ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

やっぱり 面白い!

2008-07-11 23:03:36 | Weblog

ウチの宇宙人から「駅迄出ておいでよ、なんか食べよう」メール。
セニョール・ダンは「おが屋」で、又、いえ、本当に息子孝行のセニョール。
しっかりお金を落としてくるのですから。
サラリーマン時代の部下の一人からのお誘いで、いそいそ出かけました。
「アズマサンがいらっしゃるの?なら私も行く」って言ってたのですが、
「水滸伝」を読みながら、彼の動きをチラッチラ見てて、行くって言えば
それで一緒にだったと思ったのだけど、本の方が魅力があったってことね、
「行ってらっしゃーい!」

私達夫婦は、スケジュールを、お互いの大きなカレンダーに書き込んである
ので、それを見れば一目瞭然で、動きがわかるの。
宇宙人もそれを見てたのでしょう。
焼肉が食べたいって。
出渋ってた私でしたが、私も久し振りに焼肉を戴きたくて出かけました。
それなりに、久し振りのそれは美味しかったのですが、何かが足りない
って感想で、それでも「ごちそうさま、美味しかったわ」これは礼儀。

「インフレに突入だね。資産の運用は」云々。
「やっぱり、ルピーとルーブル、取り敢えずインド・ルピーをトランク
いっぱい欲しいって、ここ1~2年思い続けてるのよ」
「買えるけど、円には換えられないよ」
「ふ~ん、でもいいのよ、円に換えられなくても」
家の引出しには「元」やら何やら、色んな国の小銭があるけれど、ユニセフ
へ寄付するしか役には立たない我が家の外貨。
ま~ず、お金には縁がない、否、どうでもいいって、ありがたい環境で
生きてますから、それだけで充分な私です。
彼は、ネパール・ルピーをベッドと言わず絨緞まで敷き詰めた経験を
私の姉にさせてもらった稀有な経験保有者です。姉がカジノで儲けて、
我が息子が遣い。その大儲けは現地の新聞にも載ったって、つい最近
聞きました、そうだったの?ひと昔前の話よ。

「本当は今日中野に行く筈だったんだよ。ミンファとおが屋で待ち合わせて」
「また、ご苦労様なことで」
「中間で待ち合わせ」
「中野から出てくるなんて、ちっとも中間なんかじゃないじゃない」
「それがね、昨日、香港へ行くことになっちゃったからって、電話だよ。
海外へ行くのに、2~3日前に連絡かなあ?」
「まあ、今はそんなことが出来るご時世だからねえ」
「遊びじゃあなさそうだったけど」
「そう言えば、あのタジキスタンだったか、アゼルバイジャンだったか、
どこかあの辺の国の玉葱がなんとかって話、どうなった?」
「そういえば、そんな話もあったけど、さっぱり聞こえてこないね」
「つまんないの」
こんな話が宇宙人とは出来ます。

家を出る前に、スサーナクラスの旧スペイン語仲間からのメールには、
バルト3国へ出掛けますって。去年は、ドイツのグリム童話の旅なんて
素敵な旅行をしてらした彼女は、日本の民話の語り部もやってらっしゃ
る看護士さんです。彼女曰く「私はお話が好きなのだと思うわ」。
私は「言葉が好きなのよ。知らない言葉のほうが多いのだから、出来る
だけ多くの言葉に出会うつもりよ」
って。

鹿児島生まれの私は、かつて沖縄へ旅行した時に、それを言わない事!
って、ウチナンチュー(沖縄県人)に言われました。
薩摩に苦しめられた歴史があります。300年以上昔のことでも、私
個人が傷つけたわけではありませんが、受けた方は忘れがたい傷とな
ってうずくのでしょう。その時に出会った
「メンソ-レ」=いらっしゃ~い は、外国語でした。7才の夏に故郷を
離れて、家では私達娘には標準語を遣わせてた母でしたから、鹿児島弁は
ほとんど知りませんし、言えません。ポツポツ単語を拾える程度でした。
今となって、故郷の言葉を知りたいという欲求に、・・・これも一つの
独立した言語。なら、覚えなきゃ!琉球語も、当然このほどやっと原住民
としての存在、権利を獲得したアイヌの人々です。なら、その言語アイヌ語
もねって、私が取り組みたい言語は増えるばかりです。

