<味美菜・ミズ菜はうまく育たない>
12月26日 蛍光灯で育てているのですが味美菜とミズ菜の成長がよくない。葉が乾燥して葉先が枯れてきています。加湿はしていても刃先にまで届いていないのかもしれません。春菊やほうれん草も同じ条件で育てているがこのような葉先が枯れることはありません。品種による育て方を勉強しなければいけないようです。

<ほうれん草の徒長が少し収まったか>
12月26日 途中からLEDにかえて栽培しているほうれん草ですが本日少し収穫しました。前回に比べ徒長が少し収まったかなという感じです。前回同様屋上でのほうれん草写真も横に並べました。本日新たに種まきしたので次回は最初からLEDで育ててその生育ぶりを観察したいと思います。

<Lumigrow ES330が故障>
12月22日 なっぱ工房のLumigrow ES330が故障して点灯していません。スイッチを入れなおしても「キー・キー」と音がするだけで点灯しません。取り除いてメーカーに対応を照会する。

補充には人参栽培に使っていたAdvanced LEDを使用し人参栽培に蛍光灯を使用する。

<使用電力量を再チェック>
12月22日 再度ワットメーターで電力消費量をチェックしました。
●レタス工房 蛍光灯40W×4×2台+Lumigrow Lumibar180W×2台で780W(インバーター等の消費電力が加算されているためか)定植パネルは4枚なので1枚当たり195W

●なっぱ工房 蛍光灯40W×4×6台+90W UFO×2×2台+Ad LED120W×2+Hydrogrow220W×1で1750W、電気ケーブル2本の負荷を920Wと830Wにわけて過剰電流を防止。定植パネルは10枚なので1枚当たり175W


照明器具以外ではクーラーおよび加湿器は同じ別配線に消費電力はエコワットでチェック。、水中ポンプ・エアポンプ・炭酸ガスコントローラーおよびヒーターは同じ電線につないでいるが常時通電しているのは水中ポンプとエアポンプだけで消費電力は12Wです。
<Sunshine UFO LED>
12月21日 送料無料の誘いに乗ってSunshine Systemから90W UFO型LEDを2台購入しました。2台で400$、約33000円でした。確かに国際郵便でアメリカから送料無料で送られてきました。価格は昨年に比べ1万円以上も安くなりしかも送料75$もサービスですのでかなり思い切った特売と思えましたがこのような小型タイプはアメリカでは需要が減少しているのでしょうか。あるいは新しい低コストのLEDが開発されているのでしょうか。ただ昨年11月に購入した2台と並べて設置すると写真ではわかりにくいですが昨年のLEDの光量が落ちているのが分かります。蛍光灯同様に1年で経年変化するのでしょうか。とりあえず蛍光灯に代えてこのライトを使用。野菜の徒長が少しでも抑えられるといいのですが。
*参考にアメリカのAmazonで調べてみると一番安いのが260$ですがメーカーのHPでは200$で今も販売していました。

写真手前が新規購入した90W UFO
<なっぱ工房の本日の様子>
12月20日 現在なっぱ工房で育てている野菜類です。ほうれん草・味美菜・ハイクロップ・タイニーシュシュです。これ以外に春菊を育てています。


<2回目の椎茸>
12月20日 2回目の椎茸は育ってきています。今週末には収穫可能でしょう。
<養液温度の管理など>
12月20日 ニットーのデルサーモが届いたのでニッソーのヒーターとセット。20度に設定する。これで養液の温度管理は完全です。

<グロールーム「なっぱ工房」の環境管理>
12月20日 これで「なっぱ工房」では室温・湿度・養液温度・炭酸ガス濃度および照射時間は自動管理できますので後のEC値とpH値はコンビメーターで測定しながら手動で管理しますから自動環境コントローラーのDosetronic(13万円)の購入は不要になりました。
環境制御に使用する機材の総額は23万円弱でほぼ半分はクーラー代が占めています。その内訳は
①室温管理はシャープの家庭用クーラーで工事代込 100000円
②湿度管理はGreen Air ProductsのRCH+山善超音波加湿器で 33000円
③養液温度管理は 日東のデルサーモ+ニッソーのヒーターで 16000円
④炭酸ガス濃度管理は Sodatec製でレギュレーター込 48000円
⑤照射時間管理はパナソニックタイマー2台で 7000円
⑥EC/pH管理はBlueLab社のコンビメーター 22000円
<2本目のLumigrowストリップライトを購入>
12月15日 Lumigrow社に発注していたLEDライトが入荷。棒状のLEDでレタス工房に使っている商品と同じものです。90WUFOをなっぱ工房に移して使用しその代わりにこのLumibarを使用します。このライトは付属のコントローラーで赤・白・青のボリュームを調整sることができます。


