小嶋つうしん(号外)

(元)大分県議会議員 小嶋秀行の徒然ブログ

大切なものは

2010年01月12日 | 社会

 年が明けて、日本の経済が動き始めた4日。新年互礼会が方々で開かれ、経済界はもちろん各企業なども、そして、自治体も御用始めとなりました。

 毎年恒例ですが、経済界のトップの年頭あいさつが続く中で、今年を占う言葉が相次いで発せられ、それぞれ思い思いの事を述べられておられた。

 今年は、政権交代二年目の年でもあることから、特徴的な発言は、政治の動向がいまだ「不安定」ななかで、経済動向が「不透明」ということ、まして、昨年来国際的にも大混乱している事から、国の景気刺激策がどのような動きになるのか、これに関心を寄せる発言があいつだように感じられました。

 ただ一方で、幾人かの方々から、「他力本願ではなく、あくまで自律的に経営を行うことこそ大事」というご発言もあり、これを聞いていて、「なるほど」と思いましたが、これを、私なりに咀嚼して言えば、「個性を発揮し、独自の視点で、攻めの・・・」ということだと理解しました。

 とかく依存体質にある日本の経済や、ある意味では政治の分野もですが、オリジナリティーを発揮してそれぞれに努力すれば、活路は必ず開けるということを、感じた次第です。その証拠に、良いもの、うまいものを提供する「店」は、どんなに僻地にあろうが、行列ができているし、その中身は、「風の便り」で万人の知るところになっています。

 わが国日本が政権交代したという「社会現象」は、なにも政党間の政策に有権者が優劣をつけただけではありません。これは、時代の変化が、日本の政治・経済・社会の構造転換を求めていることの証ですから、厳しい、厳しいとばかりに終始せず、これまでの発想を大胆に転換し、斬新でユーザーのニーズを満たしうるものを作る、提供するという、ごく当たり前の経済活動が実践されれば良いのだと思います。

 何事においても、本年はそういう視点、姿勢で臨みたいものだと思います。