主語・目的語・補語の構成の日本語。「トーゴー」と言う名のビールはトルコ。
そのトルコ語も、同じ言語圏のお国。日露戦争以来の親日国。

イスタンブールまで陸路・空路で行って、そこからパリまでオリエンタル急行
なんて旅をしようね、って私の親や伯父達と親交があった父親を持つ昔馴染み。
「幾つになっても、レイコチャン、マサアキチャンよね」って言える間柄。
「マサアキチャン、トルコ語は?」
「そんなのは覚えないよ。旅行用になんて身につかないよ」
そう、私もそう思います。いつ行くのかわからない、わずかな期間の旅行の
ためにその国の言葉を覚えようなんて、外国語はそんなに易しくありません。
でも、私はそんなためではなく、トルコ語も覚えたいリストに上がっている
言語ですから、もうイヤ!って脳みそが言うまでCDを聞きまくりです。
アレッ、その発音の仕方って、中国語と同じじゃない? 
エッ?トイレはスペイン語と同じ。
そんな言葉もあるじゃあありませんか。隋・唐の時代、多くの人々が、駱駝
に乗って絹の道を往復したのですから、イスラムも、様々な有形無形のものが
混ざり合ったのです。往来ですから影響しあった歴史です。
あのオスマントルコのサルタンの話からは、イスタンブールと言うより、
コンスタンチノーブルって言うほうがトルコって感じよねって、一人ごちた
りして。楽しみは、グッグッグッグググって広がります。
字面(じづら)で覚えないで、耳で覚えようと思います。

楽しみは増える、広がる一方の私の他言語とのお付き合いです。
ざっと5000~6000語は世界にあるって。英語英語英語ーーー!それ
ばっかりにこだわるから覚えられないのよ。すくなくとも2言語同時に取り
組んだら、覚えられるって、経験から言えます。何事も「面白い」面白がる
気持ちが絶対に必要。面白がる自分になることが一番大事って思います。
さあて、お風呂の中ででもトルコ語を聞きましょう。お・も・し・ろ・い!

日本語禁止!

2008-07-09 23:07:34 | Weblog
今日から場所と先生を替えてのスペイン語講座です。
大丈夫、心配はいらないって励ましてくださるクラスメイト&先生でしたが、
2クラスの見学で、少し腰が引けている私でした。
それでも、時間通りに来た訳ですし、後ろ向きになってしまったら、当初の
目的から大きくずれ込んでしまう自分にはなりたくないという、ささやかな
持ち続けた決意に、ちょっと背中を押され、エーイままよ!で、開始です。
90分間日本語禁止。

私の情報提供で、見学を希望されて見えていた、久し振りのワカコサンと、
彼女はお帰りに、私は授業に、その空白時間をおしゃべりに当てて。
たまたま彼女が見学しようとしてらした授業は、急にキャンセルになって、
他の授業を覗かれたそのクラスの担当が、私達の担任でもある
ベアトリス先生だったそう。
「早口の先生だわねぇ。でも慣れるといいわよ」
「ええ、聞き取るのが大変だけどね。ところでまだお勉強が必要なの?」
「ええ。まだまだ勉強は必要よ。ボラの仕事(と言うのは少し変ですが、
ささやかな、本当に中身に反比例の日当が)の時は、いつもドキドキなのよ。
ちゃんと通訳しているかしらって」
「そうなのねえ。なんでも終わりってないって言うけど、偉い!少しでも
近づきたいわ」

毎回、決められた(順番)生徒の発表です。
今日の発表者の最高齢者の男性がお話になられたテーマは、
「ヒンズー教の神々」。お年をお聞きすれば86才。ワオ!
時々トンチンカンな事があったり、フッとご自分の世界に入り込んでしまわ
れるけれども、その意欲、研究心、行動に、心からの賛辞を差し上げる私です。
内容は難しすぎて、あまりわかりませんでした。
先生が、一人ずつ感想をお聞きになられましたが、
"No tengo la palabra nada,・・・言葉がありません。これが精一杯。

