今年はダントツに強いチームはいなくて、やや去年よりは低い勝率で争われています。
※プレーオフ出場争い
プレーオフ出場は、各地区優勝チームは無条件出場できます。
その他の3チームは勝率で上から3番目までプレーオフに出場できます。リーグでは、この6チームで優勝争いをします。
リーグ優勝チーム同士がWシリーズで決戦を行ってその年度の優勝チームが決まります。
(この点は日本と同じ)
去年はナ・リーグでは伏兵がレギュラーシーズンの強豪のブレーブスとドジャースを撃破しました。何と第6シードのDバックスがWシリーズに出場する大番狂わせがありました。
ナ・リーグのプレーオフは、本当に分からないです。
ア・リーグの方は、比較的順当に強いチームが出てくる傾向があります。
今年の順位途中経過
https://baseball.yahoo.co.jp/mlb/standings/
(1)ア・リーグ
東地区のレベルの高いのは、毎年です。
だからこの地区のチームがWシリーズ優勝するというわけでないのが、おもしろいところです。
ヤンキースとオリオールズは、ほぼ当確でしょうね。
地区優勝は、どっちになるのか全然分かりません。
中地区は、去年はボロボロで地区優勝のツインズしかプレーオフに出られませんでしたし、早々に姿を消しました。
今年は、ハイレベルの地区優勝争いをしています。
ツインズとロイヤルズの勝率がいいですから、今のところ有力候補です。
今の勝率なら東地区の2位チームとツインズとロイヤルズが圏内です。
これをレッドソックスが追う展開です。
勝ち星で3つ差ですから、まだまだ分かりません。
西地区は、ほぼ終わっています。
去年の中地区のようです。
地区優勝チーム以外は、圏外です。
オリオールズ、ヤンキース、ガーディアンズ、ツインズ、ロイヤルズここまでが圏内で、それをわずかの差でレッドソックスが追う展開です。
もう1チームは、アストロズとマリナーズの2チームのうち地区優勝した方が出場。
(2)ナ・リーグ
驚くのが東地区です。
地区2番手のフィリーズが首位を独走中で落ちる気配がありません。最後まで行くと思います。
地区強豪のブレーブスが絶不調でついに地区3位にまでズリ落ちています。
代わって地区2位に浮上したのが弱小メッツです。
メッツの勝率も大したことないですから、ブレーブスが弱すぎると言うことです。去年、あれほど豪快に勝ちまくっていたチームが、こうも弱くなるのかと思うと複雑ですね❓
中地区は、例年の通りです。
地区の強豪のブルワーズがゲーム差6・5の首位で順調です。
他が弱いのも例年の通りです。
毎年2位以下は、弱いです。
西地区もかなり変調です。
圧倒的な強豪のドジャースが、ヨレまくりで地区首位ながら、ゲーム差2・5でパドレスが肉薄しています。
ここは一時期8~9ゲーム差ありましたからドジャースが急激に負けが込み始めました。
今の負け具合なら不思議ではありません。
パドレスを更に0・5ゲーム差で追うのが去年のリーグ優勝チームのDバックス。
勝率で見るとパドレスとDバックスが、やや抜けていてプレーオフ有力です。ドジャースも勝率なら十分圏内です。
それを東地区のメッツとブレーブスが追う展開です。
中地区のカージナルスは勝ち越しが3では、かなり苦しいですね。
ほぼ確定
フィリーズ、ブルワーズ
有力
ドジャース、パドレス、ダイヤモンドバックス
残り1枚
メッツとブレーブスの競り合い
やや離れてカージナルス
(3)こうしてプレーオフ勝ち上がり予定チームの顔ぶれを見ると、勝率を見ても「ここ!」と言う有力チームはいません。
勝率が上のチームは、ほぼ互角だと思います。
勝率が低いチームが番狂わせをするとしたら、投手力がカギになると思います。
そう考えると夏のトレードで救援投手3人を補強したパドレスは、一発の可能性を秘めています。
競り合いに持ち込んで終盤勝負なら、今の救援陣ならパドレスが一番強力でしょう。
逆に去年のブレーブスを見ても分かりますが、レギュラーシーズン強打で勝っているチームは、プレーオフで苦戦する傾向があります。
タイムリーで得点できるチームがプレーオフでは活躍しそうです。
その意味ではドジャースの優勝は、ほぼ考えられません。オフと夏のトレードで完全に失敗しました。もっとも弱点のある救援投手の補強をほぼしませんでした。終盤の競り合いに弱いままです。
そう考えると強力なリリーフ陣を持っているチームが有力だと思います。そしてしぶとく勝つチームですね❓
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