五月病、そして長崎の休日

2018-06-04 12:44:54 | 日記
 五月病というのは、新入学生か、新入社員のかかるものかと思っていたが、爺さんも襲われるものらしい。なんとない目標喪失感、気分の落ち込み、その結果、ビールに逃げ込むものだから、お腹周りだけが希望に膨らんでいる。年ごとに加齢により体力低下してるのに、走る距離は延びている。萩往還70、140、140、250、今年は、橘湾173㎞。が、今年は「博多~唐津jogtrip」も不参加。年ごとに回復が遅くなる。これが気分を抑え込む。

 5月31日 戸畑区夜宮公園散歩。花菖蒲は5分咲き。戸畑は、工場街で緑のあるところは少ないのだが、ここは鬱蒼とした森。高校生時分には、ここの土手で昼寝した。まだ花菖蒲は無くてただのどぶ池だった。近日にあやめ祭りとのこと。気持が昔の回想に向くのはいただけないが。

 その前に、5月26日 「アクロス福岡文化学び塾」にて、長崎歴史文化博物館・研究員 矢田純子さんの講演「写真発祥地の原風景長崎の見どころ」を拝聴。帰りに「大学的長崎ガイド こだわりの歩き方」(昭和堂)を購入。ひまに任せて読む。

 6月2日 長崎へ。長崎歴文で、明治150年記念特別展「写真で振り返る幕末・明治の長崎(副題)」観覧。へたな解説はしないけど、見がいがあります。夜、りかちゃん通りの平和楼へ、運よく客無しの一瞬、調理場からマスターが会釈してくれる。水餃子でゆっくりビール飲んでから、坦々麺、ゆったりと御馳走さん。

 6月3日 長崎県立美術館へ。戦没画学生慰霊美術館「無言館 祈りの絵」展の開幕。館主、窪島誠一郎氏の講演を聞く。氏の数奇な半生と、絵画との出会い、無言館へと至る歩みを、笑わせながらの語りに、涙する聴衆も。爺さんもウルッとした。

 東日本大震災、熊本地震、終息する見通しもない福島原発と、いろいろあるけども、戦後生まれの団塊世代など、戦乱に命の危険をさらした訳でなく、高度経済成長の波に乗って青春を送り、ここに至る。なにをやっとるかい、しかしか走れ、それしか楽しみを持たんなら!