まったく走らない武雄嬉野路フルジョグトリップ

2022-11-28 10:49:37 | 日記
11月27日 「jogtrip武雄嬉野路42km」に参加してきました。なにしろ、橘湾岸で270km走ってから5日目、73歳の老体は、いまだにあちこちがきしんでおります。

朝8時集合。武雄市中央公園。変な動物をはじめ、久しぶりの再会です。


さっそく、無理やり、ラジオ体操第一をやらされます。で、スタート。みんな、素直に走り出すのですが、なんと武雄温泉駅に歩いて行く人達がいます。何でも西九州新幹線にのって、嬉野温泉駅へ、そこからコースに行くそうです。爺さんは、新幹線に乗る趣味はありませんンが、一緒に駅に向かいます。アミリン和尚が『勝手にやってください。』もう処置無し!と送り出します。

 爺さんは、駅前バス停から、祐徳バス「祐徳稲荷行き」に乗車、30分で「西山」到着。今日は、いつも嬉野を走るたびに、いつかはゆっくりと見物したいと思ってたところを歩くつもりです。

まず「志田焼の里博物館」 廃止になった窯元あとを整備したものです。


有田焼の近くだから、この辺の土を焼いていたのだろうと思っていましたが、なんと天草から陶石を運んでいたそうです。有明海から、塩田川を遡上して。塩田町は、川港として隆盛した。

暖かい秋の日のもと、塩田宿を歩きます。




Jogtripの22km地点のオアシスに着きます。一番乗り。当たり前です、逆進してますから。平戸蔦屋のみたらし団子。これは、最高ウに美味しい。



塩田宿で、出会った動物(?)たち。




ふたたび、塩田支所前からバスに乗る。嬉野温泉まで。ちょうど12時着。
嬉野元湯で、温泉豆腐定食。温泉で、ゆっくり身体を休ませる。いい湯だな!

バスで、武雄中央公園へ、14時30分到着。ゴール。このコース、時計回りは逆走だが、以前はこれでやっていた。どちら回りも、なかなか味がある。念願果たして、満足でした。

(追伸)橘湾岸スーパーマラニック敗戦記(2)は、いろいろと思うところを書こうとするのだが、なかなか考えもまとまらないので、もうしばらくお待ちくだされ。


ありがとう。橘湾岸スーパーマラニック敗戦記(1)

2022-11-24 15:04:08 | 日記
11月20~22日 長崎橘湾岸スーパーマラニック273 W276㎞部門に出走 269,7km小浜木塲チェックポイントにて関門時刻におよそ10分遅れ失格 57時間20分



記憶の薄れないうちに、時系列で書いてゆきます。どこを走るのか、興味のある方は、上記、マラニックのHPを参照してください。

過去の経験と、最近のマラソンの走り具合から、行程表を作りました。長崎市出島表門20日am07;00スタート173km小浜温泉までが前半戦、ここで仮眠をとります。小浜pm20;00に再スタートして、南回りに島原半島を半周し、雲仙温泉を越えて小浜へ、103kmが後半戦。

ポイントは、中継点の小浜温泉で、風呂、食事、1時間半程度の仮眠が取れる時刻に到着すること。ただし、後半戦に脚を残しておくこと。
とすると、小浜温泉には21日pm16;30着 33時間30分。


スタート地点で、長崎出身、京都在住の今坂さんと。


稲佐山、あぐりの丘、式見を抜け、女神大橋を渡る。


夕暮れの中を野母崎半島(長崎半島)を西下し、右手に軍艦島を眺めて、権現山頂へ pm18;40着 もうすでに暗闇である。腰に着けたライトで路面を照らしながら、さらに樺島灯台へ登り、樺島公民館エイドにて食事。pm21;36着。

次のエイド、川原老人の家に向かう。ここで、痛恨のコースアウト。前半戦の最大の難所、標高240mの急坂登り口へ左へ曲がるところを、直進し埋め立て地へ行ってしまう。何度も通ってハードな箇所だけに絶対間違えないはずなのだが。心はぽっきり。しかし、歩かないことには凍死するだけ。


峠を越えて、ひたすら走る。疲れた足で走れるのは下り坂しかない。
川原老人の家エイド 21日am01;05
茂木ハウスぶらぶらエイド am04;30
日見公園 am07;30
とんの山 am09;30
唐比 pm13;00

