小嶋つうしん(号外)

(元)大分県議会議員 小嶋秀行の徒然ブログ

久しぶりの稲刈り

2007年10月11日 | 家族
 先週の日曜日、久しぶりに稲刈りをしました。妻の実家が、自分たち二人と子ども達(既に独立)、さらに孫の主食を確保するため、少しばかり水稲を栽培しており、これを手伝うため朝から作業服姿で妻と二人出かけました。

 この日は、今年の夏に北九州市へ転勤になった私の次男も、孫(実家の両親からすればひ孫)をつれて三人で遊びがてら手伝いにきました。
 
 朝7時に自宅を出て、8時には田んぼにつきましたが、前の日から取り掛かっていたらしく、既に半分の作業は終わっており、その日の作業は午前中の集中作業で片付く程度でした。

 集中作業とは、この日は朝から小雨がパラついていたこともあり、心持ち気の焦りもあってのことで、「掛け干し」の手も幾分か早めの動きになっていました。

 今年の稲の出来ばえは、まずまずらしく「隣の田んぼの稲は、害虫にやられたが、我が家はこんなに立派にできた」と母が自慢げに話してくれました。

 両親は、昭和の初期の生まれで、父は今年80歳。でも「まだ20年は田んぼを作る」と自ら言うほどに元気が良く、ここ何十年と大病を患うことがないといっていました。ただ、母は、数年前から正座ができない程膝が痛いらしく、足を引きずっての農作業でしたが、いざ仕事にかかるとその痛さを忘れるのか、昔の人らしい身のこなしに改めて驚きました。

 午前中で稲刈りの部が終わったこともあって、昼食はゆっくりとることができました。久しぶりの団欒(いつもは、老夫婦二人住まい)に、祖父ちゃん、祖母ちゃんの顔が印象的で、私もとても嬉しくなりました。

 親は、いつまでたっても親ですね。また、幾つになっても経済的な面で、子どもの事や孫への心配が絶えない。我が家が両親に負担をかけることは今のところ全くないが、そうした姿を見ていると、我々も両親の年齢になって同じようなものなのだろうかと、ふと考えたりしました。

 お米以外に、水田を畑にして、野菜を作っていました。「もって帰りなさい」と袋に一杯の野菜をもらって帰りましたが、立派にできている他の野菜は、スーパーに一袋100円とか200円とかで生産者名入りの販売に出すそうです。これで生計を立てるほどにはいきませんが、健康のためと精をだしているのだそうです。

 我々も、子どもが全部育ちあがったら、このような「晴耕雨読」に似た生活もいいなぁと思いながら、「来年も加勢しておくれ」という母の言葉を耳に、実家をあとにしました。


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