油屋種吉の独り言

日記や随筆をのせます。

水晶に魅かれて。

2023-09-12 20:10:05 | 随筆
 こんばんは、ブロ友のみなさん。
 この日もなんて暑かったことでしょう。
 わたしの住む町では午後二時前後に、摂氏30度をかるく超えたと思われます。

 「残暑お見舞い申し上げます」
 いつもどおりそう申し上げようとして、はたと指先がとまりました。
 まるで真夏のよう、いまだに酷暑がつづいているからです。
 
 しっぺ返しのごとく、先ほどから音立てて雨が降り出しました。
 夕立です。それもとても激しい。
 二階の窓を手始めに一階まで、わたしはあわてふためいて歩き回りました。
 いまようやく窓という窓をやっと閉め終え、パソコンの前にすわったところです。

 パソコンは立ち上げたままの状態。
 ひとつふたつとあちこちページをめくりますと、ふとひとりのブロ友さんの詩に
 興味をおぼえました。
 わたしの目に、水晶という言葉が飛び込んできました。

 わたしのパソコンのわきに、ふたつの小石が載っています。
 それらは黒っぽいのと白っぽいもので、お気に入りは白いほうです。
 石英です。
 それらは、わたしが四十四歳のとき、小5だった三男とともに、夏休みの課題に応
 えるため、河原で拾ってきたものでした。
 拾った年月が、黒っぽい石の表面に、H5年とはっきり書かれています。
 
 地球誕生以来、四十五億年。
 その年月の移り変わりを、それらの石は正直に刻んでいます。

 なんだか不思議な気がして、ため息をひとつ、吐きました。
 白い石は直径五センチくらいしかなく、あちこちとがっています。
 もとは赤ん坊の頭くらいの大きさのある丸いもの。
 わたしが、ある理由でわざと割ったのです。
 それの結晶を見たかったからでした。

 水晶についてもウンチクをここで披露するのが目的ではありません。
 でも、わたしが述べたい内容にかかわることなので、少し書いておきましょう。

 まだまだ器械にうとく、その石英の破片をみなさんにお見せできないのが無念です。
 おそらくそのもとの石の一部に非常な圧力がかかったのでしょう。
 凸レンズで拡大しましたら、小さいながらも、しっかりした角柱が互いに寄りかかる
 ようにしていました。

 最初、それを発見したとき、わたしは驚きで目を丸くしました。
 この石英の結晶の第一発見者なんだぞ。
 そう、世界に向けて、自慢したくなりました。

 すべてのものを浄化し、マイナスエネルギーを取り払い、余分なものを排除する。
 潜在能力を引き出し、直感力、想像力をはぐくみ、生命力を高める。
 雑念を取り去り、集中力を高める。
 他のパワーストーンの個性を引き出し、その能力を充分に発揮させる。
 以上、水晶の働きの主なものです。

 水精とも呼ばれ、妖精のひとつに数えられています。
 わたしと水晶との出会いは、今をさかのぼること、およそ六十年。
 わたしが高校一年生のとき、京都府の南部に避暑に出かけました。
 家族ともども、後醍醐天皇で有名な笠置山にのぼりながら、道端に散らばる白い石を
懸命に拾いました。

 詩人sunnylakeさんが書かれた、最近の詩をごらんになってはいかがでしょう。
 彼女の世界観を、どうぞ充分にご堪能ください。
 

 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする