んでいませんでした。
ロシアとNATOの緩衝地帯でした。
だから、どちらも相手に対して脅威を感じませんでした。

当時を再現するのは、今となっては不可能です。しかし、重要な点は復元可能です。
①「ウクライナが中立であること。」
②「ウクライナがNATO加盟を放棄すること。」
③「軍事力を削減して、ロシアの脅威にならないこと。」
この3点を実現すれば、かなり2013年以前の政治環境は復元できます。
これなら、ロシアもヨーロッパも相手に対して脅威を感じることはありません。

アメリカの「よこしま」な野望を排除すれば、これを復元することは可能です。
ロシアが要求しているのは、簡単に言うと2013年以前の政治環境に戻せと言っているだけです。
それでロシアもNATOも損をするわけでは、ありません。
勢力圏が元に戻るだけだからです。

ウクライナがロシアに攻め潰されれば、境界線はもっとポーランド国境に近くなります。
今、停戦交渉を始めれば①②③に少し色を付ければロシアは折り合うと思います。

ウソ(プロパガンダとフェイクニュース)を叫ぶのは止めて、冷静に現実を考えるべきでしょうね❓
それでも戦争したければ、とことんやったらいいと思います。
この場合は、ウクライナが潰れて終わります。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


国際情勢の裏側の魑魅魍魎とウクライナ紛争の日本への影響<2025・01・01

2025-01-13 11:27:41 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

やっとブログの日付も1月1日になりました。3か月のご無沙汰は大量の記事を生み出しています。

スポーツや日本国内の記事は割愛しました。

皆さん、明けまして🎊ございます。

皆さんの健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 

(1)まず、ウクライナ紛争の日本への影響
ヨーロッパ各国は、ロシアの小規模な破壊工作に結構、悩まされています。当然ですね。あれ程、反ロシアを叫んで敵対姿勢を示せば、それなりのことはあります。日本のマスコミは「知らないふり」をしていますが、欧米のメデイアは2023年から、結構報道しています。最近では、一段階ヒートアップして、バルト海の海底ケーブル(電力・通信)がターゲットになっています。
しかし、まだ「嫌がらせ」の範囲です。ヨーロッパの関与が深まれば、当然更にヒートアップすると思います。
戦争の当事国の一方に加担すれば、これは当然のことです。無事に済む・と思う方が、どうかしています。

日本に対しても来ましたね。
岸田前総理が6月に約束したウクライナへの融資を、石破総理が実行しました。12月25日か、その前。
12月26日、日本航空と三菱UFJ銀行にサイバー攻撃があり、一部システムがダウンしました。みずほ銀行にもサイバー攻撃がありシステム障害が相次いでいるようです。
システム障害の場合は、サイバー攻撃なのかシステムの不具合なのか分かりません。しかし、ここまで連続して起きれば、これは何らかの意図のあるサイバー攻撃です。日本の有力企業を狙い撃ちにする以上は、攻撃者の意図は明らかだと思います。これまではロシアは日本には「ゆるく」対応してきました。日本がウクライナ紛争に関与を続けるなら、段々レベルアップするでしょうね❓
他国の戦争に関与すれば、それなりのことは当然あります。
だから、その覚悟が当然必要です。

時事通信 2025年1月1日
『ロシア、日韓攻撃リストを作成 奥尻島基地や関門トンネルなどー英紙』

12月31日、報道したのは英フィナンシャル・タイムスです。イギリス系は、リーク情報によく使われます。
情報は「西側筋」から提供された・とありますが、図解入りの詳細なものです。2013年から2014年の訓練用とのことですから、もう「お古」になったのを某国が、イギリスのメデイアにリークした可能性があります。某国とは言えないから「西側筋」と言っているのだろうと思います。
「おらおら!いし●ちゃん、いいのかな❓」
某国の声が聞こえてきます。

つまり、他国の戦争に関与すると言うことは、このような事です。戦後を考えて某国は、日本には「ゆるく」対応してきました。戦争も長引いてきて、今後はちょっと「スパルタ」になるのかもしれません。ヨーロッパは、海底ケーブルですからね❓
まだまだ「ゆるい」です。しかし、サイバー攻撃くらいは時々あるでしょうね。

(2)国際情勢の裏側の魑魅魍魎⇒こんなのが表に出ることはありません。噂話です。

お正月用に特別ネタ
そうそう、Hara Blogに(1)のネタが略図入りで取り上げています。
「12月23~29日X投稿」
この記事の中で、すごいのをX投稿しています。
【あくまで、これは噂話です。その点間違えないでください】

トランプのウルトラCです。
「遅くとも1年以内にノルド・ストリームはアメリカの投資家のものとなり、ガスはパイプラインを通ってロシアからヨーロッパに流れるでしょう」
セルビアのヴチッチ大統領が、独新聞ハンデルスプラットとのインタビューで答えた・と言う触れ込みです。
そもそも、このソースが本当かどうかわかりませんし、内容については当然真偽不明です。
しかし、ハナシとしては超!面白いので、受けると思います。

トランプの停戦斡旋は、難航が予想されます。ロシアとウクライナの主張の隔たりが多きすぎて、直ぐにはどうにもならないように見えます。
そこで、おもしろい話を考え出した人がいるようです。
停戦に関しては、ウクライナは問題になりません。支援を停止すれば即時、敗北が決まります。
トランプなら、「嫌なら、無条件降伏までやれ!」と放り投げると思います。
このケースでは、ロシアのやりたい放題。

今、勝ち戦をやっているロシアに停戦に応じさせるには、デカイ!「ご褒美!」が必要です。
その「ご褒美」にノルド・ストリームの復旧と、ヨーロッパへのガス輸出の再開をエサにしようというわけです。
「アメリカの投資家のものになる」
これは、ドイツの持ち分を放棄させてアメリカ企業が買い取り、復旧工事はアメリカの費用でやるという意味でしょうね❓
ノルド・ストリームを2本建設するには、兆円単位の資金が投下されていると思います。
これば爆破したウ●ライナは、飛んでもないことを仕出かしたと言えます。
ドイツでは、一部でポーランドとウク●イナに損害賠償請求しろ!という意見まであります。

では、ドイツにはどうやって納得させるのか❓
ドイツは、このままでは永遠にロシアの格安の天然ガスを買うことは出来ません。
アメリカが妨害するに決まっています。
現在は、ロシア産と比較すると何倍も高いアメリカ・カタール・ノルウエーの液化天然ガスを泣き泣き買っています。
アメリカにパイプラインの権益を(全部ではないかもしれません)売れば、今度はアメリカが関与しますから、誰も勝手なことは出来ません。
このパイプラインの持ち分を、仮にドイツ・アメリカ・ロシアで3分の1ずつ持つことにすれば、誰も破壊工作など出来ない「無敵!」のパプラインになります。⇒アメリカの持ち分は、用心棒代です。

アメリカは、パイプラインの権益を持つことで施設使用料が入ります。ほゞ、ただで権益に割り込めます。
ロシアは、再びヨーロッパにガスを売ることが出来て中国と価格交渉が出来て、これまでよりは大幅に利益が増えるでしょう。今は無駄に海の底に眠っているパイプラインが復旧すれば、不良資産が優良資産として復活します。
ドイツは、液化天然ガスの何分の1かの価格で天然ガスを購入できます。その他、東ヨーロッパの小国も喜ぶでしょう。何よりドイツは、パイプラインの用心棒を雇えるのが大きいでね❓親分に上納すれば親分が守ってくれることに気が付くと思います。ドイツは、勝手に自分だけ儲けようとしたのが親分の「逆鱗!」に触れた可能性が強いです。そうでなければ爆破を黙認は、しないと思います。

結局、どうやろうとウクライナ紛争でボロ儲けするのは、アメリカです。
トランプ曰く(実際にそう言ったかは、全然分かりません)
「乱暴者(ウのこと)は俺(ト)が静かにさせるから・・みんな頭を冷やして金儲けの話を、しようじゃないか❓プー●さん、いい考えだろう❓」

と、このような謀議が近いうちになされるのかもしれません。
真偽は不明ですが、仮にノルド・ストリーム復活の話が出てくれば、多分本当だろうと思います。
出てこなければ、よくある「ガセネタ」でしょう。

中々、おもしろい話が聞けたでしょう❓


温かい服装と寒い服装<2025・01・01

2025-01-13 11:23:18 | 健康と医療

早くも2025年になりました。2024年の正月が来て右を向いて左を向いたら年が明けます。
年を取ると1年が早いのを実感する次第です。
明けまして、おめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願いします。