いよいよ、灼熱の千々和海岸かと思うと、工事中通行止めにつき、急遽、国道251線へ迂回、遠回り。
千々和海岸 pm14;10
小浜温泉和多屋旅館 pm16;10着。行程票では、16;30目標、上出来。風呂に入り、着換え、足にガーニーグーを塗りなおす。広間の板張りで仮眠

pm19;15起きる、食事。

南本町公民館前に移動し、pm20;00 再スタート。

原城天草四郎像でチェックして、観光駐車場エイド 22日am01;45着。小浜から30,2㎞をなんと5時間45分もかかった。眠気と足が動かない。この区間の遅さが、最大の敗因であろう。
 北九州の前田さんから、歩いていては、島原城にam07;00着は無理と言われる。
とにかく、必死に走る。

ふかえ道の駅エイド am05;46
島原城森岳公民館エイド am07;06着。行程票では、am06;00の予定であったが、1時間遅れ。ここの28㎞ほどの爺さんなりの激走が、身体に負担となったようだ。
エイドボラのうらっちから、この時刻なら大丈夫だよ、と励まされる。

平成新山展望展望公園への急坂は、とにかくキツイ。エイドには、なんと後田家のフェンダー君が来ていた。初対面、可愛い。眉山ロードの下りを遅いながらも止まらず走る。歩くと、腿がずきずきする。飛び上がると勾配で走りになる。

深江運動場 am11;10 頑張っても前に進まない。前田さんと、次の俵石展望所エイドは、パスするしかないですね、と交わす。

俵石展望所エイド。もう時刻を記録する余裕が無い。こっちゃんがエイドボラにいる。とっさの思い付きで、リュックを下ろして『ここに忘れ物をします。』
一言で、全てを理解してくれる。お菓子を1つ手渡してくれて『できるだけ軽い方が、、、』涙が出そうになる。ウエストポーチだけになって、片手に水のボトルをもってすぐに出る。
 
仁田峠別れのピークを超えて、何とか走ろうとする。身体が腰から右へ、くの字に曲がってきた。地獄の歩道に入る。階段に躓て転ぶ。観光客が、なんだろうと見ている。よろよろチェックポイントまで上る。

雲仙エイドで、『食べもの要りません。ジェルを持っているので大丈夫です。』

そこへウサミン到着
『腰が曲がって走れん。』
『そんなん、気のせい。』(気のせいで、こんなん起きるか!)
おんぶ~』(ゲッ)
『ちょっと立って。つま先あわせてな。エイッ!』
『ギャー! あらっぽいやっちゃな』
『治ったろ。』
『うん、、少しな』


『時間が迫っているから、足を止めないで』と送り出される。
トレイルに入る。枯葉と砂利に足を滑らせてこける。腹ばいになってようやく起き上がる。落ちていた木の枝を杖にして下る。3度転んだ。

舗装路を蛇行しながらも、なんとかよろよろ走る。

小浜木塲への林道入り口、pm15;30 関門時刻まで40分、あと5㎞。急坂の下りである。普通に走れれば、十分に余裕がある。『歩くと微妙です。早歩きで行ってください。』 ここでも転ぶ。道脇の木の枝を拾おうとして崖下側に落ちそうになる。ここで落ちると、銀さんの用意した霊きゅう車の世話になる。まだ、いやだ。
関門目指すランナーが、次々と駆け降りる。霧かずさんたちが『あと3kmです』と声をかけて行ってくれる。

最後尾ランナーとして小浜木塲到着。『どうしますか?』 ゴール目指して進んでもイイですよ、、ということだろう。ありがたい。しかし、あと6,3km、3時間かかってもゴールできるかどうか。そんな迷惑はかけられない。『タイムオーバーにしてください。』 爺さんの挑戦は終わった。


後田さんが、介助してくださって車に。関門を突破してゴールを目指すランナーが、にこやかに、又は疲れ切った様子で歩いている。南本町公民館に着く。(1)終わり。





嬉し恥ずかし2泊3日の温泉旅行へ

2022-11-18 09:57:02 | 日記
11月18日 福岡は秋晴れのようです。身近なところに秋の深まりを感じます。





 下関海響マラソンから帰っては、毎朝、「2週間天気予報」に一喜一憂しておりました。いよいよ、20日朝7時出発で、2泊3日の温泉旅行、長崎市出島表門橋から目指すは雲仙市小浜温泉。なにしろ、距離は276km、58時間の見込み。えっ、それ何?って。「崎橘湾岸スーパーマラニック」のことでございまする。なにしろ、自分の足で、2徹夜して、走ったり歩いたりしなければなりません。『いい年して何をやってるの⁉』はい、爺さんも、そう思います。でも、なぜか今の気分は、”嬉し恥ずかし”ワクワクなのですよ。

なんでこんなバカなことやるの? 320km部門を47時間で突っ走る若人もおれば、爺さんのようなヘロヘロ組も。320km部門48名中、70歳以上3名。276㎞部門53名中、70歳以上8名、最高齢は81歳の御大。それぞれのスタートと、それぞれのゴールがある。

