京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

酬恩庵一休寺

2020年11月23日 05時15分00秒 | 日記
 京都府京田辺市にある酬恩庵一休寺はアニメ"一休さん"で有名な一休禅師が晩年を過ごされたお寺です。





それまでは京都東山に住われていましたが応仁の乱の戦乱でこちらに移って来られ、その時に移築されたのが「虎丘庵(こきゅうあん)」です。
今でも境内に大切に保存されています。





2018年秋のJR東海「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン寺院に選ばれ一躍メジャー寺院に仲間入りしました。

10年以上前から通っていて静かにお詣り出来るお寺でしたが、この日は平日にも関わらず駐車場がほぼ満車の状態でした。







駒札にあるように一休さんは北朝の後小松天皇の皇子でもあり墓所は宮内庁の管理下にあります。
生前からここを墓所に決められ建築されていたそうです。







京田辺市は朝晩の寒暖差が大きく、お茶の生産にも適していて、酬恩庵の紅葉も発色が素晴らしいです。









境内には一休さんの像があります。世知辛く生きづらい今の日本、、、一休さんはどう思われているのでしょうか?
本堂へのお祀りを済ませ、宝物館を鑑賞し、名勝庭園に指定されている庭園へ。







瓦屋根の建物が一休禅師の墓所、檜皮葺の建物が虎丘庵です。
両建物を背後にした枯山水庭園です。







一転して東庭は枯滝の石組がダイナミックで躍動感があります。



方丈の裏には付随する形で開山堂が設けられています。
一休禅師の遺訓で"大層な開山堂は要らない"とあり、困った弟子たちによりこのような形で一休禅師をお祀りしています。
紫野大徳寺塔頭真珠庵の方丈裏にも同じような開山堂が設けられています。









御朱印を授与して頂き、次に浄瑠璃寺へと向かいました。






















紀三井寺(西国三十三所霊場二番札所)

2020年11月22日 08時26分00秒 | 日記
 和歌山市にある紀三井寺は西国さんの札所として有名な寺院です。
和歌山県の桜の開花の標準木も本堂前にあります。





重文の楼門前には33の宝印を手にされた閻魔大王像があります。



本堂など主な伽藍がある境内までは長い石段が続きます。





今年は紀三井寺が開創されて1250年にあたり秘仏本尊・十一面観音菩薩像と秘龕(ひがん)仏・千手観音菩薩像が公開されています。50年に一度のご開帳です。







長い石段を登りきると六角堂、鐘楼、太子堂と続きます。

いよいよご本尊さまが居られる本堂へ。









江戸時代宝暦9年(1759)の建立で、入母屋造で正面には唐破風と千鳥破風の飾り屋根があります。また、天井には極楽浄土に住むと言われる迦陵頻伽(かりょうびんが)が描かれています。





本堂の奥に宝物館があり重要文化財クラスの寺宝がお祀りされています。
堂内、宝物館内は撮影禁止なのでパンフレットの写真から掲載します。





仏殿には日本最大の千手十一面観音立像がお祀りされています。
総漆金箔張の立派な観音像で京都大原野に工房を構える大仏師・松本明慶さんの作によるものです。





ご本尊さま特別公開の御朱印と西国三十三所霊場の御朱印を授与して頂き、次に和歌山城へと向かいます。





鹿王院ライトアップ

2020年11月21日 07時54分00秒 | 日記
 この日の最後は鹿王院です。





仏牙寺鹿王院ではここ数年、秋に夜間拝観をされています。

足利幕府第三代将軍義満の開基、普明国師(春屋妙葩)を開山とする禅宗寺院です。

山門の"覚雄山"の扁額は義満の筆によるものです。







今日14日が夜間拝観の初日で見頃時には真っ赤に染まる参道もまだ色付きはじめの状態でした。









庫裏から伽藍内に入ると景色は一変します。客殿前の庭園にはほぼ見頃を迎えたかえでと、その背後の舎利殿が綺麗に浮かび上がります。
見事な枝振りの赤松も見応えたっぷりです。







鹿王院の中心は舎利殿でお釈迦さまの舎利の中でも最も尊ばれる仏牙(ぶつげ)舎利が安置されています。
鎌倉幕府第三代将軍実朝が宋から招来したもので後奈良天皇、正親町天皇、後水尾天皇も礼拝されています。

その他にも泉涌寺舎利殿にも仏牙舎利が安置されています。



客殿には義満筆の「鹿王院」の額が掲げられています。

この客殿の一室で呈茶会を頂きます。
毎年、抹茶茶碗で供されますが今年はコロナの影響で紙コップでした。
しかし、今回の夜間拝観の為に祇園辻利さんがブレンドされたお茶で串団子に見立てたお菓子とともに美味しく頂きました。









しかし、昨今の照明技術の進歩は凄いです。赤や緑、黄色がくっきりと浮かび上がりますし、今回が初めての客殿前の白砂が植栽や舎利殿をより一層引き立てているようです。



平日100名、土休日150名の事前予約制です。開門直後を避けるとゆっくりと拝観出来ます。
限定の御朱印も頂け、料金に含まれています。(2000円です。)














出雲大神宮(京都府亀岡市)

2020年11月20日 07時59分00秒 | 日記
 次に出雲大神宮へと来ました。こちらも初めてです。







出雲大神宮は大国主命と三穂津姫命のニ柱をご祭神にお祀りする"丹波国一ノ宮"です。







季節がら七五三に来られているご家族も多く神官の方が祝詞をあげられていました。
次の世代を担う子供達の健やかな成長を祈らずにはいられないですね。







御本殿背後に広がる鎮守の杜には銀杏の大木があり黄色に紅葉(?)した落葉が綺麗でした。京都市北区小野にある岩戸落葉神社を思い出します。





鎮守の杜には"磐座"も鎮座され御神体山とともに永い信仰が伺えるます。







末社には弁財天社もお祀りされ、快晴の青空にお社の朱色が映えています。





21日から23日の3日間はライトアップも行われます。
市内の混雑を避けたい方には格好の神社だと思います。









鍬山神社(京都府亀岡市)

2020年11月19日 07時49分00秒 | 日記
11月14日は京都府亀岡市の紅葉を巡りました。
まずは鍬山神社からです。





新聞の紅葉だよりなどで存在は知っていましたが参拝するのは初めてです。

創建は和銅2年(709)と伝わり、ご祭神は大巳貴神(大国主命)と誉田別命(応神天皇)のニ柱です。







亀岡一の紅葉の名所と言われるだけあり綺麗に発色した紅葉です。







現在の社殿は権現造りで文化11年(1814)に再建されたものです。