さて、寒いですから温かい服装をしたいものです。寒いと風邪を引きやすいです。寒いと自然に体力を消耗しますから風邪を引きやすくなります。寒さに震えているようでは、ダメです。風邪は万病のもと。特に高齢者には寒さはよろしくありません。
よくあるパターン
風邪⇒急性肺炎⇒急死
風邪⇒急性肺炎⇒寝たっきり・認知症悪化
風邪⇒急性肺炎または風邪が重症化⇒慢性疾患が悪化して重症化

「風邪が万病のもと」と言う具体的な例です。
ちなみに能書きを垂れる私は、いつ風邪を引いたか思い出せないほど風邪を引きません。
バカは風邪を引かない⇒ウソ
賢い人は風邪を引かない⇒本当

分かりましたね❓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そこで温かい服装の話です。
まず帽子
女の人は、毛糸の帽子をかぶっているのを見かけます。
あれは実際に暖かいからです。嘘だと思うならかぶってみたらいいです。
首筋や背中から体温が逃げるのを知っている人は結構いるでしょう。一番体温が逃げるのは「頭」です。特に後頭部からは体温が逃げます。毛糸の帽子で後頭部まですっぽり、覆うと❓
全部、お悩み解決です。ヌクヌクしてください。

NGの例
つるつるに頭をそり上げたバカ親父が、ダウンジャケットを着て寒そうにガタガタ震えながら歩いていきました。
(私は、「ほんと!バカだね!」と思いましたが、知らないふりをしました)
男の年よりは、毛が薄いのに帽子をかぶっていない人が多いです。年寄りが耐寒訓練をしても仕方ないと思います。

外套
これは最近の防寒着は、首筋まで覆うタイプが多いです。非常に便利で温かいです。マフラーもいりません。
マフラーをして寒そうにしている人は、襟をたたんだ外套を着ています。マフラーが不要な防寒着を選びましょう。
フードが付いているタイプは、背中と肩がより暖かいです。背中と肩の保温に効果があるからです。

下着
特に下半身です。股引やパッチと言われる種類の下半身の下着です。男は年が行けば自然にはくようになると思いますが、女の人は、どうなのか知りません。かっこいい下半身用のアンダーウエアを着用してくださいね。ロングスカートにズボンが寒い時の基本です。その下にアンダーウエアを着るともっと暖かいですね。
下半身を温かくするのが防寒の基本です。

外套の丈
これは最低でもお尻を覆う長さが必要です。
膝まであると、もっと暖かいです。日本の寒さだとここまでは必要ないかもしれません。膝まであると歩きにくいのが難点です。しかし緯度の高い寒い地方では、膝丈が常識です。兵隊すらロングコートです。あれは寒すぎるからロングを制服にしています。

一番ダメな例
分かりましたね❓
尻の上までしかないオシャレな防寒着です。腰と尻を覆わないタイプは、防寒着の意味がありません。
それを書いた記事
Newsweek 2024年12月31日
『「ショート丈」流行ファッションが腰痛の原因に・・・医師が警鐘を鳴らす』
https://newsweekjapan.jp/stories/woman/2024/12/post-1140.php

タイトルは腰痛ですが、防寒も同じです。腰や尻を冷やすことは健康に悪いことです。ファッションメーカーは、お客さんの健康には配慮しません。売れればOK!です。記事では、延々と健康に悪い理由を書いています。これと、ほぼセットのレザーパンツも健康によろしくないようです。特に女性の場合は、大事なところの健康に悪いようです。

防寒靴
最近は、防寒靴を普通に売っていると思います。真冬は普通の靴だと足先が冷えます。寒すぎる!と感じる人は防寒靴を利用するといいと思います。

手袋
手が冷たいのも嫌ですね。ポケットに手を突っ込まないで手袋を利用した方がいいですね。手袋があるのに手が冷たい思いをすることは、ないと思いますよ❓

特に男に言いたいのは、(その毛の少なくなった)頭の防寒を考えろ!と言いたいですね❓
毛がある私でさえ、毛糸の帽子をかぶって後頭部まで「ぬくぬく」です。


現代のシルクロードは、「鉄の道」中国~キルギス~ウズベク路線着工<2024・12・31

2025-01-13 11:21:59 | 中国と東アジア

AFPBB 2024年12月28日
『中国~キルギス~ウズベクを結ぶ新路線、着工』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556188

