京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

ウェスティン都ホテル京都②フレンチコース

2021年04月17日 07時42分00秒 | 日記
 館内をホテルスタッフの方に案内して頂き、その後もう一つの楽しみのランチです。



3階にあるフレンチレストランのドミニク・ブシエ キョート「ル・レストラン」です。





蹴上の高台にあるので3階ですが窓際からは平安神宮はじめ市内が一望できます。


プティ・サレ
始めに菓子が3種類だされます。





プラン ア・ラ・ネージュ
甘えびのタルタル

メレンゲの上にはキャビアが、中には甘えびがたっぷりと入っています。




ホテルのパンは美味しいです。
焼き立てだからでしょうか?使われているバターがいいのか?わかりませんが美味しいです。





ヤガラのポワレ ホワイトアスパラガスのエチュベ クリームドコキーユ

上に載っているのはカマンベールチーズで、その下には半熟卵が隠れています。

フレンチとは今まで縁がないのでどう書けばいいのかがわかりませんがチーズの好きな方には美味しいと思います。

"ヤガラ"と言う肴も初めてでした。





牛フィレ肉のロティ トリュフ香るソースボルト

メインです。
火の通りも抜群で、赤ワインベースのソースでしょうか?よく合っています。





シェフパティシエおすすめのデザート
見た目から美味しいそうです。
柚子のソースがアクセントになっています。

「ラ・レストラン」が開業して1周年を記念して4月は1888年創業のフランスクリスタルガラスの最高峰ブランド「ラリック」の食器が使われています。







コーヒー 小菓子と共に

飲み物はコーヒー、紅茶、ハーブティーから選択できます。
デザートの後にまたデザートが、、、

いい経験をさせて頂きました。



谷口竜也シェフです。
最後のお客様が退室されるまで挨拶をされていました。

次に南禅寺別荘群で唯一、通常公開されている無鄰菴へと向かいます。


















ウェスティン都ホテル京都①(日本庭園)

2021年04月16日 08時44分00秒 | 日記
 4月13日はNHK文化センターの現地講座で蹴上にあるウェスティン都ホテル京都に来ました。





今まで500室あった客室を半分の250室にされ、温泉を掘削しスパを開設、レストランや宴会場の改装など大規模なリニューアル工事がこの4月に完成しました。



まずはホテルスタッフの方による館内案内からです。
明治23年に琵琶湖疏水が完成し、その開通式典に出席される明治天皇の宿泊所として建てられたのが始まりです。










館内には資料コーナーも新設され内外の賓客をもてなしてきた歴史が紹介されています。





第十一期王将戦第三局も行われました。







宴会場の"葵殿"です。
高い天井に豪華なシャンデリアや京都三大祭のステンドガラス、二重折上格天井と非常に格式を感じます。







窓の外には七代目小川治兵衛作庭の葵殿庭園が広がります。
琵琶湖疏水から水を引き込み、三段の滝で落とし、景石には琵琶湖西岸から疏水舟を利用し縞模様の美しい守山石を運び配した"植治"の庭園が広がります。