<BlueLab社のコンビメーター>
12月15日 湿度コントローラーと一緒にBlueLab社のコンビメーターも注文しておりましたがこれも入荷。この測定器はコストが安い(約22000円)割にはEC値・pH値・水温が2本のプローブで測定できる優れものです。Dosetronicの代わりに手動でなっぱ工房の養液管理をするのに使用しようと思っています。水温の管理はニットーのデルサーモなら13000円ほどで購入できるので総額35000円でDosetronic代用品に仕上がります。後は週に1回pHとEC値をチェックして必要な補給をするだけで養液管理は可能です。

<湿度コントローラー>
12月15日 発注していた湿度コントローラーが到着したので早速なっぱ工房に設置。商品は米国のGreen Air Products社のRCHで設定湿度は5~95%で加湿・除湿の両方向に設定が可能です。湿度70%に設定し先般購入した加湿器と接続しました。湿度センサーが優れているようで湿度が70%を切るとスイッチがオンになり70%になるとオフになっています。この種のコントローラーで国産品がないか調べましたが見つからずアメリカのサイトを調べるとさすがにインドアガーデンが盛んな国だけあって数種のコントローラーがありましたがコストも安く(25000円)使い勝手がよさそうなのでこの商品に決めました。
ただ湿度については高辻先生のレタスの最適栽培条件で80%という高い値が示されていますが養液栽培マニュアルなどを見ると湿度は気孔の開閉を抑制しないだけの湿度が必要で乾燥しすぎないようにと書かれている。具体的に何%の湿度が最適であるかわかりませんがとりあえず70%に設定しております。

<レタス工房の養液温度管理>
12月13日 養液の温度管理のためにヒーターを設置しましたが昨日もそうですが朝見ると水温は17度に下がっています。そして昼過ぎになってやっと設定値の20度になっているのですがこれはなぜなのか。室温はエアコンで20度に設定していますしヒーター電源は常時入っていますから水温が維持されなければならないはずですが明け方には温度が下がっているのです。たぶん養液量が200㍑ほどありますから熱帯魚用の150Wヒーター1本では発熱量が小さ過ぎることと室温が20度でも夜間は蛍光灯など光源が消灯しているので養液温度の低下が避けられないのかもしれません。(150Wは40~50㍑用ですので200㍑を温めるには少なくとも500Wのヒーターが必要なので早速アマゾンに発注するもこのために電気代がそれ程かからなければいいのですが。おそらく養液温度の維持に1日当り3~5KW位いるかもしれません)
12月14日 これは私のdosetronicの設定を間違っていたためです。モニタリングタイムを20分と設定し、作動時間も20分でしたので20分ごとに水温をモニターし温度が低いとスイッチが入ってヒーターが20分通電しますがその際20度に達しなくてもその場で切れてしまいます。設定方法は作動時間を継続(continue)に設定すると常にモニタリングしながら設定温度20度になるまで通電し続けますので水温維持が可能になります。設定をし直しました。

12月15日 continueに設定し直おすとともにヒーターも100Wを1本増設しましたので今朝見ると水温は20度になっていました。完全に水温は20度をキープしてくれているようです。消費電力は照明が消えた夜間にどれだけ水温が低下するかで決まってくると思われるのでエコワットを使用して要チェックです。