建設区間は、中国新疆ウイグル地区カシュガル~キルギスのジャララバード~ウズベクのアンデイジャン
総延長523km、中国区間155km、キルギス305km、ウズベク63km

中国からヨーロッパ方面に行く鉄道は、現在はカザフスタン経由です。
ところが線路の幅が違います。カザフスタン側1520mm、中国側1435mm(標準軌)
これは相手国の軍事の運航を妨害するために隣国とのレール幅を変えるためです。
だから、一々乗り換えや積み替えが必要です。輸送効率は大幅に低下します。
カザフスタン側が、軌道幅の変更に応じなかったのだろうと思います。

新規に建設すれば、この問題は解決します。そのために中国がキルギスとウズベキスタンに働きかけて、今回のプロジェクトが始まったのであろうと思います。

現代版のシルクロードは、鉄の道と言うわけです。
地図を見るとウズベクのアンデイジャンは、キルギスのすぐ西隣です。ほんの途中駅にすぎません。
この先のルートは、これから関係する周辺国と話し合って決めるのだろうと思います。
その先にカスピ海があります。カスピ海の北回りのルートになるか南回りのルートになるかで、周辺諸国は大きな利益を得たり、得られなかったりします。

もし平和な時代であれば、北回りでウズベク~カザフスタン~ロシア南部~ウクライナ~ポーランド~ドイツ~フランスと鉄道は伸びると思います。戦争がなければ、このルートが優先されるでしょうね。しかし、今はリスクがあります。

南周りのルートは、ウズベク~トルクメニスタン~イラン~トルコ~バルカン半島

※ここにアフリカとの関係も影響します。
シナイ半島~エジプト経由~南アフリカ
シナイ半島は回避してイラン~イラク~サウジ~イエメン~アフリカのジプチ~南アフリカ
このルートは、イエメンがネックになります。
しかし中国は、このルートに備えてジプチに海軍基地を設けています。

アフリカまで考えるとカスピ海南回りルートを優先的に考えているのかもしれません。

中国の長期計画は、遠大でしょう❓
太平洋で中国封じ込めなど考えている某A国と某N国の構想の小さすぎが分かると思います。
東を封じたところで中国の経済圏と政治力は西に延びていきます。

だから❓
中国と軍事力で対決しようなどと考えるのは、バカの極み!
(世界地図を見て考えろ!)
これは難しいことでも何でもありません。そこら辺のニュースのキレッパシを読んで地図を見て考えれば誰にでも分かります。
おっとっと❓


ロシアのクリスマス・ツリーの歴史<2024・12・31

2025-01-13 11:20:05 | ロシアと周辺国

TASS通信
「社会と文化」の項目から
新年とクリスマス 2024年12月31日
『ファクトボックス:ロシアの新年の祝い方:すべては木のために』

この記事にロシアの新年の祝い方とかクリスマスの話が書いてあります。

モスクワのクレムリン大聖堂の広場に新年を祝うメイン・ツリーが到着し飾り付けが行われました。記事の先頭に写真があります。飾りつけは、欧米とほぼ同じです。
「新年のお祝い」用の「ツリー」です。

クリスマス・ツリーは、ないのか❓(後に推測を書きました)
ユリウス暦の関係で1月7日が、ロシアでは12月25日に該当します。キリスト教正教の国では、大体1月7日がクリスマスだと思います。新年は❓旧正月の1月14日です。
どうして、1月1日が新年なのか❓
⇒これは理由が見当たりませんから、周辺(西欧)の国に合わせたのだろうと思います。そのため新年のお祝いのツリーとクリスマスツリーが兼用になったのだろうと思います。ツリー-には、両方の意味があると言うことでしょうね❓日本ならクリスマスツリー+門松です。両方、兼用なら確かに便利ではあります。この部分は私の推測です。

