源義経伝説のひとつを舞台にした演目です。
家来佐藤忠信を供に奥州へ落ちていった義経を追う妻静御前。
長道中の慰みにと、春爛漫の吉野山で忠信は壇ノ浦での兄継信軍物語を始めますが、忠信は実は、、、
歌舞伎でもよく上演される演目なのでご存知の方も多いでしょう。
山桜一杯の舞台面は華やかの極み。
派手な軍物語の最後にはちょっとしたご趣向も待っています。
何度見ても飽きることにない傑作です。
「静」富澤さんの素直な踊りは多くの人に伸びしろを感じさせ、どれほどの踊り手になれるか楽しみな期待の若手です。