<2回目の椎茸>
12月13日 昨日2回目の椎茸を収穫して岡山の娘に送る。新たに原木3本を灌水操作して本日レタス工房に移しましたのでうまくいけば10日程で新たに椎茸が収穫できるはずです。なお講談社ブルーバックスの「入門たのしい植物学」(甲南大田中教授著)の中に「ガラスビーズでキノコを栽培」などキノコ栽培技術にまつわる楽しいお話が載っています。
<大きく育ったハイクロッブ>
12月13日 10月16日に播種したハイクロップですが大きく育って他の葉の成長を阻害している一番大きなのを1株収穫しました。重さは300gでこのサイズですと屋上で栽培しているものより大きい位です。光源としてLumigrowの大型LEDライトを使っているのでその効果もあるようです。(このサイズの大きさになるにはやはり50~60日が必要です。これは玉レタスについても同じことがいえます)

ハイクロップの横に植えている二十日大根もかなりひねています。丸くならず縦長に育っています。

<やや徒長気味のほうれん草>
12月10日 10月下旬に種まきしたほうれん草は定植後40日が経過し葉が大きくなって蛍光灯で上の部分が焼けていますのですべて収穫しました。養液栽培マニュアルにも記載のある通り根の成長を見ると確かにロックウールに種まきした苗の方がウレタン培地に種まきした苗よりもよく成長しています。ただ屋上での栽培に比べ蛍光灯での室内栽培ではやはり茎が長く伸び全体にひ弱で徒長が感じられます。お浸しにして食べるにはこの方が柔らかくでいいのですが野菜ジュースに使用するにはしっかり感に欠けています。(実際おすそ分けしたご近所の奥さんはこのほうれん草が柔らかくて大変おいしかったと言っておられました)やはりより強力な光源を変えないとしっかりしたほうれん草には育たないですね。

◆比較:11月12日に屋上で収穫した同じほうれん草(オーライN)ですがやはり葉も茎もしっかりしています。これならいわゆる「ほうれん草」です。

植物工場でしっかりとしたほうれん草を作っているところでは光源に何を使っているのか、知りたいところです。植物工場で露地栽培と変わらぬ野菜を育てようと思うと行き着くところ太陽光と変わらぬ光質と光強度の人工光源をいかにコスト安く調達するかにかかっているように思えます。あるいはどう開発するかかもしれません。
◆徒長防止と光形態形成:
この問題については興味があるのでインターネットで調べていると「日本植物生理学会のみんなのひろば」に光形態形成の観点から可視光に近い紫外線UV-Aも影響することを日立製作所中央研究所の篠村知子博士が次のように説明されています。「・・・・・・・・・・・・・・・ところでUV-Aの光の効果は、植物の場合は、かならずしも有害であるばかりではありません。青色光受容体の一種がUV-Aの光を受け取り、茎の徒長を抑える働きをすることが知られています。また青色光受容体の一種がUV-Aの光を受け取り、花芽の形成を促進したり、アントシアンという赤紫色の色素の合成を促進することがあります。従って、UV-Aの光が一概に有害かといえば、そうともいいきれないということになります。・・・・・・・・・・・」
ということは使用中の蛍光灯育成ライトにはこの領域の紫外線が含まれていないために徒長しているのかもしれませんのでUV-Aを発光する紫外線ライトを併用すれば問題が解決するかもしれませんね。
現在使用しているパナソニックの育成ライトの波長分布図をみると確かにUV-Aはほとんど含まれていません。

以前使っていたNECのビオレックスAは図形を見るとかなり400nm以下も含まれているようですので徒長防止にはこちらの蛍光灯の方が優れているかもしれません。

また岩崎のセラミック形メタルハライドランプの場合はかなり含まれているのが分かります。

また岩崎の高輝度反射型LEDの5色ユニットはカタログを見るとLED素子に紫外線 365nmが使われていてそれ以外に青色 470nm・緑色 530nm・赤色 660nm・遠赤色 730nmを使用しています。このような本格的な育成ライトになれば350nmから750nm辺りまで網羅しています。

