小嶋つうしん(号外)

(元)大分県議会議員 小嶋秀行の徒然ブログ

少し落ち着くまで・・・

2018年01月21日 | 政治・経済
 196回通常国会が開会しますね。昨年暮れの特別国会では、安倍政権が抱える諸課題に対する本格的な論議がありませんでしたので、今国会では、国民の皆さんも大いなる期待があるのではないでしょうか。

 今国会では、「働き方改革」が主要課題だと言われます。労働基準法の改正などがあるそうです。それぞれの課題に、それぞれの政党が正面から向き合って真摯な論議を積み重ねていただきたいものです。

 ただ、昨今の国会にはあまり期待ができないというのも、一般的な見方だと思います。それは、巨大与党に対峙する野党への期待薄ということです。野党各党はそれぞれにしっかりした考え方で臨まれると思いますが、必ずしも足並みがそろっていないと思うからです。

 昨年の10月に、突然の解散総選挙がありました。何のための総選挙と疑う声は多かったと思いますが、結果として野党が分断されることとなりました。考えようによっては、それぞれの主張が明瞭になったという点で、わかりやすくなりましたがその分、安倍一強に対しては、力がそがれた感があります。

 特に、野党第一党でありました民進党は、民進党を表看板にする衆議院議員集団がありません。党籍を持っていますが「無所属の会」という呼称のままだと思います。第一党、立憲民主党、第二党、希望の党、第三党として、無所属の会ですから、これまでの予算委員会模様もずいぶん風景が変わるのかもしれません。

 なので、野党三党による「統一会派」を模索しましたが、これも「見果てぬ夢」と化してしまいました。論議経過は、各党様々ありますが、昨年10月の総選挙からあまり時間が経過していませんので、民進党解体劇に関する、それぞれ関係議員の思いが「冷めやらぬ」間は、「統一会派」は無理でしょうね。この点、我々を含め民進党は焦り過ぎた感が拭えません。

 民進党全国幹事会に都度出席しましたが、実際に「排除」寸前に自主判断し、無所属で闘い当選した議員(無所属の会)各位の思いは、「統一会派」などとんでもないとの思いが相当に強い様です。

 こうなると、一旦通常国会へ臨んでいただき、様々な課題への取り組みを通じ、政党間の関係構築を手掛けていただき、国民が期待する政治体制を手掛けてほしいと思います。当面150日の国会日程。また秋には臨時国会もあるでしょうし、来年の通常国会までには、いくつかの動きも出てくるものと期待しています。少し落ち着くまで、じっくりと論議を行いましょう。

 民進党は、地方組織との連携をこれまで以上に強めた組織運営へ進化しようとしています。これにも大いに期待していますから、共に新たな民進党建設に、もしくは、場合によっては新たな党の立ち上げかもしれませんが、これらに携わっていきたいと思います。


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