京急の戸部駅から日ノ出町駅間て、長いトンネルがあってね、真っ暗なの。
小さな子どもみたいに、運転手席の後ろ(もちろん仕切りはあるわ)から
前方をじっと見つめていたのだけど、少し怖かったわ。電車の最前列なんて、
小田急のロマンスカー以来で、それがいつだったか思い出せないほど昔。
一番前って、見晴らしがいいって特典がある位置のはずなのに、前方の
線路も見えない暗闇の中を進むのよ。ちょっとミステリアスな空間です。
対向電車が近づいた時、いきなり現れたような感じで、思わず身を引いて
しまいました。遠く向こうに明りが見えたときは、可笑しいほどにホッと
した自分がいました。
梅雨明け宣言がまだ出ないのに、連日真夏日の中を、しっかり肌を覆う
服装で、昨日に続いて出かけました。肌が露出しているのは頬からあごに
かけてのみ。あとはスッポリ隠しています。
今夏、体験している全身を覆う方が、露出するより涼しいというそれで、
頭の先からつま先まで隠します。ええ、南方の人が露出しているより
隠している姿が、見た目ほど暑くないという事を、湿気があろうとなかろう
と、太陽に直接肌をさらすより、遮るものがあるほうが涼しいって、体験し
ている今夏です。余程私を知っている人以外は、まず気付く事はない格好。
突拍子もない姿ではありません。極々オーソドックスな、流行とは無縁の
スタイルです。ツバ広帽子に大判ロングスカーフは頭をスッポリ覆って、
次は顔から肩・背中へ回します。大きい濃い目のサングラス。
テーラーカラーの夏服ジャケット長袖の先は白い手袋。
くるぶしまでのスカートか、スラックス(努々パンツなんて下品な言い方は
いたしませんことよ)で、覆います。
これで、完全武装お出掛けスタイルの出来上がり!
今日は、横浜駅で乗り換えて、京急でミステリーゾーンをくぐって、
「横浜中国留学生援護会」へ。4時間の参観が与えられています。
1時間ごとに各お教室を巡るも良し!2時間ごとのじっくり見学も良し!
先週2時間を一つのクラスで消化。
夏休みで休講期間もあるし、前期も9月で終わるし、・・・でも間が空いて
しまうと、「何だったかしら?」になってしまうし、でも、・・・の日々
だったのです。私らしくもなく。
それで、今朝になって、「行こう!」。
そうと決めたら次は早いのです。
日中・中日辞書は、それぞれ滅法重いので持っていかないことにして。
カバンに詰め込む諸々。
「行ってきます。あとで電話するわね」
って、セニョール・ダンへ。
彼は「おが屋」へ3時頃車で出かけるそうで、なら、帰りは合流しましょう。
三々五々集まる生徒たち。中高年の諸氏。
「見学で伺ったのですが」
「いつもの先生は、今日はお休みで、私達も初めましての先生ですが、サッ
どうぞ」
男性2人、女性8人のクラス。全員揃うともう少し多いそうで。
先生がおいでです。東京町田にある某大学院で、国際関係学を学ばれている
北京出身の女の子。普段は上級クラスを担当ですが、今日とあと2回の今回
のクラスの特別講師ですって。しっかりしたお嬢さん先生です。大人って感
じがします。
気取らず、気負わず、陽気、熱心など等。覇気が感じられます。
YU XIN とおっしゃるお名前は、YUの文字は日本語にはありません。XINは欣
という漢字。
新しい教科書を(先週私も購入)開いて、ざ~っと目次毎を説明されて、
いよいよ中国語の構成: 声母(21種類)・韻母(音節から声母を除いた部分
が39種類)・声調(4種類)のお話です。ピンイン、日本語のルビに相当する
それで私達は読みますが、声母は母音のことですが、それが21種類もあるので
すから、それがくっつく子音に相当するそれが39種類。オーノーです。
それに、四声がつくのですから、その数字がこびりついたら前には進めません。
ですから、都度向き合っていくしかありません。
何回も何回も発生練習です。
「中国で知り合った日本の留学生が、半年経った頃、大喜びしてました。
小顔になりましたって。日本語はそんなに口を開かなくても話せるし、聞き取
れますが、中国語は、一語一語をはっきりと言わなくては通じません。それで、
その人は、顔の筋肉を思い切り動かす中国語のお陰って。皆さんも小顔になる
ように頑張りましょう」
それで、帰りはセニョールが待つ「おが屋」へ廻って、車中の人になり帰宅。
着替えて、犬とのお散歩30分弱。足首捻挫はまだしぶとく「ここよ、ここ
だからね!」って、自己主張をしています。フン!
それで? まだ決め切れません。まあ、その気になるのを待つしかない状態。
なんとも中途半端な時期に出会ったこの講座です。昨日は正式に申し込みを
してきたスペイン語です。それはそんなに迷いませんでした。次は9月から
です。それに合わそうかしら?それとも後期(10月~)からにしようかしら?
即断即決の私が悩んでます。迷っています。
で、汗を流して、お布団に横になって、「水滸伝」の17巻を読むことに
決めました。毎巻泣かせてくれる漢(おとこ)達のドラマを。