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昭和元禄落語心中―助六再び篇― 感想。

2017-04-05 23:19:36 | アニメ

ええ、どうも。


ぼちぼち春アニメも始まってるようですが、昭和元禄落語心中第二期を一気見してきたので感想をちょびっと。


文句なしの1話から始まりましたネ!
どのアニメも第1話は気合い入れてきますが、「昭和~」も作画キレイだし大変良かったです。しかも第一期の振り返りを落語でやっちゃうという斬新さwモノマネのクオリティ高w
正直、全体的なストーリーは前回よりドラマチックってわけではないと思うのですが(つまらないとは言ってません)、助六とみよ吉の死の真相と真ちゃんの本当の親についてはびっくりしましたね~。あと冥途が思いのほか居心地よさそうでしたw


「何の情だかわかんねーけど、とにかく姐さんはオイラにとってでーじなんだ!」
一番のお気に入りキャラである与太ちゃんの橋の上のプロポーズは痺れるほど感動のラブシーン(?)だと思いました。自分、この作品の何が好きかって、昭和の雰囲気も大好きですがセリフ。言い回しが本当に好きで。(前作の感想にも書いたかも)
「世界一のバカ高めたって屁にもならねぇ」wwww

八雲師匠はお年を召されても髪ふさふさですね。(重要)
「ちょいと!赤ん坊が何かかんげーてるよ!小夏さん!(報告)」←可愛すぎるwww
第一期にも小っちゃい小夏との絡みがありましたが、師匠は子供と絡むとおもろい。
結局落語と心中はできませんでしたが、寄席が身代わりになってくれたのかな?
冥途で助六とみよ吉と、3人で並んで歩くシーンではグッときて、三途の河で助六と別れるシーンではみよ吉と話してる時よりロマンチックでもうおまいらが結婚すれば丸くおさまるんじゃ…と思い…。名シーンが多すぎますこのアニメ。

きゃわわな真ちゃんにもメロメロになり。幼少期と大人になってからのキャラがだいぶ違うのでちょい戸惑いましたがw(血ってスゴイ…)いやぁしかしよく考えると助六&みよ吉&師匠&小夏のハイブリッドって相当な血筋ですよね。

先生が語ってた文化論も落語には欠かせないテーマでしょうね。

あと松田さんの愛らしさよ…よよよ。


で。例の真ちゃんの本当の父親についてなんですが。
人によっては2人が恋愛関係(?)になったことに対して引いてしまったり本当に師匠が父親なのかと賛否あるみたいですね。
私はフツーに額面通りに八雲師匠が本当の父親なんだろなぁ、と受け止めました。というか第一期で小夏さんが身ごもってると判明したときに一番最初に疑ったのが八雲師匠でしたし。なので2人がそーゆー関係になるのもわりと想定内でした。これに関しては、八雲師匠のキャラをどう捉えるかで見方が変わりそうですけどね。私は師匠のことは闇堕ちキャラだと思っているので…親友の娘に手だしてもそれはアリかな、と。

そもそも2人の間に「本当の親子になりたい」とかいう思いがあったのかというと…疑問です。師匠は小夏の罪をかぶってずっと恨まれる関係を望んでて、必要以上にベタベタ可愛がったりしなかったようですし(小夏の「何もしてもらってない」というセリフ)、小夏も大好きな父親の代わりになるような存在はいないと思ってたんじゃないでしょうか…?(憶測ですが。)むしろ大の落語バカで弟子入りするほど師匠の技量に感服していたのであれば、親の仇じゃなかったらフツーにファンになってそうではある。しかもカッコイイし。ファザコンだし。つーか自分で恋だったって最終回で語ってるし。

師匠は淡泊そうに見えて冥途の吉原でかぶりつくぐらいには色欲があり、親子ほどの年の差はあるにせよ相手は愛しい人の面影が残る一粒種。しかも「情にほだされる」という業を背負っておられる。しかも小夏を手に入れるってことは兄弟子と愛しい人を同時に手に入れるってことにもなりますからね。まぁフツーに師匠が真ちゃんの父親かなと。

ただ「昭和~」のキャラはすごくアンビバレントというか、師匠がまさにそうですがいろんな葛藤を抱えててるのでだいぶ複雑なキャラ構成ですよね。素直じゃないとも言いますが、言ってることをそのまま受け止めると訳わかんなくなる。(だから与太ちゃんみたいな単純キャラは安心するw)なので小夏と師匠の関係性も、助六との関係性と同じで親子であり男女であり…いろんな関係性が重複してそう。


最後に、師匠はみよ吉さんに「すべてを奪われた」と言ってましたが、師匠はすべてを手に入れたように感じました。



以上です。これで完結ですかね?ホントに良質のアニメでした。
今期はもう進撃の巨人一択!なんですが、また一気見したら感想あげるかもです。