30~40ページの短編小説が副教材。まもなく終わりそうなお話。
私のそれはありません。もうすぐ次の本になるからって、貸して下さった
女性。どんな内容かは、流れを知らない私は、今日のページに対応するしか
仕方ありません。本にざっと目を通して、知らない単語に、慌てて辞書を
めくる有様。順順に読み上げ、フレーズごとに先生の質問が飛びます。
全員に平等に!

次は文法。動詞の活用は、英語どころではありません。このクラスのレベル
の文法、動詞の活用を、その早口でお聞きになります。そして挙手で、生徒
の習得をご覧になられます。いやはや、皆さん淀みなく即回答なさいます。
そんなクラスメイトと比較はしませんが、もっと真剣に、貪欲に向かい合わ
ないと、面白くなくなります。キーワード「面白い」が消滅するかしないか
も、私にかかるのは言うまでもありません。
けれども、ベア先生の早口は楽しいって思えます。小柄な身体全身で授業へ
当たっていらっしゃいます。無表情な日本人と好対照な先生のお顔の表情。
90分の日本語禁止の授業はあっという間に終わります。
"Hasta la proxima semana・・・又来週!”

堂々としていらっしゃる86才生徒。なんて素敵な生き方でしょう!
動物と違う、人間を人間たらしめている「知的好奇心」、それを持ち続けて
いらっしゃるシニアの方々。
頭が下がります、素晴らしい刺激を下さいます。希望が持てます。
さあ、頑張らなくちゃ!お貸しくださった短編小説を全部、書き写します。
コピーという選択肢もありますが、1週間の猶予がありますから、手書きで
全部写します。ここで又、新しい出会いが出現です。どうやらサスペンス
物語のようなお話でしたから、ハラハラドキドキしながら読み進めるでしょう。
外国語を覚える楽しみの大きな要因は、原書を読むことですから、やっぱり、
私は楽しみに囲まれているって実感します。
それはこれからもず~っと、続きます(断言)。ありがとう!


友遠方より

2008-07-07 10:20:14 | Weblog

まもなく5年になろうかという山梨白州住まいの友人ミチコサンが、
ご親戚の法事にお出掛けで、その後のお時間、懐かしいお顔を拝しながら、
ナイアガラ瀑布と女のおしゃべりには、止める手立てがないというそれを
昨日の午後ファミレスで思いっきり。

ご主人が一命を取り留めたお話。山中で倒れていたところに、人助け3人目
という奇特な人に巡り会われ、極寒の中で凍死を免れたまでの経緯を。

急逝されたご主人の後に起きた彼女を取り巻く騒動。悲嘆・混乱の中に、
やっとどうにかその苦しみから抜けつつある、私も知っている彼女の妹さん
のお話。

トルコと関ったお花屋さんのお話。
同じ行動圏内に住むイギリス人園芸家とのお話。
そこから、NHKBs放送で一躍著名となった童話作家であり、広大な敷地に咲か
せる花々果樹の中での一人住まいで90ウン才でつい最近身罷ったというアメ
リカ人女性ターシャのお話。

日没まで庭仕事にかまけているミチコサンは、都会の人間関係の煩わしさから
逃れて、言う事無しの日々のようで、よかったわねえ~~~。
季節を待ちわびて「ママー!1年ぶりね~~~」
って、今年も土の中から愛しい花々の芽がご挨拶。その感動は、育てたことの
ない人にはわからない、とびっきりの感動です。その感動を彼女も味わってい
るのです、水の北杜市の白州で。

生まれ故郷の鹿児島県国分の、子どもの私が動ける範囲でしかない小さな空間
と、初めて読んだ(見た?)新聞連載物語:山川惣治「少年ケニア」のワタル。
8~9才の頃、漫画で出会った「秘密の花園」のメアリー。これらが渾然一体と
なって、私の核となる部分を創ったと確信するのです。

