二番目の演目「藤娘]とほとんど同じ曲ですが、こちらは、真ん中に「藤音頭」という曲を挟んでいまう。
これは西川の先々代家元鯉三郎師の手になる振りで、舞台を対角線状に横切りながら踊るところがとても新鮮でした。
潮来出島に比べて、こちらは少し大人っぽい藤の精と言えましょう。
西川雅司
6歳から日本舞踊を習い続け、名取さんになるタイミングが地方の大学院進学と重なり、通えなくなってしまいましたが、子育ての一段落から復帰したのが一昨年末のこと。
年明けに会があるなら出たいとの申し出ながら、例の緊急事態宣言でお稽古が出来ず、実質6月からのお稽古でここまで仕上げてきたのはさすが!
身に付いた芸は当人は忘れたつもりでも、しっかりと離れません。