ここから旧ロシア帝国の歴史に戻ります。
ロシアで最初にクリスマス・ツリーが登場したのは、ロシアでは「動乱の時代(1598-1613)」のポーランド侵攻後の時代だそうです。これは、すぐには定着しませんでした。全然、習慣がなかったからです。
ピョートル大帝(1672-1725)の時代に暦に関する2つの勅令が出され、大みそかにモスクワの大聖堂広場や今日のショッピングモールに当たる地域で針葉樹のツリーが飾られるようになりました。この習慣は、モスクワのドイツ人街に住んでいた外国人から借用したものである。だから大体、欧米のクリスマス・ツリーの形式を踏襲しているわけです。
ロシアのツリーは、ピョートル大帝の皇帝命令により導入されました。その後は、新年の祝賀行事は1日から7日まで続いたようです。要は、羽目を外してどんちゃん騒ぎが出来るから(こりゃ、いいや!)と言うことで貴族階級を中心にロシアの行事になって行ったようです。(政府公認のドンちゃん騒ぎは、どこの国でも好まれます)それが一般にも普及していったのでしょうね。

以下、クリスマスの歴史が記述されていますが、省略。

ロシア革命後の1920年代・・・・・
『1929年:クリスマスのお祝いは、「異質なブルジュワ的かつ宗教的遺産」として禁止』されてしまいました。
しかしロシア国民のクリスマスへの思いは、共産主義と言えども消し去ることは出来ませんでした。

1935年12月28日
ソ連の老政治家パペル・ポステイシェフがソ連の有力紙プラウダに「大晦日に子供たちのために大きなクリスマスツリーを飾ろう!」と題する記事が掲載されました。これを口火に全国で「クリスマスの祝日を開催する」決議が可決されました。
多分、クリスマスと言うニュアンスは消して「新年のお祝い」と言う名目にしたのでしょうね。
こうして新年のお祝い(実はクリスマスのお祝い)と(クリスマス)新年のツリーが復活しました。
☆ここは凄く面白いところです。共産党政府はクリスマスを、ブルジュア的で宗教だからダメ!と禁止しました。しかしロシア人は巧妙に逆らってクリスマスを復活させました。(ロシア人民、万歳❓)
以下、省略

クレムリンの大聖堂広場のクリスマス・ツリーが復活したのは、1996年12月からだそうです。
ツリーの木の選定は、大統領府から調査団が派遣され厳密に選ばれるのだそうです。

読めばすぐ読めますが、書くのは大変なのでごく一部だけ抜粋引用。
共産主義時代のソ連にも、こんな事があったのか・と思うと興味深いものがあります。
まだまだロシアは、近くて遠い国で日本人が知らないことばかりです。
お互いに相手のことを知り合う・と言うのは大切なことだと思います。

「鬼畜米英」は、全然ダメでしたね❓
それはロシアであろうと中国であろうと北朝鮮であろうと同じです。
ろくに相手のことも知らずに一方的に批判するのも、おかしなことだと思います。
ロシアに関していえば、ウクライナと戦争をしているだけで特に日本に害を与えた訳ではないですよ。
それを「極悪非道」のように罵倒するのは、考えなくてもおかしいでしょう❓

※私が時事日記を書いているうちに思うようになったこと。【⇒2024年の総括】
相手のことや事情も知らずに、一方的に誹謗中傷・否定するのは、よろしくない!
そうする前に相手を知り理解する努力をしなさい!
知りもしない相手を、勝手に誹謗中傷・否定することに何の意味があるんだ❓
判断は、相手をよく知った上でするべき事です。
「鬼畜米英は」は、ダメです!


報道されない悲惨な「スーダン内戦」<2024・12・31

2025-01-13 11:18:44 | アフリカと中東

これまで書かなかったのは、何しろ情報が少ないからです。内容が、よく分かりません。
シリア内戦との違いは、シリア内戦は国内の内戦と言えます。
フランス統治時代の地図を見ると、大雑把に4つの地域に分けることが出来ます。これは、オスマン・トルコ時代からの行政区分を、そのまま引き継いでいると思われます。
ウイキペデイア【シリア】
この記述に「フランス委任統治領シリア」の目次があります。
その右横に当時の地図があります。
アレッポ州、ダマスカス州、アラウイー州、レバノン国
大体、こんな具合に分かれています。レバノンは、現在独立国です。
だからアレッポとダマスカス地域が妥協すれば、一応の統一国家が可能です。
現在は、ここにクルド人エリアがあって、クルド人エリアが統一政権に参加するかどうかでやや揉めています。
しかし、折り合いの付けようはあると思います。