(岩崎電気のホームページの「植物育成システム」の解説を参考にさせていただきました。)
徒長解消にはこの辺りを参考にする必要がありそうです。
また小生が使っているLumigrow社のLEDライトは波長域が400nmから700nmとあるので徒長抑制作用があるのかもしれません。またAdvanced LEDの120W UFOは11波長で380nmから760nmまでを含んでいます。しかし通常のLEDの場合は赤・青だけが多いのでそこまで領域が広くない場合がありますから購入する際にチェックする必要があるかもしれません。(スペクトルを測定する計測器は高価ですからチェック出来ませんのでメーカー表示を信用するしかないですが)小生が使っているLEDのメーカー表示の仕様は下記のとおりです。

市販品で適切な紫外線ランプがないかと調べてみるとエコゲリラさんが植物育成紫外線ランプ(LED-UV400nm)を16000円で販売されていました。次回の栽培ではこのことを踏まえてパナソニック・ビオレックスA・UFO型LED・Lumigrow社LED・メタルハライドなどを使い分けて比較栽培して徒長の有無を調べてみたいと思います。
<なっぱ工房のハイクロップ>
12月10日 なっぱ工房の「ハイクロップ」の葉はかなり大きくなりジュースに使えそうですがすべての葉が同じように大きくならないのはなぜなのか、原因としては光の当たり方が影響しているように思われる。写真ではわかりませんが大きな葉の陰に数株が委縮して大きくなっていない株があります。この対策としてライトレールのような装置が必要になってくるのかもしれません。特に大きく成長する野菜については株間の距離と照射の仕方は特に重視する必要がありそうです。

<イチゴの様子>
12月10日 本日のイチゴの様子、大した変化なし。

<レタス工房の様子>
12月10日 本日のレタス工房の様子です。


<水温18度そろそろヒーターが必要か>
12月10日 レタス工房の水温が18度に下がってきています。そろそろヒーターを使って水温を上げる必要があるのでdosetronicにヒーター電源を接続し20度が維持できるようにセットしておきました。午後には20度になっていました。

<2回目椎茸が発芽>
12月10日 2回目の椎茸が発芽してきていますので今週中には収穫できそうです。

<味美菜を定植>
12月10日 グロールーム「なっぱ工房」に味美菜を定植する。春菊・ほうれん草はすでに収穫期に来ているので春菊・ほうれん草の播種も行う。



Lumi
12月26日 蛍光灯で育てているのですが味美菜とミズ菜の成長がよくない。葉が乾燥して葉先が枯れてきています。加湿はしていても刃先にまで届いていないのかもしれません。春菊やほうれん草も同じ条件で育てているがこのような葉先が枯れることはありません。品種による育て方を勉強しなければいけないようです。


<ほうれん草の徒長が少し収まったか>
12月26日 途中からLEDにかえて栽培しているほうれん草ですが本日少し収穫しました。前回に比べ徒長が少し収まったかなという感じです。前回同様屋上でのほうれん草写真も横に並べました。本日新たに種まきしたので次回は最初からLEDで育ててその生育ぶりを観察したいと思います。


<Lumigrow ES330が故障>
12月22日 なっぱ工房のLumigrow ES330が故障して点灯していません。スイッチを入れなおしても「キー・キー」と音がするだけで点灯しません。取り除いてメーカーに対応を照会する。

補充には人参栽培に使っていたAdvanced LEDを使用し人参栽培に蛍光灯を使用する。

<使用電力量を再チェック>
12月22日 再度ワットメーターで電力消費量をチェックしました。
●レタス工房 蛍光灯40W×4×2台+Lumigrow Lumibar180W×2台で780W(インバーター等の消費電力が加算されているためか)定植パネルは4枚なので1枚当たり195W


●なっぱ工房 蛍光灯40W×4×6台+90W UFO×2×2台+Ad LED120W×2+Hydrogrow220W×1で1750W、電気ケーブル2本の負荷を920Wと830Wにわけて過剰電流を防止。定植パネルは10枚なので1枚当たり175W



