トムソーヤーの冒険@嘉瀬川

2022-06-20 17:36:53 | 日記
6月20日 梅雨入りはしましたが、福岡では大した雨は降りませんね。県内、あちこちで取水制限の河川があるようです。

6月19日  「毎月フルマラソン@石井樋」に参加させていただきました。20km 2時間13分 スロージョグに毛の生えたくらい。も少し速く、せめてフルを、4時間30分のレベルまで戻したいものです。しかし、いつもながらこのコースは気持ちがいい。


さて、今日のメインの大冒険の始まり。子どものころみんな読んでた「トムソーヤーの冒険」に、ミシシッピー川を筏で下る場面がありましたね。爺さん、なにしろ玄界灘の小さな島の子ども、ちょろちょろ流れるのが“川”と思ってましたから、物心ついて初めて汽車(つまりSLのこと)に乗って遠賀川鉄橋を渡った記憶は今でも鮮明ですよ。長い長い鉄橋、真っ黒い川の流れ(分かる人も少ないでしょうね)。もちろん、ミシシッピ川なんて想像外ですよ。それでこちらは、嘉瀬川を、竹筏で渡ろうというプロジェクトであります!

筏は、佐賀大の佐藤先生の手作り力作であります。2ℓペットボトルをネットでまとめて、コース整備のために伐採した竹で組んだのにくくりつけて、この通り。何人乗れるか、は、やってみないと分からない。


 
現場は、主要地方道48号線名護屋橋の下。嘉瀬川左岸が出発点です。



竹の杭を打ち込んだ佐藤先生苦心の筏桟橋です。

ボードに乗って、筏のガイドロープを張りに行きます。若者たちの出番です。年寄りは、危ないことは致しません。

ボードは、正座しないと漕げないので、これが苦痛。ロープを右岸に引っ張てもらいます。ところが、右岸に設置してある滑車に通すのを指示ミスで、やり直し。足がしびれます。


爺さんは、ロープを繰り出す役目だったのだが、もつれさせてしまいました。


さて、筏降ろし。名護屋橋の欄干からロープを下げて釣り上げて水面へ、との企てでしたが、筏が重すぎました。投げおろして浮かべるだけならできたでしょうが、遊びが終わったら引き上げなければなりません。


ここで、思案のすえ、進水式は断念! 回収するときの足場がない、滑車で引き上げるのには重すぎる。泣く泣く(泣いてはいませんけど)撤収作業。ロープを巻き取ります。


進水せずに引き上げた筏とボード。


無念無念の次回期待です。しかし、
こんな究極の遊びをチョー真面目にやるって、ほんとに腹の底から楽しいですよ。次回までに、佐藤先生が、設計変更とか、いろいろ工夫していただけるでしょう!

 帰りは、お決まりの熊の川温泉で一風呂。いい休日でした。もっとも、毎日が日曜日ですけど。






青い海と、感動の巣立ち。

2022-06-13 12:57:28 | 日記
6月13日 梅雨入り3日目 雨の気配あるも小雨。青パトカー乗務、午前午後とも各1時間。疲れますなぁ。

6月12日 jogtrip「唐津鷹島54km」 am08;15~pm16;15 (epson君の計測では,54,36km 7;18;05 8,03/㎞)

 今回は、“走ろう”と思った。「橘湾岸スーパーマラニック」では、関門時刻をすれすれ通り抜けてゴールしたとはいえ、「完走した」という実感はない。ほとんど歩いたのだから。「萩往還」流に「完踏」が似合っている。「完了」という人もいるようだ。文字どおり、一歩も歩くことなくどこまで走れるのか。遅くてもいいのだ。その意味でウルトラマラソンを完走したのは、2014「四万十川ウルトラマラソン」(100km 12;52;49)のみ。あとはマラニックに移ったので、歩くのは当然のことなのであった。何故か、走りたくなったのであります。

 朝8時前、唐津城駐車場へ。カッパ先生、〇子先生、こっちゃんと同着。準備をしてスタート地点に行くと4~5人しかランナーがいない。みんな受付してそれぞれ出ていったとのこと。では、オレも行こうと、8;15スタート。とにかく、止まらないことを課題として坂を上っていく。
8kmオアシス。キタさんのホスト役エイド。橘湾でのお礼をして、河童巻き。すぐ出る。
 inanekoさんに追いつく。近況を少しお聞きして先へ。あれっ、こっちゃんが一人で前を行く。
15kmオアシス到着。コーセー先生がゲストのホスト役。これまた橘湾のお礼。なんと、北九州のN田さんがいらっしゃる。御年80歳。驚異的な体力と闘志。ご挨拶をする。

鷹島大橋が見えてくる。海が見えてくると気持ちがいい。道の駅「鷹ら島」のオアシス到着am11;15。23km3時間。結構です。お蕎麦が出てる。初めてと思うが、これは座ってしまう。ほんとに一息ついた、という感じ。いなり寿司は、復路に食べることにして島内へ。
 向こうからたにざきさん、ついで〇子先生が帰って来る。やっぱり速いじゃない! 海中ダムを折り返しての上り坂で、ついに歩いてしまう。

道の駅オアシスへ再び。

ここは、長崎県松浦市。名物の「アジフライ」のモニュメントがあるのだけれど、どう見ても頭をかじられたたいやき君に見えるのよね。(松浦市長さん、すみません。)


さぁ、帰ろうかと立ち上がると、inanekoさんが天井を見上げてつったったまま動かない
なんと、燕の巣立ちだったのだ。これは道の駅のひさしの下の巣。我々の休憩してたテラスのひさしまで2mか。その上で母燕(たぶん)がちっちっちと呼んでいる。子ツバメは5羽。1羽、2羽と飛び出てくる。inanekoさんが「、、、来てよかった、、、」とひとり呟いている。あと3羽、頑張れ!
 

燕一家には名残惜しいが、再スタート、帰路へ。上り坂でついつい歩く。まぁ、ハーフは完走したからいいじゃないかと、自分に甘い。
コーセー先生エイドで、冷たい手造りリンゴシロップ煮(何というのだろうね?)。熊本の大木さんがいらしたのだが、ご挨拶し損ねた。すみません。

45kmオアシス直前で、向こうから白いシャツの青年がやってくる。えっ、今から鷹島往復⁉ よっぽどの俊足ランナーか。近づくとなんと正体はカッパ先生
「どこへ行くんですか?」「エイドから一番近いバス停がそこ! 乗る?」(乗りませんよ!!)悪魔のささやきである。2018の時は、つい誘惑されてバスに乗ちゃったのよね。

エイドでキタさんと、秋の橘湾の準備など話して出る。後ろから来たバスの窓からお姉さんたちが顔を出して「がんばって~!」と声がかかる。手を振って応えるが、下りてこ~い!
リタイヤ者収容バスには、サロマ湖で乗ったが、何とも言えない雰囲気であった。窓の外に見えるランナーは見て見ぬふり。狸眠りや、悔しさや、後悔や、汗臭さや、、皆さん、無言なのであります。jogtripのお姉さま方は、明っかるいですね~。バスでもでんしゃでも船でも、何でもありですからね。

唐津城の通りに出てから猛ダッシュ。8時間ンは超えないぞ~! 間に合った。復路は歩きましたね。道端のなんでもない草草が美しくなる。

こうなると、もう駄目ですね。どこまでも自分に甘い爺さんでありました。