これと比較するとスーダンは、植民地主義の時代が残した悲劇と言えます。元はイギリスの植民地で、イギリスの植民地の範囲が、大雑把にスーダンと言えます。イギリスの植民地の範囲であって、これが現地の実情を反映しているわけではありません。多くの民族や宗教、部族などを、単に地図上で強引に区切っただけです。だから、実際にどのような民族がいてどのような地理上の区分が昔あったのかが分かりません。

大抵なんでも記述のある、ウイキペデイアにすら項目がありません。大雑把にでも正確に書こうとすると、まだ現状不明で書きようがない・と言うことであろうと思います。
現在は、地図上では北のスーダン共和国と南スーダンに分かれています。

南スーダンは記述があります。
ウイキペデイア【南スーダン】
「2011年7月9日、スーダン共和国(北)の南部10州がアフリカ大陸54番目の州として分離独立した」
ウイキペデイア【第二次スーダン内戦】1983年から2005年
第2次があれば、第1次もあります。
この内戦の果てに出来たのが、現在の南スーダンです。
ウイキペデイア【第一次スーダン内戦】1955年から1972年

つまりスーダンと呼ばれる地域は、独立後内戦が続いていて時々、停戦が成立しますが、また内戦が起きてしまいます。ほぼ政府がないと言えるでしょう。
第一次スーダン内戦の記述を見るとイギリスと周辺国が関与しています。こうしてスーダン内戦は激化して長期化します。
第二次スーダン内戦では、あまり外国の関与はありませんでした。しかし、内戦期間は長いです。南部の非ムスリム勢力が北部のムスリム勢力に対して武装ほう起した結果です。ここでは、宗教の対立が大きな原因になっています。非ムスリム系の南部が事実上独立を勝ち取りました。

※現在のスーダン内戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、北部のスーダンで行われています。
この流れを簡単に書いているのは、このサイトが分かりやすいと思います。

プラン・インターナショナル(2023年6月16日)
『スーダン・南スーダンで内戦が続く経緯|独立後の現状や必要な支援』

笹川平和財団 (かなり詳しく記述しています)
『過去40年で最も深刻な人道危機に直面するスーダンー停戦と支援再開への道はあるのか?』

ここに今回は周辺諸国が、かなり関与しています。両方に応援団がいますので内戦が終わる気配は、ありません。武器や資金の支援があるからです。特に困るのが、記述にはありませんが湾岸の覇権争いが持ち込まれています。一方をサウジが支援し、もう一方をカタールが支援しています。その他数か国が、双方を支援しています。
まあ、滅茶苦茶で国連や西側もどうにも関与のしようがありません。停戦の働き掛けも今は無理でしょうね。
互いに殺し合い、国連の支援部隊すら入れません。
今、地球上で行われている最悪の内戦です。

とても簡単には書けませんから、詳しく知りたい人は各資料を読んでください。
笹川平和財団の記述が比較的詳しく書いていると思います。
植民地帝国主義時代の悪の産物です。

ロイター 2024年12月29日
『アングル:国連IPIがスーダン飢餓拡大に警告、2640万人に緊急支援が必要』

スーダン内戦と周辺国について書いた記述
現代アフリカ地域研究センター 2023・04・29
『スーダン内戦と周辺国』

◎政府軍(ブルハーン)
サウジ、UAE、エジプト、チャド
◎PSF(ヘメテイ)
カタール、トルコ、東部リビア

というように周辺各国の利害と打算が入り乱れて、政権を握るのが都合の良い方に肩入れしています。多国籍紛争のようになっている現状があります。


2024年、東部戦線戦況略図<ウクライナ紛争2024・12・31

2025-01-13 11:17:22 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論 2024・12・29
『クルスクにしがみつくウクライナ、東部戦線を犠牲にした価値があったのか?』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukraine-clings-to-kursk-but-was-it-worth-sacrificing-the-eastern-front/

記事はウクライナ軍の現地将兵のクルスクでの戦いについての思いを書いています。
個人的な考えは、以前に書いた通りです。
キエフ政府と参謀本部は、クルスク侵攻作戦のために事実上ドネツク州を放棄したのと同じです。
もう少し、よく言えば「放置」です。

