改めて仕切りなおしの外国語勉強です。
元・中国語クラスメイトへお貸ししていた日本映画字幕英語・中国語という
珍しいDVDを返して貰うことにして、約束の時間よりかなり早く家を出ました。
茹だるような空気です。湿度が低ければ一向に構わない暑さです。日陰にさえ
入ればいいのですから。けれども日本の夏はそいうわけにはいきません。
こちらの思うようにはいかないジトーッとした、ムワ~~~と絡みつくような
暑さの中を、隣の駅まで電車です。そこから帰宅するまで頼みは自分の足に決め、
ささやかな個人の買い物をしに出向きました。出来れば一生分の必要品は買い
置きしてたいって思うほど、買い物は好きではありません。面倒臭いだけです。
目的地で目的品を買って、さっさとその場を後にします。
「ン何?何でこんなに人が?露天が?」
今や恒例となった「阿波踊り」のための設営準備見物客の賑わいでした。
日本中で、「阿波踊り」「ヨサコイ」はたまた貧相な肢体を露出しての「サンバ」
が繰り広げられている夏です。
♪踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃソンソン!♪のそれ。
毎年、予行演習・本番・反省会と称して何回も開く我が家のBBQ。
参加者達も彼岸へ旅立った人、彼岸までは行かないけれど遠くへ引っ越した人、
もう、BBQは飽きた、食べられなくなった人々で、いつの間にか消滅したそれです。
そこで、酔っ払うと阿波踊りの男踊りを披露した私です。ウチの宇宙人の友人
が面白がること、喜ぶこと、どちらもやっぱりアホってね。
大体が、人が大勢の所ほど苦手なものはないという私ですから、そこもさっさ
と立ち去ります。
DVDの彼は(借りては30代男性)まだ授業中。終わってから会いましょうには
まだ時間があります。そこで、向かったのが"Corazon Latino"マリアさんのお店。
お馴染み”かき氷”のあの旗が店先にあるではありませんか。
"Buenas tardes!:こんにちは
「かき氷とくれば、イチゴ味でしょう?それを一つ下さい」
ウン年ぶりのかき氷です。
「マリア!」「マリア!」って、男性がマリアさんへ親し気に。
"Quien es el?":彼はどなた?
「妹のダンナ」
"No,Danna! es feo!:ダンナはダメ!きたない表現よ
"Encantada,mucho gusto.:始めまして、宜しく。
アウロラさんとも久し振り。
お祭りでもあるし、かき氷の器械と椅子やら何やらを店先へセット。
夫婦を捕まえて、にわかスペイン語授業。
若い男性のお客さんがランチを。
彼も引き込んで、ああでもないこうでもないの、生きた授業よ。
ずっとかかっている音楽DVD.
「もう、全然拾えないわあ。かなりハッキリ言ってるのに。もっと
お勉強しなきゃ!」
何やらそのお客さんがマリアさんへ言っている。
「レイコサン、彼が、日本語を彼の奥さんへ教えてほしいって。替わりに
スペイン語を教えてあげますってよ」
「ええ、いいわよ。時間の都合がつけばね。でも、ミゲリ-トにも
甘くなかったけど、それでよければね」
マリアさんの彼等夫婦の評価はいい。私のそれも悪くはないわ。
滅多に、携帯番号は教えないけど、教えました。年はウチの馬専科と同じ。
そろそろお勉強時間も後半の時間帯になって、約束の場所へ向かいます。
冷たい飲み物で、暑さを鎮めているところへ約束のDVDを持った彼のお出まし。
英語の話、なぜ中国語を勉強しだしたか?勉強法は?
初めてゆっくりお話をした元のクラスメイトです。
「再見!お互いに頑張りましょう!加油!」
義兄(中国人)がプレゼントしてくれたDVDです。
日本語(会話)が、字幕になればこんな風になるんだよ、で、中国から買って
来てくれた日本の映画の中国版です。「ふ~ん、こんな表現になるのね」
なかなか日本では手に入りにくいDVDです。ありがたいことです。英語と中国語。
家まではあと30分近く歩かなくてはなりません。
中国語でご一緒だった方のご近所のスーパ-が通りすがりにありました。
ふらっと入って、1kgもの容量の梅干を買って、かなりウンザリしながら、
チラッとタクシー?なんてよぎりましたが、1トンはあろうかと思える足を
交互に出して(笑)帰り着きました。
セニョール・ダンは晩酌を始めていました。
10分間、休憩です。手足を伸ばして「う~~~疲れた~~~!」
1駅区間、かなりあっちこっちへと紆余曲折徒歩は、かなりこたえました。
当分、出かけることもなく、怠惰な日々に戻れそうです。
「水滸伝」18巻は、ズンと来る重い情景が私の嗚咽を引き出しました。
いよいよ梁山泊の存亡をかけた戦いの終わりの章へと進みます。
煩悩の数と同じ108、と数知れぬ漢(おとこ)と数少ない女達の物語の
終章です。