幼少期の経験・感動が大人の私の中に息づいています。それは宝物です。
誰にも盗まれない宝物をず~っと持ち続けています。 
宝石?服?ブランド品?預貯金・株・債券?それがどうしたの?
可哀想に、そんなつまらないもので、本物の感動は得られないのよ。
負け犬の遠吠えって聞こえる? フフフ上等じゃない、こちらは比較なんて
アホらしいことはしない女だから、いつでも・どこでも・誰の前でも、な~ん
ら臆することはないわ。人に上下をつけるから、相手によって態度が変わるって
浅ましい事を、するのよね。私は誰に対しても同じ。それは相手に対する礼儀
だって思うけれど、それより何より自分自身への礼儀なのよ。肉体を持つ精神は、
いつも気高く、自然に、上下はなく、を心がけることが当たり前ってね。

自然を抜きに語る人生なんて存在しません。
自然を軽んずる人は、自分の存在を軽んずる人って、私には見えますから、
近寄りたくありません。そして、数えられる事象に心寄せる人には、幾分、否
かなり侮蔑の眼差しを向けている私です。育てる事をしない人はシッシッシ
どこかへ行っちゃって!比較する人も、シッシッシシ近寄るでない!

さあて、新しい出会いが始まります。悩む時は行動です。
初めましては少しの緊張が同行します。これがたまらないスリルです。
ミチコサンも、今日は早々と白州の山の中のご自宅へお帰りのはずです。
「又、会いましょうね~!」 お会いできて嬉しかったわ、ありがとう!


賽は振られた?

2008-07-06 09:06:22 | Weblog

これは、ある種の幸せな悩みなのかも知れません。
だって、迷う、悩む、選べない、と言う事は、チョイスできる環境に
いるということですから。どちらにしようかなあぁぁぁって、渦中。
何の話?中国語!

「求めなさい、そうすれば与えられます」これは聖書の中の一節ね。
「願う事は叶う事」これは、日本に昔からある言葉。
「希望」これはパンドラの箱にたった一つ残った言葉。
新しい出会いが生まれて、決断を迫られています。両方できれば問題
なしなのだけど、う~ん、どうしようかしらって。

スペイン語は、スライドするのに、大して悩むことも問題もなかったので、
今月から、初めてスペイン人によるスペイン語受講になったわ。今までは、
かつて植民地になっていた国々のスペイン語だったの。動詞変化が細かい
スペイン語は、人称でキッチリ違うのだけど、中南米ではほとんど遣われ
ない表現・単語があったりって、同じスペイン語でも微妙に違う各国の
それのようです。

中国語は、先生に負うところが大きい私の挑戦でした。
彼女に会うことがなかったら、絶対って言っていいほど、その言語には
関心を持たなかったって断言できる関りなのです。けれども、自分の
能力努力は、過小評価して、もっと他の勉強法があるのでは?

思ったらすぐ行動に移る私です。ここでビル・ゲイツにお礼。
「あなたの頭脳のお陰で、どれほど私達は助けられていることでしょう」
って。インターネットなんて、想像したこともない頭脳、そう、正に頭脳よ、
それを自由勝手に使えるご時世は、彼の存在なくしては語れないって言って
も過言じゃないわね。その機能を遣います。
紙派の私でも、ネット検索はもう当たり前の事として日常にあります。
何かを探す。調べる。時間がない時は便利この上ないパソコンです。
海外旅行も、ンターネットで探して申し込んで、当日航空会社のカウンターで
チケットを受け取れるのです。

それで、中国語で検索。辿り着いた組織は、4時間まで自由参観が出来て、
1レッスン(課)2時間。前期・後期の2期制。途中入学可。上のクラスへ
上がる人には、授業料の割引制度有り。入門・基礎・初級・中級・上級・
フリー。上級コースまで、これをまた細かく分類。

これを知った私は、ハムレットの心境よ。"To be or not to be"
グジュグジュ気持ちが揺れ出しているのです。どうしよう?って。
今の中国語のお勉強が嫌いになってはいないのです。ただ、月2回の授業
では、なかなか住み着かない中国語なので、いいのかな~こんなことで?