記事の略図の1枚目が、クルスク州でのウクライナ軍の最大侵攻範囲と、その後のロシア軍の反撃して奪還した地域を色分けして示しています。距離を見れば分かりますが、ごく狭い土地です。こんな小さな土地を仮に保持できたとしても停戦交渉の時の条件になどなりません。バーター出来るとしたら、せいぜいハルキウ州北部でロシア軍が占領している地域との交換程度でしょう。
たった、これだけのためにウクライナ軍は事実上、ドネツク州を放棄(放置)しました。
その結果が略図の2枚目です。

2月のアウデイーイウカ陥落後、ロシア軍が獲得したドネツク州の中部と南部のウクライナ領です。
ウクライナ軍は、ドネツク州の防御を現地部隊に任せて、クルスク侵攻作戦に全力投球した結果を地図上で見ることが出来ます。ウクライナ軍がドネツク州で支配していた中部と南部のうち3分の2くらいは、ロシア軍が占領しました。

このうちクルスク侵攻作戦開始前にロシア軍が占領した土地は、アウデイーイウカ西の二つの貯水池の東側だけです。そこから北に線を引いた東側が、ロシアがクルスク前に占領した土地です。
その地図上では左側(西側)が、クルスク侵攻作戦でウクライナ軍が弱体化した後にロシア軍が占領した土地です。
大きな二つの貯水池の南側は、全域がそうです。北側もクルスク後に進撃しました。
南側などほぼ9月以降に占領しました。たった4か月です。

事実上、ドネツク州中部と南部ではウクライナ軍が崩壊したと言えます。
字で書いても分からないと思いますが、時間が経過して地図上で見ると分かると思います。
これを、戦線は膠着状態にある・塹壕戦が続く・などと「寝言」解説している専門家や識者がいるようです。
現実は、違っていてドネツク中部と南部を完全に突破されたウクライナ軍は、どこまで後退すればロシア軍を食い止められるかの話になってしまいました。このエリアだと西のドニプロ川まで行かないと要害になる地形はありません。要塞になりそうな大きな市街地もないです。

しかも、これはドネツク州中部と南部だけです。
他のエリアでもロシア軍は、徐々に進撃しつつあります。
停戦せず戦争が2025年の終わりまで続けば、どこまでロシア軍が進撃するのか見当が突きません。
さすがにドニプロ川の西までは無理だと思いますが、ドニプロ川の東岸でどこまで進撃するか❓
このような状況です。

キエフ政府に出来ることは、一つしかありません。
ロシアの言い分を丸呑みして、即時停戦することです。
そうすれば今キエフ政府が支配している土地の大部分は、残るでしょう。
クルスクの懲罰分は、へずられると思いますが・・

★ちなみにウクライナの新聞の記事を「航空万能論」が一部転載しています。
やはり情報統制があるから、この程度にしか書けないのだろうと思います。
今、ウクライナ軍が負けつつあるという現状は全く報道していません。
希望的観測や自分勝手な願望を書いているだけです。
テレビは、キエフ政府が報道内容を作っていますから、もっと酷いです。
日本のマスコミは、キエフ政府の「大本営発表」を垂れ流していますから、大体ウクライナのテレビと似たようなものだろうと思います。だから、ウクライナ紛争の現実が日本で報道されることは、ありません。見ているとゼレンスキーが、何を言った・ばかり報道しています。フェイクニュースの拡散元の報道しても、意味ないんでないの❓
(これほどにウクライナ紛争についての日本のマスコミの報道は、酷いです)

航空万能論 2024・12・30
『ウクライナメデイアによる2024年総括、状況が好転するとは思えない』

※「コメント欄」を読むと中々興味深いです。もちろん間違えている意見もあります。しかし、全部トータルすると当たらずとも遠からず・と言ったところでしょう。
だから本来なら日本のマスコミは、ここを調べてもっと掘り下げて書くべきでしょう。
少なくとも日本のマスコミよりは、はるかに現状を理解しているのは間違いありません。
日本のマスコミの「ゴミ度合い」が、良く分かると思います。
単なるキエフ政府の広報機関でしょう❓(または、大型拡声器)
★しかし、テレビや新聞でしか情報を得ていない人は、このコメント欄に書いてあることの意味すら理解できないかもしれません。情報や知識の間口が狭いと、全体像は見えないと思います。それがプロパガンダとフェイクニュースで情報統制した効果です。分からない人には、「効果抜群!」と言うわけです。

日本政府と日本のマスコミが「ウクライナ万歳!」をやっているのですから、まあ何というか❓
言うべき言葉は、無いですね❓

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27