ついに、トリニ-タがJ2にランクダウンすることになりました。極めて残念ですが、スポーツ界でしかも実力主義社会の中では、どのチームもそういう「憂き目」に遭うのはやむを得ないことだと思います。問題は、これからどういう目標をかかげて選手やスタッフが頑張るか、支える人たちが頑張るかにかかっていると思います。
是非、一年でJ1復帰を果たしてほしいと、県民の多くが望んでいると思いますが、今のところ、2010年シーズンの戦績が復帰できるランクにあっても、財政的な面で復帰できる状態になければ難しいといいますから、この問題をどのようにクリアするかが、大きな課題だと言われています。
財政面での問題点は、いろんな方がいろんな事をいいます。金額的なものも、表に出ていない額が相当数あるとも言われています。何が、どこの見解が正しいのか知る由もありませんが、そんな中で最近では、釘宮大分市長が市民に呼び掛けるために、街頭宣伝活動を行いました。
大分市として、大分市のシンボルである「トリニ-タ」を復活させようと、年末の12月24日に市内三か所で呼びかけ運動を行い、同時に、市内の各企業などにも呼びかけ「社員へのカンパを呼び掛けてほしい」旨のメッセージを発しました。すると、何と2週間で650万円もの浄財が集まったといいます。
トリニ-タの選手達は、成績不振に伴う社長解任などで、フットボールクラブの行く末を案じ、一時、大変暗い気持ちになり、また、J2へのランクダウンが影響してか、有力選手の何人かが他のチームへ移籍することになったりして、ずいぶん落ち込んでいましたが、釘宮大分市長及び大分市の呼びかけで市民の皆さんがそれに応えてくれようとしていることに、今ではずいぶん元気を取り戻しているといいます。
街頭演説で呼びかけた釘宮大分市長は、「この呼びかけで、一人が一度に多額の寄付をして頂けるのもありがたいが、どれだけの大分市民が『寄付をしよう』という気持ちになってくれるかが大切だと思うよ」と語っていましたが、本当にその通りだと思います。一人でも多くの市民がこの運動にかかわってくれるかによって、これからのトリニ-タの「運命」がかかっていると思います。
今のところ、新たなフットボールクラブの体制になりはしましたが、この場合でも、『市民協働』でなければ、問題は解決しないことを肝に銘じて頑張ってほしいと思います。
ガンバレ!トリニ-タの選手達! 全力で戦おう! 大分トリニ-タ!!