落ち武者狩り、、、いや、雇い止めか。

2021-05-13 21:16:08 | 日記
 もうひと月以上、更新していないのに、このブログを覗いてくださり誠にありがとうございます。

 5月13日 梅雨の走りの小雨を縫って久しぶりのスロージョグ。やはり気持ちがいい。が、これだけ休むと衰えが著しい。

 『男はつらいよ 番外編 ほそはぎ爺さんの巻』

お馴染みのプロローグであります。時は戦国時代末期、浪人中の老雑兵の話のようです。
 
 思えば、一昨年の秋の陣では、不覚であったなぁ、、、いざ出陣、原城へ夜討ち、朝日の登るころの島原城攻めには、老いたとはいえこの脚、突進し目にモノを見せてくれようぞ! と長崎を発ったものの、小浜湯の駒揃えさえにもたどり着けず、肩を落として、こっそりと帰還したのであった。このところ金環疫病の蔓延により各地の小競合いさえ消えたようだが、そろそろ天下分け目の秋の陣は波風が立って来たようだ。ひもじさをこらえ身体に鞭を撃ち、草鞋、行燈を新調し、今か今かと兵召集を心待ちにしていた。今度こそ先陣切ってとは参らぬにしても、凱旋し我が名を挙げ金龍の陣羽織を賜ろうではないか。、、、、、、が、届いた回状には、なんと「鈍馬鈍兵は、もはや帰参に及ばず。」
ガックリと崩れ落ちるほそはぎの爺さん。ああ、無情、、、


 ここで夢は切れて目が覚めると、足元にはグータラ娘が足だけ出していい気分で寝ております。

ムムム、人に世には「恩人には足を向けて寝られない」ということばがありますが、グータラ娘はなんとケツの穴を向け寝ているではありませんか。くっそー起きろと尻をけとばしたのであります。
 この秋、11月には、「橘湾岸スーパーマラニック」は隔年開催のW部門(276km)のはずでしたが、エントリー資格が厳しくなりあっけなく消えてしまいました。このところ家事に追われて全く走れていないので、この秋は無理だろうな、とは思っていましたが、こうあっさり切られると、いささか寂しいものであります。再起の余地はあるようだから「落武者狩り」というより「雇い止め」といったところでしょう。しょうがないのでふてて昼寝。足元にはシューズが文字どおりたなざらしであります。


 さて、本日のジョグ。マイコースにも季節の移ろいが鮮やかです。
スタートの町内の公園も銀杏、桜の青葉。

隣町内の街路樹、欅

ヤマボウシも。

那珂川緑地の桜は、緑のトンネル。

この木は、花が満開でしたが、何の木でしょうかね。ハゼかな。


やはり、外はいい気分でした。

 まぁ、これから、どうするかなぁ。走り始めて12年かぁ。楽しかったなぁ。「萩往還」に「橘湾岸」そして「みちのく津軽」。
家事に専念して一歩も戸外に出ない日が続いたりすると、このままフツーのお爺さんになるのかなぁ、とこれは恐怖です。何せ山西哲郎さんの『三途の川は走って渡ろう!』に共感していますから、このまま朽ちるわけにはいきません。何より来年2月に「姫路城マラソン」が開催されればエントリー権を持ち越しているし、6時間以内で完走すれば「生涯現役賞」をくれるというし、これはあきらめるわけにはいきません。そこで、まず11月に開催するという「下関海響マラソン」「福岡マラソン」の抽選にエントリーしました。下関辺りなら出かけられそうなものです。しっかし、爺さんは恐ろしくくじ運が悪いからなぁ、、、。