主催者である銀蔵さんの歌
  
     年老いて無理はするなと言われても無理する遊びの捨てがたさよ

爺さんの返歌
     
     徹夜させ無理はするなと無理を言ふうねる路誘ふ意地の悪さよ
(おことわり。上3句は、何年か前のサラリーマン川柳にあったような。)

銀さんが、爺さんのために、救急車と霊柩車を用意して待ってくれているようですが、まぁ、丁重にお断りいたしますよ。まだまだ、この世には、面白いことがいっぱいのはずですからね。

 ここひと月、晩酌抜きであります。横で、くそ婆がうまそーに空けてますが、爺さんは、右のノンアルであります。くそばばぁめ!


 ではまだ、荷造りに抜かりなきように、頑張ります。


ああ、愛しの人よ。小浜温泉でお迎えしてくれませんかねぇ! 誰⁈

過ぎたるは猶及ばざるが如し

2022-11-06 21:17:47 | 日記
11月6日 日曜日 今日は、「下関海響マラソン2022」を走ってきました。


10月30日 下関の前に前週の「水と緑の久留米マラソン」で10kmを走りました。平戸から、jogtrip主宰のアミリン和尚も来てました。走りだすと、しばらくして、『爺さん、いつもこのくらい?』と和尚が聞きます。エプソン君を見ると、6,19/km。『ありゃ、速い』 ぴったり横について走るので、(昨夜は、飲んだくれて二日酔いのはず!)ちょっとバカにされてるのかと、カチ~ン! 爺さんは、少なくともランナーのつもりである。座禅組んでばかりの和尚もどきに並走されるとは、、、。
5kmで折り返して追い風、心持ち下りになってスピードアップしましたよ。ちょうど1時間。和尚は、後ろに置いてきた。ざまぁ見ろ。

 久留米走ろう会の皆さん。ありがとうございました。

当日、履いたシューズがこれ。onのオンラインショップで割引で出てた。フルマラソンまでは、ミズノのウエーブエアロ歴代を履いていたのだけど、新モデルはまったくイメージが変わってしまって手が出ない。ついついonに。ただ、これは、今は売ってないから型落ちアウトレットだったのだろう。ソールの間の黒い線は、カーボンプレートが入っている。サブ3くらいのランナー向けか、明らかに爺さんには、オーバースペックですね。久留米で、感じよかったので、下関も、これにしましたが、、、。


11月6日 下関海響マラソン

今年も、いい天気です。ただ、暑かった。
爺さんは、今回は、極めておとなしいいでたちです。


スタート。今年も、この方が。いいですねぇ。


すぐに5時間ペーサーのお嬢ちゃんたちに追いつきます。当然、ストーカーラン。いや違う。ペースを保って追走しただけです。


シューズは軽い、体も軽い。お嬢ちゃんたちに別れを告げて、前へ。20kmまでは、4時間30分は届かなくても、45分ンは楽勝だな!

ハーフを過ぎて、彦島大橋を登っている時、左足の裏がキリキリと痛みだした。土踏まずが痛いなら何度も経験あるが、中指の付け根からかかとに向けて直線に痛む。ソックスがよじれたか。ついでアキレス腱からふくらはぎに痛み、そしてピリピリ、釣りそうだ。こりゃあいかん、ここで故障すると、2週間後の「橘湾岸」に出走できんよ。
シューズの紐を緩め、「芍薬甘草湯」を飲んでみる。痛みをこらえてトボトボと進む。

25kmちょっと前、早くも折り返してきた女性ランナーから『えんどうさん、ファイト!』 胸がキュン、ジーンときた。元気を出して進む。

長州出島で折り返してひょろひょと帰る。36kmエイドで休んでると、大勢が走っていった。ゲッ、5時間ペーサーのお嬢ちゃんたちに抜かれてしまった。一生懸命ついていく。

ついにゴール。

『5時間まで、あと1分です。』のアナウンスが流れている、、、おお、無惨!

帰宅して、runnnetを開けてみると、4;55;13でした。昨年が、4;55;18なので、5秒更新ですが、、、😢

onのシューズは、爺さんにはオーバースペックだったようです。カーボンプレートの弾性による反発力に爺さんの足は耐えきれないようです。このシューズは、せいぜいハーフマラソンまでかもしれません。


Nちゃん、声をかけてくれて、ありがとう。この頃、会えてないので、走るのやめちゃったかなと、気になってました。感激でありました。

さて、いよいよ、「嬉し恥ずかし2泊3日の温泉旅行~目指すは小浜温泉」まで、2週間。ゆっくり疲労抜きです。いい天気になぁれ!