す 9月13日は、和歌山市堀止にあるがんこ和歌山六三園をよみうり文化センターの現地講座で訪ねました。
講師は建築史がご専門の川島智生先生です。
六三園は、大正から昭和初期、相場師として活躍した「北浜の今太閤」こと松井伊助氏(和歌山県出身)が築造しました。
六三園は、氏の六十三歳の祝いに完工したといわれる、松井家の別邸でした。
大正9年(1920)の着工から大正時代末にかけて築造されたと伝わっています。
戦後、一時米軍に接収されたのち、昭和27年(1952)当時の和歌山銀行オーナーであった尾藤家の住居となり、昭和28年(1953)から「六三園」の名で長く料亭として利用されてきました。
平成17年(2005)からは「がんこ和歌山六三園」として運営を引き継がれ、現在に至っています。
主屋をはじめとする10件の建造物は、平成24(2012)には「旧松井家別邸」として国の登録有形文化財に登録されました。
集合が13時30分なので、遅めの昼食を頂きます。
お屋敷カフェ アフタヌーンティーです。
セット内容
お屋敷カフェの季節のオリジナルアフタヌーンティーです。お好みのワンドリンクがついています。(※2時間30分制となります。)
3,300円(税込3,630円)
・和食職人による匠のお寿司
- 上段の重
- 季節のミニパフェ
- スモア
- 黒毛和牛のローストビーフ
- 季節のゼリー
- 季節の一品
- 下段の重
- 生ハムグリーンサラダ
- チーズバーム
- なめらかパンナコッタ
- 手毬寿司
- 飾り寿司
- 季節のタルト
- 特選季節のスープ
- お好きなドリンク2種
- カフェオレ
- 淹れたて珈琲
- 京都紅茶
- オレンジジュース
- 白桃ジュース
- マンゴージュース
がんこだけに味は美味しいのですが、手毬寿司などの和食、ローストビーフなどの洋食、パンナコッタなどの洋菓子が混在していて、食べる順番に迷ったりで、口の中をリセットするのが難しい?です。
和食店なので和食だけの正統派?のアフタヌーンティーでいいのではないでしょうか?
次に邸宅内部を見学します。
食事を頂いた部屋は客室だったのか?天井は格天井、暖炉には大理石や本物のガラス製のステンドグラスがはめ込まれています。
廊下の天井の一部には舟底天井が、縁側は数寄屋造です。
「北浜の今太閤」と呼ばれた松井伊助が建てただけに資材も建築も見事です。
よほどの棟梁が資材を吟味しながら建てられたのを感じます。
次に庭園を見学します。
庭園は池泉回遊式庭園になっています。
堂々とした長屋門を入ると巨大なライオン石像が睨みを効かせています。
また、雪見灯籠や奥の院灯籠、十三重の石塔などの石像物も見応えがあります。
手水鉢の周りには和歌山特産の緑色片岩が使われています。
主屋の奥に見えるレンガ造の塔は"給水塔"です。
素晴らしい建物と庭園、、、それにがんこの美味しいお座敷アフタヌーンティー、、、
充実した現地講座でした。
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