「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

西側諸国が言う「武力による国境変更は断じて許さない!」理由は何か❓<ウクライナ紛争2024/09/14

2024-09-14 16:20:09 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「武力による国境変更は断じて許さない!」
ロシアのクリミア侵攻やウクライナ侵攻に関して西側が合唱する合言葉です。
一つにはヨーロッパでこれをやると、止め処もない国境紛争が起きる地域は結構あると思います。時には戦争さえ起きます。

しかし、もう一つ理由があると思います。
イギリスとフランスは、今でもかなり海外領土(植民地を領土化した土地)があります。
フランスは領土化できなかった旧植民地は、傀儡政府を作り傀儡政府を通じて植民地収奪的な構造を残していたようです。
イスラム過激派の浸透とテロを防げなかったために、旧フランス植民地諸国では、近年相次いで軍事クーデターが起きてフランスやアメリカが追放されました。
軍事クーデター政権の外交は、ほぼ同じで欧米追放と親ロシアです。
理由は植民地収奪的な構造に対する憎しみと、イスラム過激派のテロに欧米が無力だったことにあります。
軍事的な支援が得られて、共にイスラム過激派のテロと戦ってくれるロシアを頼ったのです。
これをロシアの工作の結果と言うのは愚かでしょう。

イスラム過激派のテロとの戦いが、どれほど大変化はシリアを見れば良く分かります。アメリカやロシアやトルコが総がかりでやっと駆逐しました。
これを貧しいアフリカの小国が単独でやるのは不可能です。だから、これらの国々はロシアを頼るのです。
ロシアが頼れれると言うことは、既に実績があるからです。今は他の軍事会社が請け負っていますが、以前はワグネルがこの様なロシアの海外業務を請け負っていました。
ワグネルが、くそみそに西側から叩かれるのは有能だからです。

タヒチ島 フランス領ポリネシア
ニューカレドニア フランスの海外領土
フランスの海外県・海外領土
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E7%9C%8C%E3%83%BB%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A0%98%E5%9C%9F

フォークランド諸島
イギリス領の諸島
1833年からイギリスが実効支配し続け、現在に至る
ジブラルタル
ジブラルタル海峡を望む良港を持つため、地中海の出入口を押さえる戦略的要衝
イギリス軍が駐屯する
18世紀よりイギリスの占領下にあるが、その領有権を巡り今もイギリスとスペインの間に争いがある
イギリスの海外領土
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A0%98%E5%9C%9F

ニューカレドニアで再び暴動、独立派指導者の身柄引き渡しに抗議
By ロイター編集
2024年6月24日午後 5:42 GMT+93ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/MIAJBXWNVBOIJHCMCG3Q4CJIJY-2024-06-24/
ニューカレドニアで暴動、旅行者が多数足止め 豪とNZが救出機
2024年5月21日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cl44l2x4dljo

フランスの植民地なのでイギリスのBBCとロイターが(熱心に)報道しています。

つまり、こう言ったことがボロボロ出てくると困るわけです。

フォークランド紛争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B4%9B%E4%BA%89

色々、あるでしょう❓


一旦獲得した領土を手放さないのは、ロシアだけではありません。アメリカだって太平洋に結構、島を領有しているでしょう❓

まだ、世界にはこんな土地が残っているのです。
ロシアや中国が、武力で実効支配してしまうと困るでしょう❓
だから・・・
「武力による国境変更は断じて許さない!」
と主張するのです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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