京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

大安寺 珠光茶会

2025年02月14日 07時32分00秒 | 日記
 2月10日は、今年で11回目となる珠光茶会に奈良・大安寺に来ました。









聖徳太子が平群[へぐり]に建立した熊凝精舎[くまごりしょうじゃ]が始まりと伝わります。

国家鎮護の官寺として宮都の変遷とともに各地を移転。平城遷都後、現在地に定まり大安寺と号しています。







東大寺、西大寺と並んで南大寺[なんだいじ]とも呼ばれ、壮大な伽藍を誇ったが、中世以降衰微し、現在に至っています。

近年、発掘調査をもとに往時の大安寺の姿がCGで復元されています。



特に"がん封じ"で有名で、毎年6月23日の「癌封じ笹酒夏祭り」には多くの訪問者がそのご利益を求めて賑わいます。







待合になっている「小子房」です。

普段は写経道場として使われているお堂で、直ぐ隣りの嘶堂(いななきどう)にお祀りされている天平秘仏の馬頭観音立像(重文)にちなみ奉納された馬の置物が展示されています。





一席目の始まりが遅れたそうで、予約していた二席目も遅れ10分オーバーで本席の客殿に呼ばれました。

大安寺会場は遠州流社中の担当で、20名の茶席でしたが、その分、和やかな雰囲気の中、濃茶とお薄を一服ずつ、生菓子と干菓子を頂きました。

本席では写真撮影は禁止だったので、写真で雰囲気をお伝え出来ないのが残念です。







点心付きのチケットだったので茶会の後は点心席でお弁当を頂きました。

















その後、本堂はじめ諸堂を拝観し、次に宝物館を見学しました。









日本最古級の寺院だけに、七躰の天平仏は全て国の重要文化財です。
幾多の困難を潜り抜けよくぞ今まで大切に伝えられて来た事だと思います。





本堂のご本尊・十一面観音立像(天平時代・重文)は秘仏ですが、お厨子に安置されていないので横から側面だけですが拝む事が出来ます。
この観音さまの前で、日々、癌封じの祈祷が行われています。



最後に、創建時に左右に建っていた七重塔跡を見学しました。








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