照明器具以外ではクーラーおよび加湿器は同じ別配線に消費電力はエコワットでチェック。、水中ポンプ・エアポンプ・炭酸ガスコントローラーおよびヒーターは同じ電線につないでいるが常時通電しているのは水中ポンプとエアポンプだけで消費電力は12Wです。
<Sunshine UFO LED>
12月21日 送料無料の誘いに乗ってSunshine Systemから90W UFO型LEDを2台購入しました。2台で400$、約33000円でした。確かに国際郵便でアメリカから送料無料で送られてきました。価格は昨年に比べ1万円以上も安くなりしかも送料75$もサービスですのでかなり思い切った特売と思えましたがこのような小型タイプはアメリカでは需要が減少しているのでしょうか。あるいは新しい低コストのLEDが開発されているのでしょうか。ただ昨年11月に購入した2台と並べて設置すると写真ではわかりにくいですが昨年のLEDの光量が落ちているのが分かります。蛍光灯同様に1年で経年変化するのでしょうか。とりあえず蛍光灯に代えてこのライトを使用。野菜の徒長が少しでも抑えられるといいのですが。
*参考にアメリカのAmazonで調べてみると一番安いのが260$ですがメーカーのHPでは200$で今も販売していました。

写真手前が新規購入した90W UFO
<なっぱ工房の本日の様子>
12月20日 現在なっぱ工房で育てている野菜類です。ほうれん草・味美菜・ハイクロップ・タイニーシュシュです。これ以外に春菊を育てています。




<2回目の椎茸>
12月20日 2回目の椎茸は育ってきています。今週末には収穫可能でしょう。

<養液温度の管理など>
12月20日 ニットーのデルサーモが届いたのでニッソーのヒーターとセット。20度に設定する。これで養液の温度管理は完全です。


<グロールーム「なっぱ工房」の環境管理>
12月20日 これで「なっぱ工房」では室温・湿度・養液温度・炭酸ガス濃度および照射時間は自動管理できますので後のEC値とpH値はコンビメーターで測定しながら手動で管理しますから自動環境コントローラーのDosetronic(13万円)の購入は不要になりました。
環境制御に使用する機材の総額は23万円弱でほぼ半分はクーラー代が占めています。その内訳は
①室温管理はシャープの家庭用クーラーで工事代込 100000円
②湿度管理はGreen Air ProductsのRCH+山善超音波加湿器で 33000円
③養液温度管理は 日東のデルサーモ+ニッソーのヒーターで 16000円
④炭酸ガス濃度管理は Sodatec製でレギュレーター込 48000円
⑤照射時間管理はパナソニックタイマー2台で 7000円
⑥EC/pH管理はBlueLab社のコンビメーター 22000円
<2本目のLumigrowストリップライトを購入>
12月15日 Lumigrow社に発注していたLEDライトが入荷。棒状のLEDでレタス工房に使っている商品と同じものです。90WUFOをなっぱ工房に移して使用しその代わりにこのLumibarを使用します。このライトは付属のコントローラーで赤・白・青のボリュームを調整sることができます。




<BlueLab社のコンビメーター>
12月15日 湿度コントローラーと一緒にBlueLab社のコンビメーターも注文しておりましたがこれも入荷。この測定器はコストが安い(約22000円)割にはEC値・pH値・水温が2本のプローブで測定できる優れものです。Dosetronicの代わりに手動でなっぱ工房の養液管理をするのに使用しようと思っています。水温の管理はニットーのデルサーモなら13000円ほどで購入できるので総額35000円でDosetronic代用品に仕上がります。後は週に1回pHとEC値をチェックして必要な補給をするだけで養液管理は可能です。


<湿度コントローラー>
12月15日 発注していた湿度コントローラーが到着したので早速なっぱ工房に設置。商品は米国のGreen Air Products社のRCHで設定湿度は5~95%で加湿・除湿の両方向に設定が可能です。湿度70%に設定し先般購入した加湿器と接続しました。湿度センサーが優れているようで湿度が70%を切るとスイッチがオンになり70%になるとオフになっています。この種のコントローラーで国産品がないか調べましたが見つからずアメリカのサイトを調べるとさすがにインドアガーデンが盛んな国だけあって数種のコントローラーがありましたがコストも安く(25000円)使い勝手がよさそうなのでこの商品に決めました。
ただ湿度については高辻先生のレタスの最適栽培条件で80%という高い値が示されていますが養液栽培マニュアルなどを見ると湿度は気孔の開閉を抑制しないだけの湿度が必要で乾燥しすぎないようにと書かれている。具体的に何%の湿度が最適であるかわかりませんがとりあえず70%に設定しております。