でも、悩む時は行動するしかその解決の糸口は見つけられないものですから、
来週から毎日のように授業参観へ参りましょう。
その結果で、今後を決めることに。
賽は振られた!です。

仕切りなおしで

2008-07-03 22:08:16 | Weblog

もう、牛の鳴き声みたいに、もうううう~~~。
勢いよく書いて、投稿へ。アレレレレ・・・・・消えちゃいました。で、
ンモー~~~ゥゥウ~なんてね。またもや2500文字が、ドロンパッ!
ワードに書き込んで、それをコピペすれば問題ないことは知ってます。
知ってるのよ。膨大な量は、とっくのとうにエッセイ集も何冊か出来るほど。
でも、駄文はこのパソコン上だけに留めて。
タイムリーな単語を遣うと、ビックリするほどヒット。そして、フムフム、
な~んだ、かしら?ま、全てご縁ですから。暇つぶしにでもどうぞ。

初めましてのお相手は、10名の方々でした。
地区センター勉強とスッパリ縁を切ったスペイン語レッスン。片道30分
弱の電車通学と決めました。いいわねえ、通学です、通学?若やぐ気分です。
この前は英検なんて受験したり、思ったより早く合否通知のハガキが、
どうでもいいダイレクトメールの陰にこっそり潜んでて、
「受かった。次は面接」って案内。
伊達に年取ってる訳じゃあないから、面接もなんとかこなせるでしょう。
ビビルなんて単語はありません。本番に強い女ですから、グァテマラも
イギリスも1人で行ってしまうのです。全ては私のせい!私の範疇!

"Hola !"
って、入っていらした先生は、前回見学させていただいたクラスと同じ先生
でした。今回もオブザーバーで、90分。
そして、このクラスでもついていけるかどうか?の日本語禁止、本場の
スペイン語授業。間違いなく始めのRと、文中のRRは巻き舌発音です。
外国人には、すべて、どこの言語も早く聞こえると言うけれど、尻込みして
ても始まらないし、思案しててもスキルアップにはならない。
後は「習うより慣れろ」の先人の言葉に添ってみようかしら?
で、決めたのです。スペイン人によるスペイン語の受講を。

表現・表情が豊かな彼女(先生)は、小柄な身体を使って、90分をこな
します。コショコショって、私語がどこかで、すかさず
"No japones! no! no!"・・・日本語はダメ、ダメ、ダメ!

さあ、覚悟を決めて、新しく挑戦です。
空白期間を除いても、足掛け5年になるスペイン語ですが、今回の2ヶ所の
クラス見学で、つくづく、しみじみ 感じた「今まで何やってたの?」。
無駄な、とは思いませんし、それは失礼な話です。けれども、遠回りした
かもしれないって、思ったのは事実です。

また新しい環境が出現です。動けばこその展開です。
横浜駅側の受講は、おまけ付き。駅を挟んだ向こう側に、相鉄ムービル、
映画館があるのです。嬉しい受講場所です。
いつか、字幕無しで観るのよ。 
エッ いつかとお化けは出たためしがないって? お黙り!

文月

2008-07-02 11:27:28 | Weblog
書き出すと止まらないこの頁。
昨日、ちょっと引っかっかっていたある言葉。
6月は「水無月」、7月は「???」こういうのは、すっきりしたい
じゃない?10月が「神無月」っていうのも面白いでしょう?神様達が
全員サミット(頂上)会議でお留守だからって「神のいない月」だって、
こういうお話が大好きなのよ。水だらけ(梅雨)の時期なのに「水無月」
だなんてね。 それで、7月は?・・・・・そうだ!何故だかは知らな
いけれど「文月(ふづき)」でした。ああやっとスッキリした今朝よ。
日本語の美しさ、奥行きの深い表現。私たちの財産!