水を三段に落とすのは"植治"の得意とするところですが葵殿庭園のそれは、その美しい姿から"植治"の最高傑作のひとつと言われています。









ウェスティン都ホテル京都のもうひとつの顔"佳水園"です。
大きな岩盤を利用した庭園で"植治"の長男・安太郎(白楊)による作庭です。




建物の間の中庭にある瓢箪形の芝生を徳利に、丸い芝生を盃に、岩盤から流れる水を酒に見立てていると言われています。













設計は村野藤吾による設計で障子やテーブル、椅子にいたるまで彼の設計思想で統一されています。
宿泊客が居られる時には"女将"が常駐されているそうです。







三階屋上には庭園が広がり、遠く愛宕山や五山の送り火の左大文字、船形、妙の3つが見渡せます。

ひと通りご案内頂き、昼食会場のレストランへと向かいます。













松尾大社の山吹

2021年04月15日 10時21分00秒 | 日記
 京都洛西にある松尾大社は「お酒の神さま」として酒造会社の方々には特に信仰されています。






多くの酒造会社さんが奉納した菰樽が並べられています。
ご由緒については駒札をご覧下さい。



これだけ菰樽があると壮観ですね。

桜が終わると咲き始めるのが山吹です。
ここ松尾大社は山吹の名所で境内のあちらこちらに可憐な山吹が咲いています。







特に拝殿前を流れる川沿いの山吹は水車や拝殿、手水舎を背景に美しい景色を見せてくれます。





お気に入りの御衣黄桜もまだ残っていました。







山吹と御衣黄桜との共演は珍しいのではないでしょうか。

この日は午後5時過ぎに来たので他に参拝する方もおらず贅沢な風景を独占させて頂きました。
重森三玲作庭の晩年の庭園が見れなかったのは残念でしたが、、、







長岡京市にあるキリシマツツジも満開だそうで、季節の移り変わりの早さを実感します。





京都市京セラ美術館「平成美術うたかたと瓦礫」

2021年04月14日 07時56分00秒 | 日記
 4月9日、仁和寺の御室桜を堪能し、市バスを乗り継ぎ京都市京セラ美術館へと来ました。





昨年の3月にリニューアルオープンされ、今回初めて展覧会で内部に入りました。











展覧会の内容については全く疎いので写真のみ掲載させて頂きます。







昭和8年(1933)に開館し、公立美術館としては東京都美術館に次ぎ歴史ある美術館です。

2017年にはネーミングライツ契約で「京都市京セラ美術館」と名称を変え、耐震補強をはじめ大規模なリニューアル工事を実施、昨年2020年5月にリニューアルオープンされました。







歴史ある外観はそのままに地階と「東山キューブ」が新設されています。







エントランスは白色を基調に広大な空間が広がります。







さらに東へと進むと大きなガラス越しに日本庭園が広がります。
少し前まで行けの中にはガラス張りの茶室が設えられていました。
利休さんが見られたら、さぞ驚かれるでしょうね!
東山を借景にしたいいお庭です。

元々、このエリアには平安時代後期に天皇や上皇、女院が建立した六つの寺院-六勝寺-があった場所でもあります。





今回、「コレクションルーム」が新設され、年4回展示替えがされ京都の四季に合わせた日本画の名品が展示されています。

「ザ・トライアングル」では京都を中心に新進作家の作品が天神され、若い作家の発表の場にもなっています。





次回の特別展は4月17日からの「古代エジプト展」です。
日本では滅多に見れない展示内容です。
是非、行きたいと思います。








大御堂観音寺(京都府京田辺市)

2021年04月13日 09時02分00秒 | 日記
 順序が逆になってしまいましたが、4月7日の初めは京田辺市にある大御堂観音寺を訪ねました。

この地域は行政区分では京都府になりますが奈良の北部に位置し、奈良仏教の影響を大きく受けた地域です。
"南山城"と呼ばれ、京都にはない天平仏が残るなど魅力ある地域です。



例年だと参道の桜と菜の花との共演が見れますが、今年の桜の早い開花に刺激されたのか?菜の花も開花が早かったようです。
残念ですが桜は既に葉桜の状態でした。









少し残っている桜の花が参道を華やかにしています。



大御堂観音寺の歴史は遠く天武天皇の御代にまで遡ります。
聖武天皇の御願により良弁僧正が伽藍を整備され、僧正の高弟・実忠和尚が第一世となられています。和尚は東大寺二月堂の修二会を始められた方として有名な方です。

数度の火災や戦乱で伽藍は失われますが"興福寺の北別院"とされており藤原氏の庇護のもと、規模は縮小されながらも法灯を伝えています。





ご本尊さまは国宝・十一面観音菩薩立像で天平時代独特の技法である木心乾漆造りで作られています。

天平16年(744)にこちらのお寺に安置された記録があるそうです。
頂上仏や手指などに後世の修復がありますが、日本で七体しか現存しない国宝の十一面観音さまのおひとつです。




境内のミツバツツジも満開です。





石碑にあるように東大寺二月堂のお水取りで使われる籠松明の材料となる真竹の一部はこの周辺から採取され、二月堂まで運ばれています。

他にも酬恩庵一休寺や寿宝寺、蟹満寺、海住山寺、禅定寺など魅力ある寺院が多く点在しています。
僕のお気に入りの地域です。

次に京都の名残りの桜を求めて京都京北に佇む常照皇寺へと向かいます。

観音さまの写真はHPから転載させて頂きました。