<レタス工房の養液温度管理>
12月13日 養液の温度管理のためにヒーターを設置しましたが昨日もそうですが朝見ると水温は17度に下がっています。そして昼過ぎになってやっと設定値の20度になっているのですがこれはなぜなのか。室温はエアコンで20度に設定していますしヒーター電源は常時入っていますから水温が維持されなければならないはずですが明け方には温度が下がっているのです。たぶん養液量が200㍑ほどありますから熱帯魚用の150Wヒーター1本では発熱量が小さ過ぎることと室温が20度でも夜間は蛍光灯など光源が消灯しているので養液温度の低下が避けられないのかもしれません。(150Wは40~50㍑用ですので200㍑を温めるには少なくとも500Wのヒーターが必要なので早速アマゾンに発注するもこのために電気代がそれ程かからなければいいのですが。おそらく養液温度の維持に1日当り3~5KW位いるかもしれません)
12月14日 これは私のdosetronicの設定を間違っていたためです。モニタリングタイムを20分と設定し、作動時間も20分でしたので20分ごとに水温をモニターし温度が低いとスイッチが入ってヒーターが20分通電しますがその際20度に達しなくてもその場で切れてしまいます。設定方法は作動時間を継続(continue)に設定すると常にモニタリングしながら設定温度20度になるまで通電し続けますので水温維持が可能になります。設定をし直しました。

12月15日 continueに設定し直おすとともにヒーターも100Wを1本増設しましたので今朝見ると水温は20度になっていました。完全に水温は20度をキープしてくれているようです。消費電力は照明が消えた夜間にどれだけ水温が低下するかで決まってくると思われるのでエコワットを使用して要チェックです。

<2回目の椎茸>
12月13日 昨日2回目の椎茸を収穫して岡山の娘に送る。新たに原木3本を灌水操作して本日レタス工房に移しましたのでうまくいけば10日程で新たに椎茸が収穫できるはずです。なお講談社ブルーバックスの「入門たのしい植物学」(甲南大田中教授著)の中に「ガラスビーズでキノコを栽培」などキノコ栽培技術にまつわる楽しいお話が載っています。
<大きく育ったハイクロッブ>
12月13日 10月16日に播種したハイクロップですが大きく育って他の葉の成長を阻害している一番大きなのを1株収穫しました。重さは300gでこのサイズですと屋上で栽培しているものより大きい位です。光源としてLumigrowの大型LEDライトを使っているのでその効果もあるようです。(このサイズの大きさになるにはやはり50~60日が必要です。これは玉レタスについても同じことがいえます)


ハイクロップの横に植えている二十日大根もかなりひねています。丸くならず縦長に育っています。

<やや徒長気味のほうれん草>
12月10日 10月下旬に種まきしたほうれん草は定植後40日が経過し葉が大きくなって蛍光灯で上の部分が焼けていますのですべて収穫しました。養液栽培マニュアルにも記載のある通り根の成長を見ると確かにロックウールに種まきした苗の方がウレタン培地に種まきした苗よりもよく成長しています。ただ屋上での栽培に比べ蛍光灯での室内栽培ではやはり茎が長く伸び全体にひ弱で徒長が感じられます。お浸しにして食べるにはこの方が柔らかくでいいのですが野菜ジュースに使用するにはしっかり感に欠けています。(実際おすそ分けしたご近所の奥さんはこのほうれん草が柔らかくて大変おいしかったと言っておられました)やはりより強力な光源を変えないとしっかりしたほうれん草には育たないですね。