筆も、万年筆も、まもなく筆記用具は過去のものになるかも知れない今。
私は、先頃ペン先交換をメーカーに依頼、今でも使っているウン十年使用
の万年筆があります。
まもなく100通になろうかというハガキに使っています。右隅にナンバー
を小さく書いています。相手は、姉の孫です。インターナショナルスクールに
通わせているらしい子ですが、私はしっかり漢字を遣って書きます。でも、
全てルビをふって、全部読めるようにしています。姪には、大きな地球儀と
百科事典(全巻)を買い与えるように言ってあります。それを見るような文面
のハガキです。「さあ、見てみましょうね!」「どこにある?その国は」って
調子の中身です。
その子(8才・9才?)への便りは、間がかなり空く事があっても、続ける
つもりです。「蘭君こんにちは」という書き出しで始まるハガキを。
ボールペンは使いません。事務仕事みたいで厭なのです。私信です。大事な
相手ですから、それは万年筆に限るのです。私の小さなこだわりです。
文月の今月、彼に何通書けるでしょう。小さな日々の出来事を、世界の大き
な出来事を、感情を記します。
ナイーブな男の子は、胸に深く重たいものを抱えます。吐き出す術を持ちません。
私は、小さなノックをするだけです、元気?って。それが彼に送るハガキです。
官製ハガキじゃあありません。必ず切手を貼って投函するハガキです。
これも小さなこだわりです。

今日もこれから、初体験をしに出かけます。
" Encantada, soy Leiko (Rはやめました)."の所へ出向きます。
「初めまして、レイコです」って。では、又!

今日も朝から

2008-07-01 22:53:16 | Weblog
いつもありがとうって言われました。
朝からい~いお話。ワカコサンのボランティア活動に対して、思いがけない
場所で、仲介組織のある方にお会いになられて言われましたって、私のメール
へのお返事にワカコサンから。
こういうお話は、私の心の栄養になるのです。ですから、私もありがとう!
朝から「ありがとう」って言葉を目にすることが出来るのは、幸せな事です。
1日が素敵に始まる予感がするのです。

私の唯一の包丁、しかも菜切り包丁1本で何もかも調理してます。
何の不自由もない台所仕事。その唯一の包丁の柄の部分がユルユルになって
しまって、ちょっと危険。
国道16号線沿いにある刃物製造販売所へ行ったのは1~2年前だったかしら?
小さな町工場風作業所へ、唯一の包丁を柄の部分交換と研いで貰いに行きま
した。次から次へ自宅の包丁の研ぎを頼みに。目の前に広げられる包丁は、
私が依頼した和包丁とは違う今風包丁です。錆びないそれです。
「お昼には使いたいのだけど、いつ伺ったらいい?」
「11時半ってとこだな」
あと1時間半。取り敢えず帰宅しましょう。

セニョール・ダンが、冷やし中華を作ってました。具が少ないのが、私の気
に入りません(大きなお世話ね)から、どいて!
金糸卵がなくちゃねえ。モヤシもさっと湯がいて、流水で冷ます。トマトも
薄切りにして、メンマも飾るわ。包丁は?冷凍品やパンを切る、ギザギザ歯
のそれを代用よ。ハムとキュウリもそれで切っていたセニョールでした。
それでいい!って、倹約?私からみれば、怠け者だわね。あるもので工夫創造
がお料理ですもの。高価な食材なんか要らないわ。あるものでいかに美味しく、
出来るだけ脳みそを働かすだけ。すると、・・・美味しい~~に出会えるわ。
だから、出来合いのものや、いかに楽するか、手抜きするかを考える人は
ある種の怠け者って思うの。

「研ぎ方があるのよねえ。まめに研いでいるけれど、す~ぐ切れ味が悪く
なるのよ」
「それは、聞いたからって出来るもんじゃあないね」
「すべからく、コツを掴む?体験・経験から掴むっきゃない?」
「その通り!」
ピッカピカ、新品同様に生まれ変わった我が愛用和包丁。
「ぺティナイフ位の大きさになるまで使うつもり。小さな菜切り包丁って。
だから、私と共に老いるのよ。お互い小さくなって。又伺います。宜しく。
ありがとうございました」
意匠登録している刃物屋さん。他人が作った物の批評はしないって言ってら
したけど、帰り際、
「いい包丁だよ、大事に使うといいよ」
「ありがとう!そうするわ」

