京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

天龍寺塔頭 宝厳院

2020年11月27日 08時14分00秒 | 日記
11月23日は"まいまい京都"の「錦秋が包む名庭を特別貸切、静かな朝に訪れた紅葉絵巻」に参加しました。







毎年訪れる宝厳院ですが、開門前に訪れ書院に入るのは初めてです。
書院で宝厳院のご住職で本坊天龍寺の宗務総長もされている田原義宣さまより約30分の法話がありました。







本堂襖絵は田村能里子さんの力作で本堂3室に58枚が描かれています。
朱色はお寺の襖絵には使われる事は少ないですが命が宿り燃えている色を表現するのに使われたそうです。
襖絵には33人の老若男女が描かれています。これは観音さまが33のお姿に変化(へんげ)され衆生を救うために現世に現れたお姿として描かれているそうです。
(購入した絵葉書から転載させて頂きました。)


その後、書院の襖絵を拝見し貸切りの庭園を散策、、、。
西側は嵐山を背景に素晴らしい景観が見えます。
開門前なので庭師さんや茶屋の方々がそれぞれ拝観者を迎える準備をされていました。







宝厳院は元は上京区の小川にあり20年程前に現在の地に移転されて来たそうです。

「獅子吼の庭」と呼ばれる庭園は多くの巨石が配され、お釈迦さまが説法されるお姿を獅子がほえる様子にたとえた庭園です。









最後に御朱印を授与して頂き次に向かいました。
(コロナの影響で最近は"書置き"の御朱印が増えてきました、、、、)









谷性寺(京都府亀岡市)明智光秀首塚

2020年11月26日 07時24分00秒 | 日記
 谷性寺(こくしょうじ)は別名「光秀寺」とも通称される明智光秀ゆかりのお寺です。ご本尊は不動明王です。











京都府亀岡市は光秀が丹波攻略の拠点となった地で、後に領主となり現在の亀岡市の基礎を築きました。

初夏には門前には桔梗の花が咲き「桔梗の里」として多くの観光客が訪れます。







境内には「光秀公首塚」があります。







神蔵寺(京都府亀岡市)

2020年11月25日 15時25分00秒 | 日記
 再び京都府亀岡市に戻ります。


 









亀岡市一の紅葉の名所と言われる朝日山神蔵寺に来ました。
境内前を流れる小川付近から見事な紅葉が出迎えてくれます。

神蔵寺は桓武天皇の御代、延暦9年(790)伝教大師最澄の創建と伝わる古寺です。

その後、平安時代末期には源頼光、頼政ともご縁が深くゆかりのお寺です。





現在は臨済宗妙心寺派に属し関西薬師霊場の第43番札所になっています。




ご本尊さまは、薬師如来坐像で昭和25年に国の重要文化財に指定されています。

背後には山号にもなっている朝日山からは霊水が湧き、近くの湯の山温泉の泉脈源泉と同じです。









御朱印を授与して頂き次に向かいます。













岩船寺

2020年11月24日 21時25分00秒 | 日記
 浄瑠璃寺を拝観すると自然の流れで岩船寺にも立ち寄るのが常になりますね。




 
拝観料を志納し山門を入ると鮮やかな朱色の三重塔が目の前に。
この辺りは"当尾の里"と呼ばれ石造物が点在しています。



山門の手前にあるのは鎌倉時代の「石風呂」で修行僧が身を清める為の風呂です。







境内にある五輪塔、石室不動明王立像、十三重石塔もいずれも鎌倉時代の作で国の重要文化財に指定されています。







境内の奥には三重堂が威厳を示しています。記録によれば仁明天皇が智泉大徳(弘法大師の弟子で姉の子)の遺徳を偲んで承和年間(834-847)に建立されたと言われています。
智泉大徳は14歳で空海の弟子となり16歳で受戒、また、空海の遣唐使にも従者として入唐しています。
空海が高野山を開かれる際にも同行しましたが高野山東南院で病に倒れ37歳の若さで亡くなります。
空海の悲しみは深く有名な"哀しい哉(かな)  哀しい哉、、、"と詠んでいます。
24年間も苦楽を共にした一番弟子でしかも甥にもあたる智泉を失った空海の哀しいはさぞ深かった事でしょう。



最後に本堂にお祀りします。





ご本尊さまは阿弥陀如来坐像で欅の一本造りの丈六仏です。天慶9年(946)の作と見られ宇治の平等院鳳凰堂の阿弥陀如来よりも古いとされています。





普賢菩薩騎象像は先程の智泉大徳の作と伝わり重要文化財に指定されています。 





裏堂では十一面観音立像や十二神将がお祀りされています。



この秋の寺宝公開で秘仏の如意輪観音菩薩も公開されています。

(堂内の写真はパンフレット及びネットから転載させて頂きました。)



ご住職さまは非常に気さくな方でどんな質問にも丁寧に説明して下さいます。
最後に特別公開されている如意輪観音さまの御朱印を授与して頂き岩船寺を後にしました。






浄瑠璃寺

2020年11月24日 09時34分00秒 | 日記
 京都府木津川市にある浄瑠璃寺は九体阿弥陀堂や浄土式庭園の残るお寺です。





まずは東方浄土の教主で現実の苦悩を救ってくださる薬師如来をお祀りしている三重塔にお参りします。







三重塔は京都市内にあったものを移築したものです。







東方の此岸から西方の彼岸(極楽浄土)との間には浄土式庭園が広がっています。
昭和20年代に庭園の実測調査が行われて、荒れていた庭園が整備され、作庭当時にあったと推測される洲浜が復元されました。
更にそれ以降の経年変化を元に戻す為に平成22年より再整備され現在の庭園に至っています。 





本堂から此岸を眺めます。





本堂の九体阿弥陀堂です。内部には下品下生から上品上生までの九体の阿弥陀如来坐像がお祀りされています。
現在は中尊の阿弥陀さまが修復中で代わりに灌頂院のご本尊大日如来坐像が御遷座されています。






通常は1月の3日間しか公開されない秘仏で、今回は本堂でお祀り出来るので訪問した次第です。
真言密教では胎蔵界の盟主、、、決して大きくはないお像ですが智拳印を結ばれ、威風堂々とされたお姿には感動を覚えます。







なお、仏様の写真は購入した絵葉書からの転載です。