◆比較:11月12日に屋上で収穫した同じほうれん草(オーライN)ですがやはり葉も茎もしっかりしています。これならいわゆる「ほうれん草」です。

植物工場でしっかりとしたほうれん草を作っているところでは光源に何を使っているのか、知りたいところです。植物工場で露地栽培と変わらぬ野菜を育てようと思うと行き着くところ太陽光と変わらぬ光質と光強度の人工光源をいかにコスト安く調達するかにかかっているように思えます。あるいはどう開発するかかもしれません。
◆徒長防止と光形態形成:
この問題については興味があるのでインターネットで調べていると「日本植物生理学会のみんなのひろば」に光形態形成の観点から可視光に近い紫外線UV-Aも影響することを日立製作所中央研究所の篠村知子博士が次のように説明されています。「・・・・・・・・・・・・・・・ところでUV-Aの光の効果は、植物の場合は、かならずしも有害であるばかりではありません。青色光受容体の一種がUV-Aの光を受け取り、茎の徒長を抑える働きをすることが知られています。また青色光受容体の一種がUV-Aの光を受け取り、花芽の形成を促進したり、アントシアンという赤紫色の色素の合成を促進することがあります。従って、UV-Aの光が一概に有害かといえば、そうともいいきれないということになります。・・・・・・・・・・・」
ということは使用中の蛍光灯育成ライトにはこの領域の紫外線が含まれていないために徒長しているのかもしれませんのでUV-Aを発光する紫外線ライトを併用すれば問題が解決するかもしれませんね。
現在使用しているパナソニックの育成ライトの波長分布図をみると確かにUV-Aはほとんど含まれていません。

以前使っていたNECのビオレックスAは図形を見るとかなり400nm以下も含まれているようですので徒長防止にはこちらの蛍光灯の方が優れているかもしれません。

また岩崎のセラミック形メタルハライドランプの場合はかなり含まれているのが分かります。

また岩崎の高輝度反射型LEDの5色ユニットはカタログを見るとLED素子に紫外線 365nmが使われていてそれ以外に青色 470nm・緑色 530nm・赤色 660nm・遠赤色 730nmを使用しています。このような本格的な育成ライトになれば350nmから750nm辺りまで網羅しています。

(岩崎電気のホームページの「植物育成システム」の解説を参考にさせていただきました。)
徒長解消にはこの辺りを参考にする必要がありそうです。
また小生が使っているLumigrow社のLEDライトは波長域が400nmから700nmとあるので徒長抑制作用があるのかもしれません。またAdvanced LEDの120W UFOは11波長で380nmから760nmまでを含んでいます。しかし通常のLEDの場合は赤・青だけが多いのでそこまで領域が広くない場合がありますから購入する際にチェックする必要があるかもしれません。(スペクトルを測定する計測器は高価ですからチェック出来ませんのでメーカー表示を信用するしかないですが)小生が使っているLEDのメーカー表示の仕様は下記のとおりです。

市販品で適切な紫外線ランプがないかと調べてみるとエコゲリラさんが植物育成紫外線ランプ(LED-UV400nm)を16000円で販売されていました。次回の栽培ではこのことを踏まえてパナソニック・ビオレックスA・UFO型LED・Lumigrow社LED・メタルハライドなどを使い分けて比較栽培して徒長の有無を調べてみたいと思います。
<なっぱ工房のハイクロップ>
12月10日 なっぱ工房の「ハイクロップ」の葉はかなり大きくなりジュースに使えそうですがすべての葉が同じように大きくならないのはなぜなのか、原因としては光の当たり方が影響しているように思われる。写真ではわかりませんが大きな葉の陰に数株が委縮して大きくなっていない株があります。この対策としてライトレールのような装置が必要になってくるのかもしれません。特に大きく成長する野菜については株間の距離と照射の仕方は特に重視する必要がありそうです。

<イチゴの様子>
12月10日 本日のイチゴの様子、大した変化なし。

<レタス工房の様子>
12月10日 本日のレタス工房の様子です。



<水温18度そろそろヒーターが必要か>
12月10日 レタス工房の水温が18度に下がってきています。そろそろヒーターを使って水温を上げる必要があるのでdosetronicにヒーター電源を接続し20度が維持できるようにセットしておきました。午後には20度になっていました。

<2回目椎茸が発芽>
12月10日 2回目の椎茸が発芽してきていますので今週中には収穫できそうです。

<味美菜を定植>
12月10日 グロールーム「なっぱ工房」に味美菜を定植する。春菊・ほうれん草はすでに収穫期に来ているので春菊・ほうれん草の播種も行う。