イカが買ってありました。
1杯はイカそうめん、お刺身にして。ええ、折角の切れ味を試すには
イカそうめんなんて打って付けってね。万能ネギの小口切りも美しく切れて。
「女房と畳は新しい方がいい!」いいえ、それに「包丁も」ってね。
でも、こちらは新調しなくていい、マメに手入れしてって。セニョールは、
自分の晩酌に、お刺身を欠かしません。大根のツマは、卸し金でせっせと
自分で作ってます。私から見れば、おままごと遊びのようです。
が、研ぎたて包丁、しかも和包丁があるのですから、明日でも、カツラ向き
のツマを作りましょう。光り輝くツマです、カツラ剥きのそれは。

マリリンと夕方の散歩を済ませて、ばったり会ったご近所の若いお父さん。
厚木基地へお勤め彼とは、話が途切れません。サムプライムローン、石油
投機、アメリカ大統領、核、アジア、ロシアの2重権力、中国 ,民族気質 
など等。立ち話にしては、いつも彼との話はグローバルなのです。
アメリカがその辺の日本人より身近な存在として彼の側にあるのですから、
メディアを通して得る情報より、フレッシュな現実味を帯びたニュースが
聞けます。もちろんフリーな話題です。
「アジア圏構想は、真剣に考えたほうがいいかもねえ」
「でも、アジアに中東を入れるのは、ちょっと無理がある。あの地域は
又、別なくくりが必要」なんて、話は大きい方が面白い!
生臭い話は嫌いだけど、ちょっと俯瞰してるような気分で世界の動きを見
ていると、壮大なドラマが地球上で繰り広げられているような感じです。

話題は、広く大きくがいい!浮世の話も、グローバルなら、付き合えるわ。
ワカコサンのボランティアも、国際的な人との関りよ。そこに起こる問題
の通訳の依頼が舞い込むのよ。そのためにはもっとスキルアップをって、
決してお暇なマダムの片手間ボランティアなんかじゃあないのです。
病院へ、裁判所へ、はたまた刑務所へって、彼女に助けられているラテン人
はいっぱいの筈です。

今日もいい1日でした。
30代後半の自画像。悩み深き時代の顔がそこにありました。
今、自画像を描いたら、どこか吹っ切れたような顔に描けるような気がします。
久し振りに、絵筆を握ろうかしら?イーゼルは居間の隅に、いつでも取り掛か
れるようにキャンバスがセッティングされています。
最近、地区センター廊下の壁に、フッと引かれた1枚の油絵がありました。
趣味の会の生徒さんたちの力作。皆さんお上手ですが、その1枚の絵のように
私を引き付ける力を持つ作品には出会えてませんでした。講師の方の絵。
その1枚の絵は、素直で力強く、質感が見事に表現されていました。静物画。

年々、興味の対象が増えていきます。もう一度やり直そうというものまで。
直々個人指導を受けた絵画です。いえ、デッサンの明け暮れでした。正直
楽しくありませんでした。何かをつかめなかった、空回りの時間でした、
当時は。今となって、それが楽しく思い出されます。もう一度、取り組ん
でみようかしら、って思うほどに。

ありがとうという言葉に出会えた1日の始まりは、やっぱりありがとうで
締めくくります。梅雨の晴れ間は、お掃除にも力が入ります。しっかり掃除
機のかかった和室に座布団を並べ、お行儀の悪い読書へすぐ移行です。
真新しい包丁は、又お料理の楽しさを私に味わわせてくれることでしょう。

何の心配もなく、申し分のない生活を送れている私です。今日も健康でした。
若きお父さんと、グローバルなお話も出来ました。
穏やかな7月の始まりです。  ありがとう!